令和ロマン・くるま監督『BREAK SHOT』東京・渋谷ほかで7月31日公開「メガホンを取りました」児玉智洋も絶賛

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令和ロマン・くるまの初監督作『BREAK SHOT』が7月31日より東京・渋谷ほか全国で劇場公開される。全編ドライブレコーダー視点で描かれた18分の短編映画で、サルゴリラ・児玉智洋が主演を務め、オダギリジョーや高良健吾、森川葵ら豪華キャストが出演。児玉は自身も多大な信頼を寄せるくるまの初監督作に”メガホンを取りました”と絶賛している。
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くるま初監督作『BREAK SHOT』7月31日に渋谷で劇場公開
お笑いコンビ”令和ロマン”の髙比良くるま(監督名義:くるま)が初監督・脚本を手がけた短編映画『BREAK SHOT』が7月31日より東京・CINE QUINTO(シネクイント)ほか全国で順次公開される。今年5月16日に横浜・Kアリーナで開催された令和ロマンの単独ライブで突如サプライズ公開となった本作は、ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2026で特別上映された後、一般向けの劇場公開が決定した。
全編ドライブレコーダー視点で撮影された本作は、深夜の高速道路の渋滞を舞台に、複数の車内で繰り広げられる会話や出来事を定点から観察する群像劇。自動運転が標準化された2045年を設定に、やがて玉突き事故へと至る顛末を描く18分のブラックコメディだ。主演を務めるのはお笑いコンビ”サルゴリラ”の児玉智洋。週刊誌の記者で一児の父親という役を演じた。共演には、売れっ子女性俳優のマネージャー役のオダギリジョー、芸能人カップル役の高良健吾と森川葵、YouTuberグループを演じた前田旺志郎、高橋侃、遠藤雄斗のほか、くるま自身も出演。松井ケムリ、浅野千鶴、楠田悠人も参加した。
くるまは映画製作について「面白くしたくて、劇中の会話を速く、自然にしよう、最低限の台本、稽古を経て本番でもアドリブ奨励、都度修正。ドラレコという固定画角は舞台のようで、ありったけの愚か≒ボケを詰め込みました。漫才しか考えてこなかったので映画も漫才になってしまいました」と振り返った。
児玉智洋が出演に対し”くるまがメガホンを取りました”と絶賛
主演を務めた児玉は、くるまの初監督作に出演できたことについて、公式コメントで「こんにちは。主演の児玉智洋です。今回、くるまの初監督作品に出れてもう本当に嬉しいです。くるまがメガホンを取りました。メガホンを取りそうだなと思ってはいましたが、本当に取りました。くるまといるとワクワクします。尊敬してます。もう止まらないです。凄いたくさん映画を撮って欲しいです。僕も負けじと頑張らなくっちゃ!」と述べた。
児玉は撮影を振り返り、「演出するときにくるま自身が役を演じながらイメージを共有してくれるので、めちゃくちゃやりやすかったです」とインタビューで語った。また映画と漫才の違いについては「リハーサルや稽古が少ないことに驚いた」と指摘。「芸人は何度も練習を重ねるけれど、映画はその場の一発勝負。その瞬発力が新鮮だった」と映像表現の特性を評価した。
6月8日に開催されたSSFF & ASIA 2026での特別上映後のトークイベントでは、児玉の冗談めいた発言が会場を笑わせた。「ちゃんと映画ですね」と述べ、さらに「主演だった(笑)!?」と投げかけて爆笑を呼んだ。くるま監督も「児玉さんをちょっとおちょくりたいから、児玉さん界隈が盛り上がったらいいなと思って主演にした」と冗談交じりに語りつつ、児玉への信頼がにじみ出た。
漫才の経験をベースにした映像表現への挑戦
くるまが映画監督に挑戦した背景には、M-1グランプリで連覇を果たした後の模索があった。今年のKアリーナの単独ライブで幕間映像を用意する際に、「せっかくでかい会場で予算もあるし、それをスケールアップしてやってみたらどうか」という思いから企画が動き出した。最初のコンセプトは、「何も知らないケムリを内緒で映画に出すドッキリ動画」だったという。
だが、プロデューサーの雨無麻友子が関わることで、企画は本格的な映画制作へと進化した。オダギリジョー、高良健吾ら豪華キャストが集結し、「あれ、これちゃんとした映画じゃん」とくるま自身も驚くほどの規模に成長した。
映画製作の面白さについて、くるま監督は「そもそも自分が置かれた状況が”東京ですごい高いダウンを着て歩いてる”みたいに常にオーバースペックな状態なので、もう俺が現場で何を言っても大丈夫だったってことです」と述べ、プロフェッショナルなスタッフに囲まれることの心強さを語った。一方で「難しかったのは撮影のあとの編集作業。膨大なパズルみたいで、”このシーンとこのシーンを並び替えるべきか”とか、”これ以上変えられない”みたいな場面もあった」と編集の複雑さを明かした。
編集の大変さは、漫才と映像表現の根本的な違いを象徴している。漫才では舞台の上で繰り返し演じることで精度を高めるが、映画ではその時々の偶発性や選択肢が後から大きく作品の質を左右する。その意味で、くるまは新しい表現領域で試行錯誤を重ねることになった。
全国拡大公開と関係者からの期待
くるまによる初監督作の発表当初から、映画業界やお笑い関係者からの期待が高まっていた。児玉も「目当てつけてください」とSNSでフォローを呼びかけ、作品への注目を集めた。5月16日の単独ライブでのサプライズ公開後、反響の大きさを受けて、劇場公開が4大都市へと拡大することが決定した。
7月31日の渋谷シネクイント以降、8月14日にはアップリンク吉祥寺とアップリンク京都で、8月15日には名古屋・シネマスコーレと大阪・第七藝術劇場での公開が予定されている。また公開初日の31日には、くるま監督とオダギリジョー、高良健吾、神保悟志が登壇するスペシャルトークイベントがシネクイントで開催される。その後も各地でトークイベント付き上映が企画されており、カンタ(水溜りボンド)やプロデューサー・雨無麻友子の登壇も予定されている。
メイキングドキュメンタリー『KURUMA : The Road to BREAK SHOT』も制作されており、渋谷シネクイントでの上映が決定。くるまの初監督の裏側に迫る映像も公開され、本作への関心がさらに深まることが期待される。
くるまが見据える今後のクリエイティブ活動
くるま監督は今後について「お笑いをサークル時代も含めて10年くらいやってきて、一定の結果が出たとき、これを何かに活かさないといけないなっていう感覚になっちゃう。自分の場合は、このパワーを別の場所でも使えたほうが、やっている意義があるなと思ってしまう」と述べ、映画制作と漫才の両立を視野に入れた活動展開を示唆した。相方とも相談し、相方が各地で活動する一方でくるまが”作る”側に回る、劇団かもめんたるのようなスタイルを目指していると語った。
児玉も「もう主演をやることはないだろうから、僕は一生君(くるま)を手放さない」と熱いメッセージを送るなど、くるまの映画監督としての第一歩への期待と信頼が示されている。また児玉は「くるまには本当にどんどんいろんな挑戦をやってほしいですよ。僕もお芝居にすごく興味があってやってみたいと思っているし。”児玉を世界へ”で頑張ってほしいですよ」と呼びかけた。
本作は、お笑いの世界から映像表現へと活動を拡張する若き才能の確実な足跡を記す作品となるだろう。くるまが漫才で培った会話の”間”や空気感が、映像という新しい舞台で、どのように磨き上げられているのか。劇場での体験が、今から待たれている。
[文/構成 by たかなし もか]


































































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