ヨナス・デ・ロック、シント・トロイデン新監督に就任 2017-18シーズン以来の復帰、46歳の経歴

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ベルギー1部シント・トロイデン(STVV)は11月6日、ヨナス・デ・ロック氏(46)がトップチームの新監督に就いたと発表した。2017-18シーズンにも同クラブを率いており、約8年ぶりの復帰となる。前任のフレデリック・デ・メイヤー監督はリーグ戦5連敗を受けて11月2日に解任されていた。チームには日本人選手8人が在籍する。
発表は11月6日、その日の午後に初練習
クラブの発表によると、デ・ロック氏は就任発表の当日午後、非公開で最初の練習を指揮した。クラブは「カナリア」の愛称にちなみ、古なじみがカナリアの巣へ帰ってくると復帰を伝えている。契約期間は公式発表にも主要な報道にも記されておらず、コーチングスタッフはあらためて発表される。
前任のデ・メイヤー氏は、マズー監督、ヴランケン監督の下でアシスタントコーチを務めたあと、今季から監督として指揮を執っていた。だが、リーグ戦で5連敗を喫し、11月2日に契約を解除された。立石敬之CEOは解任時のコメントで、内容の良い試合もあったとしながら、トップスポーツでは結果がすべてだと説明している。
デ・メイヤー氏の解任後、新監督が決まるまでの練習はアシスタントコーチが担当した。リーグ戦は11月6日の発表時点で2勝2分け6敗の15位に沈む。
対照的に、欧州の舞台では結果が出ている。UEFAカンファレンスリーグのリーグフェーズでは、10月15日(現地時間、以下同)にイベリア1999(ジョージア)を2-0で下し、10月22日には敵地でミッティラン(デンマーク)に1-0で勝利。11月5日のブラン(ノルウェー)戦は1-1の引き分けで、3試合を終えて2勝1分けと負けがない。
2017-18シーズンは39試合を指揮
デ・ロック氏とSTVVの縁は2017年夏にさかのぼる。この年の8月、STVVは開幕からわずか2試合で当時の監督を解任し、後任として招いたのが、ベルギーのアマチュア2部でベルヘム・スポルトを優勝に導いたばかりの37歳だった。1部リーグで監督を務めるのは、このときが初めて。
在任は1シーズンで、指揮した試合は39を数える。2018年夏にSTVVを離れ、デ・ロック氏はアンデルレヒトへ移った。
その短い在任期間に、クラブの今につながる出来事が重なる。2017年11月、DMMグループがSTVVの経営権を取得したと発表し、2018年1月にはアビスパ福岡から冨安健洋が加入した。日本企業による経営が始まったのは、デ・ロック氏が率いていたシーズンの途中だった。
本人もこのシーズンを良い思い出として語る。クラブの発表で、デ・ロック氏は2017年のSTVVが1部で監督を務める最初の機会をくれたクラブだと述べ、アンデルレヒトに2勝したこと、ホームでのダービーでの勝利、プレーオフでの好調な戦いぶりを挙げた。クラブのスタッフと気持ちよく仕事ができたことも、復帰を即決した理由だという。
アンデルレヒトでコンパニ氏を支え、ウェステルローを昇格へ
現役時代のデ・ロック氏はセンターバックだった。1979年12月20日生まれで、アントワープでプロとしての一歩を踏み出す。リールセ、ヘント、ドイツのアウクスブルクなどでプレーし、2013年に古巣アントワープへ戻った。引退後は下部リーグのクラブで指導者の道に入った。
指導者としての歩みは次の通り。
| 時期 | クラブ | 役職・主な出来事 |
|---|---|---|
| 2015-16シーズン | TSVリラ | 監督 |
| 2016-17シーズン | ベルヘム・ | 監督。アマチュア2部で優勝 |
| 2017年8月〜 | シント・ | 監督。1部で初めての監督業、 |
| 2018年〜 | アンデルレヒト | U-21監督を経てトップチームのアシスタントコーチ |
| 2021年5月〜 | ウェステルロー | 監督。就任1年目に2部で優勝し1部昇格 |
| 2024年6月〜 | アントワープ | 監督。プレーオフ1進出を決めたあと解任 |
| 2025年10月〜 | クラブ・ | 監督。UEFAユースリーグ準優勝 |
アンデルレヒトではフランキー・フェルカウテレン監督、ヴァンサン・コンパニ監督の下でアシスタントコーチを務めた。立石CEOも就任発表のコメントで、コンパニ氏のようなトップレベルの監督と仕事をした経験を評価している。
ウェステルローでは、2021-22シーズンに2部(当時の1Bプロリーグ)で優勝し、クラブを5年ぶりの1部へ戻した。アントワープでは、2024年6月にマルク・ファン・ボメル監督の後を継ぎ、上位6チームによるプレーオフ1への進出を確実にしながら、2025年3月3日に解任されている。
直近の仕事は、クラブ・ブルッヘのセカンドチーム「クラブNXT」の監督だった。2025年10月に就任し、2026年4月20日にスイスのローザンヌであった欧州の若手選手の大会、UEFAユースリーグの決勝に進んだ。レアル・マドリードと1-1で引き分け、PK戦の末に2-4で敗れて準優勝。一方、クラブNXTが戦う2部リーグでは下位に沈み、2026年7月に後任の監督が発表されて退任していた。
立石CEO「フィロソフィーを体現できる」
立石CEOは、前回の在籍時からデ・ロック氏を高く評価していたと明かした。その後も連絡を取り合っていたといい、「指導者としてさらなる成長を感じてきました」と語っている。
クラブの理念をよく理解し、ピッチ上で「フィロソフィーを体現できる」監督だという。戦術面に明るく、クラブとベルギー1部リーグを知り尽くした指揮官として迎えたことも強調した。目標は一日でも早く順位を上げることだ。
デ・ロック氏自身は、まずリーグ戦の現状を立て直し、STVVをあるべき位置へ戻したいと抱負を述べた。カンファレンスリーグの戦いについては、すばらしい物語が進んでいるところで、それを一緒に書き続けたいと話している。
8人の日本人選手、初陣は11月8日のホーム戦
デ・ロック氏が率いるチームには、クラブの公式サイトの選手一覧で8人の日本人選手が登録されている。
| 選手 | ポジション |
|---|---|
| 小久保玲央ブライアン | GK |
| 谷口彰悟 | DF |
| 高井幸大 | DF |
| 畑大雅 | DF |
| 石渡ネルソン | MF |
| 荒木遼太郎 | MF |
| 新川志音 | MF |
| 松澤海斗 | FW |
GKの小久保玲央ブライアンは9月の日本代表メンバーにも選ばれた。クラブの公式サイトは、敵地で1-0と勝ったミッティラン戦で小久保がゴールを守り抜いたと伝えている。
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デ・ロック氏がSTVVを率いていた2017-18シーズンは、DMMグループの経営が始まったばかりの時期だった。8年後の今、選手一覧に名を連ねる日本人は8人に上る。新監督のもとで出場機会や起用法がどう変わるかは、日本のファンにとっても気になる点になる。
再出発の舞台は、本拠地スタイエンで11月8日に迎えるズルテ・ワレヘム戦。デ・ロック氏は、日曜日に再びスタイエンに立つのが楽しみだと話している。この試合のあと、リーグは各国代表の活動期間に入る。中断期間を挟み、新しい指揮官がどこまでチームを立て直すのか、連敗を止める一戦が待つ。
[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]















































































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