安達祐実さん、蒼井優さんと広瀬すずさんが女優を目指すきっかけに 『家なき子』など3作品

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
蒼井優(40)と広瀬すず(28)が、Netflix公式ポッドキャスト「ポッドフリックス -秘密の発信局-」で、役者を志すきっかけに安達祐実(44)の名前をそろって挙げた。蒼井が挙げたのは『家なき子』と『REX 恐竜物語』、広瀬は『積木くずし真相』。ひと回り以上年の離れた2人の答えが重なり、MC徳井義実も驚いた。
蒼井優と広瀬すずが同じ名前を挙げた配信回
2人が出演したのは、8月8日に公開された「ポッドフリックス -秘密の発信局-」の回だった。Netflixが運営する公式のビデオポッドキャストで、この日のMCはチュートリアルの徳井義実が務めている。8日から16日まで開かれている企画「NETFLIX 夏語り 2026」の特別週にあたり、2人はNetflixシリーズ『ガス人間』の出演者として招かれた。
1時間を超える配信の終盤、話は2人の原点に移った。役者を目指すきっかけになった人物を問われ、先に答えたのが蒼井だった。挙げたのは安達祐実の名前。日本テレビ系のドラマ『家なき子』(1994年)と映画『REX 恐竜物語』(93年)を子どものころに見ていたと明かし、当時の気持ちをこう語った。
「子供ながらに頑張っている子供を見るのが好きでした。それを見て応援するのがすごい好き」
続いて広瀬も、同じ名前を口にした。ただし挙げた作品は違い、2005年放送の『積木くずし真相』だった。ひと回り以上年の離れた2人が別々の作品から同じ俳優にたどり着く流れに、徳井も驚いていた。では、その3本はどんな作品だったのか。
2歳で芸能界に入った安達祐実が残した3本
安達は1981年9月14日生まれ、東京都出身。2歳のときにキッズモデルとして芸能活動を始め、キャリアは40年を超えた。
映画デビューは1993年7月3日に公開された『REX 恐竜物語』だった。角川春樹が監督を務め、松竹が配給した1本で、安達が演じたのは原生林の洞窟で凍った恐竜の卵を見つける少女・立野千恵。孵化した恐竜レックスと少女の間に育った信頼は、商業利用をもくろむ大人たちの事情に引き裂かれていく。蒼井が「頑張っている子供」と呼んだ姿は、この作品の千恵とも重なった。
翌94年4月から7月にかけて、日本テレビの「土曜グランド劇場」で全12話の『家なき子』が流れた。企画・原案は野島伸司が手がけている。安達が演じた相沢すずは、酒に溺れて暴力をふるう養父(内藤剛志)と、重い病で入院する母(田中好子)を抱えた小学生だった。母の手術費を作るために盗みへ手を伸ばし、貧しさを理由に同級生から冷たい目を向けられる。そこまで追い詰められた末に周囲へ投げつけたのが「同情するなら金をくれ」だった。この一言は同じ年の第11回新語・流行語大賞で年間大賞に選ばれ、シリーズの平均視聴率は24.7%、最終回は37.2%まで伸びている。
3本目の『積木くずし真相〜あの家族、その後の悲劇〜』は、フジテレビが2005年9月2日と3日の前後編で流したドラマだった。俳優の穂積隆信が自身の家族について書いた著書がもとになっており、舘ひろしと杉田かおるが両親を、安達が非行に走る娘を演じている。娘の逮捕や両親の離婚など、一度は世間の関心を集めた家族が壊れていく過程を追った。
布団のすき間から1時間、広瀬すずが見た芝居
蒼井は1985年8月17日生まれ、福岡県出身。1999年にミュージカル『アニー』でデビューし、2001年公開の映画『リリイ・シュシュのすべて』でスクリーンに立った。『家なき子』が流れていた94年は、まだ8歳だった。少し年上の相沢すず(安達祐実)がテレビの中で戦う姿を、画面のこちら側から応援していたことになる。
広瀬が生まれたのは1998年6月19日、静岡県の出身だ。2012年に雑誌『Seventeen』のモデルオーディションでグランプリに選ばれ、翌13年のドラマ『幽かな彼女』で俳優として歩き出した。『積木くずし真相』と出会ったのは、広瀬の記憶では保育園のころ、初めて友達の家に泊まった夜だという。子どもたちは先に寝るよう言われて布団に入ったものの、大人たちが見ている画面から目を離せなくなった。
「寝ている振りをしているんだけど、布団のすき間から見て、1時間丸々見たのを覚えている。そこから積み木くずしが大好きになった。お芝居ってすごいな、演技ってこうなんだというのを子供ながらに思ったのを今、すごい思い出しました」
寝たふりをしてまで見続けた1時間が、のちに映画『海街diary』(2015年)で数々の新人賞を受ける俳優の入り口になった。
四姉妹から動画配信者へ、2人が重ねてきた共演
蒼井と広瀬が同じ現場に立つのは『ガス人間』が最初ではない。2025年1月に配信が始まったNetflixシリーズ『阿修羅のごとく』では、向田邦子の原作を是枝裕和が監督し、竹沢家の四姉妹のうち三女・滝子を蒼井、四女・咲子を広瀬が演じている。父の隠し事が姉妹の関係を揺らしていく全7話だった。
2026年7月2日に配信が始まった『ガス人間』は、Netflixと東宝が組んだ全8話のシリーズだ。人が膨らんで破裂する連続殺人を追う刑事・岡本賢治(小栗旬)と、事件を追う報道記者・甲野京子(蒼井優)が物語の軸になり、オカルト・都市伝説系チャンネル「フジタとカホの恐怖地帯」を配信する兄妹、藤川富士太(林遣都)と藤川華歩(広瀬すず)が第1話から事件に巻き込まれていく。
関連記事:「このイケメン誰?」Netflix『ガス人間』で俳優デビューしたUTA(内田雅樂)とは何者か 189cm・パリコレモデル・芸能一家…知れば知るほど規格外な28歳
公開収録は8月13日、夏語りは16日まで
「NETFLIX 夏語り 2026」は16日まで続く。13日午後7時からは番組として初の公開収録が組まれ、YouTubeとXで生配信される。特別週のゲストには、屋外無料ライブ「Love Like Aloha vol.7」からaiko、ガールズグループHANAのKOHARUとNAOKOらも並ぶ。
2人が名前を挙げた安達のほうは、今も現場に立ち続けている。2026年4月期のドラマ『時光代理人』(東海テレビ・フジテレビ系)では第1話にゲストとして登場し、後悔を抱えた母親を演じた。2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にも出ている。子役時代の3本は、30年前後を経て後輩たちの口から語り直された。
関連記事:永尾柚乃の天才エピソードがすごい 安達祐実「アドバイス不要」安藤サクラ「尊敬する」バカリズム「最初から完成されていた」――大人が認めた”普通の子役との違い”
2025年9月には、テレビ朝日系ドラマ『誘拐の日』で共演した子役・永尾柚乃(当時8歳)について、安達が「柚乃ちゃんにはアドバイスが必要ない。そのままでいてほしい」と語り、かつて自分が置かれた場所に立つ後輩を評価している。テレビの前で安達の芝居を見ていた2人は、いま同じ画面の向こう側で主演を張る立場に回った。夏語りの配信は16日まで続き、13日の公開収録を含めた残りの回でも、出演者が自分の一本を語っていく。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]




































































コメントはこちら