女子プロテスト2026最終、11月3日に静ヒルズで開幕 102人が挑み20位タイまで合格

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日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の2026年最終プロテストが11月3日、茨城県常陸大宮市の静ヒルズカントリークラブで始まる。6日までの4日間、72ホールのストロークプレーで争い、上位20位タイまでが合格。出場するのは、10月29日時点で102人だ。全米女子アマ準優勝の岩永杏奈や、韓国ツアー通算20勝のパク・ミンジも名を連ねた。
4日間72ホール、合格ラインは「20位タイ」
舞台の静ヒルズカントリークラブは、6,462ヤード、パー72のセッティング。JLPGAが11月2日に出した案内によると、競技は11月3日から6日までの4日間。72ホールのストロークプレーで、最終日を終えた時点のスコア上位20位タイまでが合格となる。第3日を終えた時点で80位タイまで、または20位のスコアから8打差以内の選手のうち、人数の多い方が最終日に進む。2025年は85人が最終日に進んだ。
合格の枠は人数で決まっていない。20位に何人が並ぶかで合格者数が変わるため、年によって20人を超える。第1位で合格した選手には、2026年クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージの出場資格が与えられる。QTは翌シーズンのツアー出場の優先順位を決める予選会で、トップ合格はその最終段階へ直接進める特典だ。
第1日は1番と10番の両方から午前8時にスタートし、11分おきに各組が出て、最終組は午前10時12分に出る。26組の組み合わせはJLPGAが11月2日に発表しており、名を連ねた選手はちょうど102人だった。
最終プロテストは観戦できない。各日の成績はJLPGAのウェブサイトのスコア速報で伝えられる。
受験者762人から102人へ、3段階の関門
JLPGAのプロテストは、第1次予選、第2次予選、最終プロテストの3段階で行われる。JLPGAによると、2026年度の受験者は総数で762人。7月に6地区で1次予選、9月に3地区で2次予選があり、勝ち抜いた選手と予選を免除された選手を合わせた102人(10月29日時点)が最後の4日間に進んだ。
2次予選の各地区でトップ通過したのは次の3人だった。
| 地区・会場 | トップ通過 | 通算スコア |
|---|---|---|
| A地区 | 飯島早織 | 9アンダー |
| B地区 | パク・ミンジ | 19アンダー |
| C地区 | 中嶋月葉 | 9アンダー |
合格者は2023年から2025年まで毎年20人台(21〜26人)にとどまっている。2025年は、受験者全体に対する合格率が2.9%だったとJLPGAは伝えている。
狭き門は、過去3年の結果を並べるとよく分かる。
| 年度 | 会場 | 出場者 | 合格者(合格ライン) | トップ合格 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 | 101人 | 21人 | 清本美波 |
| 2024年 | 大洗ゴルフ倶楽部 | 105人 | 26人 | 寺岡沙弥香 |
| 2025年 | JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 | 106人 | 22人 | 伊藤愛華 |
2025年は伊藤とジ・ユアイ(中国)が通算15アンダーで並び、最終日のスコアで上回った伊藤が第1位となった。2024年のトップ合格の寺岡は、前の2年にいずれも1打足りず落選した末の3度目の挑戦だった。
一度で通る選手ばかりではない。JLPGAの2025年最終プロテストの成績と2026年第1日の組み合わせを照らし合わせると、1年前の最終プロテストにも出場していた選手が30人ほどいる。再挑戦組がおよそ3割を占める計算だ。
全米女子アマ準優勝の岩永杏奈は「ぶっつけ本番」
最も注目を集める一人が、大阪桐蔭高等学校3年の岩永杏奈(17)だ。8月の全米女子アマチュア選手権で決勝まで勝ち上がり、36ホールの決勝でアスタリスク・タリー(米国)に敗れて準優勝となった。
