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鳥山明さんの仕事場「バード・スタジオ」の建物、解体進む 『ドラゴンボール』生んだ清須市の「聖地」、元アシスタント「作品のほとんどはそこから」

鳥山明さんの仕事場「バード・スタジオ」の建物、解体進む 『ドラゴンボール』生んだ清須市の「聖地」、元アシスタント「作品のほとんどはそこから」

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漫画家の鳥山明さんが自宅兼仕事場としていた愛知県清須市の建物で、解体工事が進んでいる。工事は10月に始まり、大部分がすでに取り壊された。所属会社「バード・スタジオ」も置かれていた建物だ。

10月に工事が始まり、大部分はすでに取り壊された

鳥山さんは清須市の出身で、2024年3月に68歳で亡くなった。解体が進むのは、鳥山さんが長く自宅兼仕事場としてきた黄色い外観の建物だ。地元の人やファンの間では「聖地」として知られていた。

報道によると、工事が始まったのは10月。すでに建物の大部分がなくなっている。

2024年の死去、今年8月の会社移転、そして10月の着工

2024年3月に鳥山さんの訃報を伝えた発表は、バード・スタジオとカプセルコーポレーション・トーキョーの連名だった。発表では、葬儀を近親者で済ませたことを伝え、家族への取材を控えるよう求めている。

建物に置かれていたバード・スタジオは、2026年8月に清須市から東京へ移った。工事が始まったのは、移転の翌々月にあたる10月だ。

清須市の永田純夫市長は「取り壊しは鳥山先生のご家族によって決定されたものと拝察する」とコメントしている。解体の理由を説明する公式の発表は、11月3日時点で確認できない。

元アシスタントが語る「作品のほとんどはそこから」

鳥山さんは1978年に「週刊少年ジャンプ」でデビューし、1980年に『Dr.スランプ』の連載を始めた。1984年から1995年まで連載した『ドラゴンボール』は世界的な人気作となり、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターデザインも手がけている。2026年7月には、米国の漫画賞「アイズナー賞」の殿堂入りが発表された。

関連記事:永井豪さんと鳥山明さんがアイズナー賞殿堂入り 歴代日本人10人と選考条件を整理

その創作を近くで見てきた一人が、元アシスタントのイラストレーター、まつやまたかしさん(68)だ。報道の取材に「鳥山さんの作品のほとんどはそこから生まれている。自分の働いていた場所でもあり悲しい」と胸の内を明かした。一方で「住宅街なので博物館にするというのも難しかったと思うし、仕方ない」とも受け止め、「記憶の中で残っていけば」と続けている。

地元の記憶も残る。近所に住む60代の女性は報道の取材に「穏やかな先生で動物がすごく好きだった」「外国人もよく見に来ていた」と語り、市のシンボルだった建物の解体を惜しんだ。

市の広報紙にも、鳥山さんとのつながりが記されている。清須市は2025年7月の市制20周年を前に、鳥山さんがデザインした周年記念ロゴを使うPR事業を2024年7月に始めていた。

SNSには、職場がなくなることをつらく思う投稿や、世界の漫画文化にとって重要な場所だったとする投稿も見られる。

市長「静謐な環境で工事が完了することを見守りたい」

清須市の永田市長は「市としてはご意向を尊重し、静謐(せいひつ)な環境で工事が完了することを見守りたい」とコメントした。工事の完了時期や跡地の扱いについて、公式の発表は確認できない。

SNSには、読者やファンとして、工事中の現地を訪ねず、写真も広めないよう呼びかける投稿も見られる。工事が終わった後も、観光目的の訪問は控えてほしいとしている。建物があるのは住宅街で、周りには今も人の暮らしがある。

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[文/構成 by ライター あおい りんご]

寄稿者

あおいりんご
はじめまして、ライターの「あおいりんご」です。
ライター歴は通算8年。途中2年間、別業界での実務経験を経て、再び執筆の世界に戻ってきました。アニメや漫画、ゲームの新作・配信の話題、ゲーム実況者のニュース、気になる食べ物の新商品などを担当しています。アイドルやキャラクターとのコラボ商品・グッズの最新情報も追いかけています。
アニメや漫画、食べ物、ゲーム実況が大好き。公式の発表で確かめた日程や内容を先にまとめ、ファンが「知りたかった!」と思うことから順番に、分かりやすく熱くお届けします。

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