今津慶介、日本ハム育成ドラフト5位に「身が引き締まる思いです」 出身高校は旭川東高等学校

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日本ハムから育成ドラフト5位で指名された慶應義塾大学の今津慶介内野手が10月31日、横浜市内の慶大グラウンドで球団の指名あいさつを受けた。北海道旭川市出身で、出身高校は北海道旭川東高等学校。「身が引き締まる思いです」と話し、まずは支配下登録を目指す考えを示した。
今津慶介が10月31日に指名あいさつ、まずは支配下登録へ
慶應義塾大学の主将を務める今津慶介(21)のもとを訪れたのは、日本ハムの大渕隆GM補佐兼スカウト部長と山本一徳スカウトの2人だった。あいさつを終えた今津は「身が引き締まる思いです」と口にし、プロとしての生活や心構えについて話を聞いたと明かしている。
球団公式サイトのプロフィールでは、ポジションは内野手で右投げ両打ち。身長178センチ、体重78キロ、2004年11月3日生まれの21歳だ。
目標ははっきりしている。今津は「支配下に登録されることを目標に、がむしゃらにやっていきたい」と語り、自身の持ち味については「バッティングが一番の武器」と強調した。ここ一番で「勝負を決める1本を打てる選手」になりたいという。
山本スカウトの評価は「勝負強いバッティングと、エネルギッシュなプレースタイル」。何かやってくれそうな雰囲気も魅力に挙げた。
日本ハムの2026年ドラフト、今津は10人目の指名
ドラフト会議は10月22日に東京都内で開かれた。日本ハムは支配下で5人、育成で5人の計10人の交渉権を手にしている。支配下は5人のうち4人が高校生で、1位は山梨学院高の菰田陽生だった。
| 区分・順位 | 選手 | ポジション | 所属 |
|---|---|---|---|
| 支配下1位 | 菰田陽生 | 投手 | 山梨学院高校 |
| 支配下2位 | 牟禮翔 | 外野手 | 九州国際大学付属高校 |
| 支配下3位 | 末吉良丞 | 投手 | 沖縄尚学高校 |
| 支配下4位 | 加藤宇 | 投手 | 明星大学 |
| 支配下5位 | 岡本翔斗 | 投手 | 香里丘高校 |
| 育成1位 | 岡田光平 | 外野手 | 大阪工業大学 |
| 育成2位 | 藤井悠貴 | 投手 | 新宮高校 |
| 育成3位 | 半杭奏太 | 内野手 | 東京農業大学第二高校 |
| 育成4位 | 小島慎也 | 内野手 | 東北福祉大学 |
| 育成5位 | 今津慶介 | 内野手 | 慶應義塾大学 |
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今津の名前が呼ばれたのは、日本ハムの指名の最後だった。支配下の指名で名前は挙がらず、育成ドラフトに入っても待つ時間が続いた末の指名となる。待っている間には、チームメートから最下位からの方が自分らしいと声をかけられ、指名を信じていたという。
育成選手は、1軍の試合に出られる支配下登録選手(上限70人)とは別の枠で契約する選手だ。2軍の試合で結果を残し、支配下登録を勝ち取れば1軍の舞台に立てる。今津が最初に掲げた目標も、この支配下登録だった。
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北海道旭川東高等学校で主将、53年ぶりの決勝へ
今津の原点は旭川にある。北海道旭川東高等学校は旭川市内の公立校で、今津は1年秋からベンチに入り、2年秋に主将を任された。
チームが大きく勝ち進んだのは3年夏の2022年だった。北北海道大会で旭川東は勝ち進み、準決勝で滝川西を7-5で下す。決勝進出は53年ぶり11度目のことだった。
だが、決勝は旭川大高(現・旭川志峯)に1-7で敗れ、準優勝に終わる。旭川東はこれまで甲子園に出場したことがなく、初の甲子園はこのときもかなわなかった。
今津が卒業した後の2023年11月4日と5日には、イチロー氏が旭川東の野球部を訪れ、2日間にわたって指導した。公立校から甲子園初出場を目指す挑戦は、後輩たちに受け継がれている。