岩永はJGAナショナルチームのメンバーなどの資格で1次・2次予選を免除されており、最終プロテストが初めての受験になる。2025年11月には、ステップ・アップ・ツアーの明治安田レディスオープンゴルフトーナメントを16歳のアマチュアで制した。同ツアーでアマチュアが勝ったのは史上8人目だった。2026年6月の日本女子アマチュアゴルフ選手権では3位に入っている。
その日本女子アマを通算12アンダーで制したのが、長澤愛羅だ。6月、北海道ブルックスカントリークラブで18歳の初優勝。7月のレギュラーツアー、資生堂・JAL レディスオープンでも第2ラウンドを終えて首位に並んだ。最終日は通算12アンダーで並んだツアー史上最多の7人によるプレーオフに進み、アマチュアながら最後まで優勝を争った。プレーオフは2ホール目で倉林紅に敗れた。長澤は2025年の最終プロテストにも出場しており、2026年は再挑戦の年になる。
飛ばし屋の後藤あい、姉を追う荒木七海
兵庫県の松蔭高等学校3年、後藤あい(17)も1次・2次予選を免除されて最終から受験する。2025年10月のステップ・アップ・ツアー、Sky レディスABC杯を16歳のアマチュアで制し、同ツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たした。
武器は飛距離だ。2025年9月、レギュラーツアーの大会期間中に開かれたドライビング女王コンテストで277.8ヤードを記録し、アマチュアとして初めて優勝している。2026年10月のSky レディスABC杯では2位タイに入り、大会連覇には2打届かなかった。
関連記事:後藤あい、Sky レディスABC杯2位でステップ史上初のアマ連覇ならず 17歳・兵庫の松蔭高3年、11月の最終プロテストへ
同じ大会で2位タイに並んだのが、19歳の荒木七海だ。10月1日に開幕した日本女子オープンでは、アマチュアながら6アンダー64をマークし、阿部未悠と並ぶ首位で発進した。2025年の最終プロテストは通算4オーバーの40位タイで、合格ラインのイーブンパーに4打届かなかった。姉の荒木優奈は2024年の最終プロテストに合格し、ツアーで戦う。第1日、荒木七海は午前8時に1番から出る第1組に入った。
関連記事:荒木七海、日本女子オープン初日に6アンダー64で阿部未悠と並び首位発進 19歳アマチュア、昨年の最終プロテストは合格ラインに4打届かず 姉・荒木優奈は2オーバー
韓国ツアー20勝のパク・ミンジが同じ組に
第1組には、もう一人の目を引く名前がある。韓国女子ツアー(KLPGA)通算20勝のパク・ミンジだ。2021年と2022年に2年連続で韓国ツアーの賞金女王に輝いた実力者が、日本のプロテストを2次予選から受けている(1次予選は免除)。
9月1日から4日まで静岡県の葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コースで行われた2次予選B地区では、4日間すべて60台で回った。通算19アンダーで、2位に3打差をつけるトップ通過だった。
受験の理由について、パクは韓国メディアの取材に、すぐ日本ツアーに移るつもりはないとしつつ、1歳でも若いうちに資格を取っておきたいと話していた。韓国の報道によると、主な舞台はこれからも韓国ツアーに置く考えだという。プロテストに合格しても、日本で試合に出る機会を広げるには、プロテストの後に行われるQTで上位に入る必要がある。
第1日の第1組は、荒木七海、松永王花、パク・ミンジ、杉原彩花の4人で回る。
第3日と最終日はYouTubeで無料ライブ配信
会場で見られない代わりに、JLPGAは第3日の11月5日と最終日の6日、公式YouTubeチャンネルで無料のライブ配信を予定している。5日は午前7時50分から午後3時30分まで、6日は午前7時20分から午後3時までで、最終日は合格者全員のインタビューまで延長する。中継するのは1番、8番、9番、10番、15番、17番、18番の7ホール。定点カメラでの撮影で、実況や解説はなく現地の音声で届ける。配信は2023年に始まり、4年目を迎えた。
4日間を終えた6日の夕方、20位タイの線の内側に何人が残るか。トップ合格争いに加え、合格ライン上の1打をめぐる攻防が最後まで続く。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]













































































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