2026年のドラフトでは、北海道にゆかりのある選手がほかにも指名された。小樽双葉高校の近藤琉唯斗投手はオリックスから4位、日本製鉄室蘭シャークスの石澤大和投手はヤクルトから6位、北海高校出身で仙台大学の井尻琉斗捕手はオリックスから育成2位で名前を呼ばれている。地元の日本ハムからは、旭川東出身の今津が指名を受けた。
公立校の主将として北北海道の決勝まで勝ち上がった今津は、慶應義塾大学でも主将を任された。
慶應義塾大学で主将、春のリーグ優勝とベストナイン
高校卒業後は慶應義塾大学総合政策学部に進んだ。入学当初から主力だったわけではなく、リーグ戦に初めて出場したのは2年春。3年春に右翼のレギュラーをつかみ、4年春からは二塁へ本格的に移った。
2025年12月19日、慶大野球部は新チームの幹部を発表し、今津が主将に就いた。副将は上田太陽、寳田裕椰、広池浩成の3人。将来の夢に総理大臣を挙げてきた今津の就任に、慶大の先輩にあたる常松広太郎はSNSで、主将から首相へと期待を寄せた。
主将就任前の慶大は苦しい時期にあった。遊撃手でベストナインに選ばれた林純司は、大学の発表へのコメントで、3季連続5位の悔しさから日本一を目標に掲げてキャンプに臨んだと明かしている。
迎えた2026年の春季リーグで、慶大は首位のまま5月30日からの最終週、早慶戦に臨んだ。勝ち点を取れば2023年秋以来の優勝が決まる一戦で、今津は平常心でプレーし、最大限の力を出すことに集中すると話していた。
結果は5季ぶり41度目の優勝。今津は13試合で打率3割2分7厘、2本塁打を記録し、リーグ最多の15打点を挙げて二塁手のベストナインに選ばれた。慶應義塾大学の発表によると、ベストナインには慶大から5人が入っている。
今津は大学を通じて出したコメントで、前年までの悔しい結果を受けて「全員が同じ方向を向いて戦えるチームをつくる」ことを意識してきたと説明した。春にあと一歩届かなかった日本一をつかみたいとも記している。
6月8日から14日の全日本大学野球選手権でも慶大は決勝まで勝ち進み、準優勝となった。侍ジャパン大学日本代表にも内野手で選ばれ、7月に台湾の台中で開かれた大学野球の国際大会WCBCに臨んだ。日本はこの大会の初代王者となった。
秋季リーグはまだ終わっていない。慶大は優勝の可能性を残して11月7日からの早慶戦に臨む予定で、今津は学生野球をやり切りたいと話し、今は早慶戦のことで頭がいっぱいだという。
旭川で育った日本ハムファン、地元球団で恩返しへ
今津は幼いころから日本ハムのファンを公言してきた。小学生のころは旭川スタルヒン球場の三塁側で、大谷翔平が先発した試合を見ていたという。マスコットのB・Bのグッズを持っていたことも明かしている。
家族は政治の世界に身を置く。父は旭川市の今津寛介市長、祖父は元衆院議員の今津寛氏だ。今津自身も将来の夢として「内閣総理大臣」を挙げてきたが、まずは野球選手として一花咲かせたいと語り、当面は野球に専念する考えを示した。
慶大で同じ4年生の渡辺和大投手も、ソフトバンクから3位で指名されている。高松商業高校出身の左腕で、最速151キロの直球とスライダーを武器に東京六大学で2度の最優秀防御率に輝いた。今津はこの同期と1軍の舞台で対戦する姿を思い描いて練習したいと話した。
指名あいさつでは、地元の人たちの応援があって今の自分があるとして、プロでも活躍して恩返しをしたいとの思いも語っている。
旭川で日本ハムを応援してきた少年が、今度は地元の球団のユニホームを着る。今後の契約交渉を経て、育成選手としてのプロ生活が始まる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 高瀬翔吾]











































































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