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【何があった?】新劇場版ケロロ軍曹がひどいと話題に 小栗旬「思い入れなし」発言&福田監督”作品の私物化”にファン激怒

【何があった?】新劇場版ケロロ軍曹がひどいと話題に 小栗旬「思い入れなし」発言&福田監督”作品の私物化”にファン激怒

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16年ぶりとなる劇場版「ケロロ軍曹」が2026年6月26日に公開され、公開初日からレビューサイトに批判が殺到した。脚本・総監督を務めた福田雄一監督(57)が自身の過去作品「銀魂」「勇者ヨシヒコ」「変態仮面」のキャラクターを計12名登場させる演出が批判を浴び、公式は「進撃の巨人」パロディをめぐっても謝罪。映画.comの初日平均評価は1.5、Filmarksは2.1にとどまった。

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公開初日に映画.com1.5、Filmarks2.1の評価に

「新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!」が6月26日、全国の映画館で公開された。吉崎観音原作の漫画「ケロロ軍曹」のアニメ化20周年記念プロジェクトの一環で、劇場版としては2010年公開の前作から約16年ぶりの新作だ。

脚本・総監督は、実写映画「銀魂」シリーズやドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズを手がけた福田雄一が担当。声優には小栗旬(43)、菅田将暉(33)、橋本環奈(27)ら豪華キャストが名を連ね、公開前から注目を集めていた。

ところが、公開初日の19時時点で映画.comの平均評価は1.5、Filmarksは2.1を記録した。前作「超劇場版ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」のFilmarks平均が3.6だったことを考えると、大きな落差だ。

なぜ批判を受けたのか。12人の”福田組”がケロロの世界に登場

批判が集中した最大の理由は、出演者のキャスティングとその演出にある。

福田監督は、自身が監督を務めた過去作品から、それぞれの役柄のまま計12人を声優として登場させた。山田孝之(42)がヨシヒコ、鈴木亮平(43)がHK、小栗旬が坂田銀時、菅田将暉が志村新八、橋本環奈が神楽という配役で、それぞれ「勇者ヨシヒコ」「HK/変態仮面」「銀魂」の実写作品そのままの役柄でケロロの世界に登場する。

ここで問題になったのが”宣伝と中身のギャップ”だ。12人という豪華な顔ぶれはプロモーションの中心に据えられていたが、鑑賞したファンからは「109分の上映時間のうち、福田組だけが登場するシーンは3箇所にとどまる」という指摘がXに相次いだ。

宣伝では主役級の扱いを受けたキャストが、本編ではごく限られた場面にしか現れない。「主客逆転している」という批判が広がったのはこの構図からだ。

そしてファンが反発したのは登場時間だけではなく、その”質”にもあった。Xでは「他人原作の作品を私物化して泥を塗るのもいい加減にして欲しい」「あくまでケロロ軍曹の映画が観たかったのであって、福田監督の映画が観たかったわけではない」といった投稿が相次いだ。

また、旧キャスト声優陣にとって今作が最後の作品にあたる点も、批判の背景にある。渡辺久美子が演じてきたケロロ軍曹など、長年シリーズを支えてきた声優陣は2026年秋放送の新TVアニメ「ケロロ軍曹☆」よりキャストが一新されることが決定しており、ファンにとってはいわば”お別れの一作”だった。

小栗旬の”銀時風”コメントが新たな批判を招く

公開当日、坂田銀時役の小栗旬が寄せたコメントも、別の火種となった。

「ただ、出ろ、やれ、皆集まったんだから。って言われたんでしぶしぶやりました。なので、なんの思い入れもありません。ただただ、お邪魔しちゃってすいません。きっとヒットするんだろうから、もっとお金ください」

坂田銀時というキャラクターはぶっきらぼうな言動で知られており、ねとらぼの報道によればコメントは”キャラに沿って”表現されたものだという。だが、ケロロファンには届かなかった。「こんな言われ方して悲しい」「何の思い入れもなくても言わなくていいよ」「もっと言葉を選ぶべきでは」という反発がXに続出し、「オタク、キレてます」という見出しでねとらぼが記事化した。

一方で「銀時のキャラとしてのコメントだから問題ない」とする擁護も一部にあり、受け取り方は分かれている。

謝罪声明が公開の前日に出た理由

実はこの騒動、公開当日だけで完結しなかった。

バンダイナムコフィルムワークスとバンダイナムコピクチャーズは公開前日の6月25日、公式サイトで謝罪声明を公開していた。作品内の演出が権利者の意向に反していたことを認めた内容で、「進撃の巨人」については事前に権利者から明確な不可の意思表示があったにもかかわらず、「弊社内の深刻な伝達不備により制作を進行していた」と説明した。

声明では「作品をつくり、守る企業として、本来果たすべき責任に対し、真摯かつ十分な配慮ができていなかった点を重く受け止めております」と謝罪。なお「本件は、劇場アニメ制作スタッフの皆様、ケロロ軍曹原作者様ならびに編集部様は一切関与しておりません」とも明記した。公開前夜に謝罪が出た映画がそのまま劇場公開に踏み切るという、異例の滑り出しだった。

「血も涙もない」元放送作家の指摘がXで拡散

騒動は批評家サイドにも飛び火した。

元放送作家の長谷川良品氏は6月27日、自身のXを更新。「あそこまでの原作解体は原作に思い入れがないから出来るのも事実。躊躇がない。血も涙もない」と福田監督の手法を批評した。「もはやコメディ出身の外様が上から目線で横入り『俺様が面白くしてやる』は受け入れられない」とも語っている。

Xではこの発言を引用したリポストが相次ぎ、「原作リスペクト」「私物化」というワードがトレンドに入った。映画・アニメ専門メディアにとどまらず、一般エンタメメディアでも取り上げられる展開となった。

2026年秋に新TVアニメ。この騒動が影を落とすか

一連の批判を受け、シリーズの今後に目が向く。

バンダイナムコピクチャーズはすでに、2026年秋放送の新TVアニメ「ケロロ軍曹☆」を発表している。公式サイトには「ケロロと冬樹たちの出会い。原点から再び動き出す新たな物語」とあり、キャスト全員を一新して再スタートを切る。長年のファンにとって旧キャストの区切りとなる今作が大きな批判を受けた状況が、新シリーズのスタートにどう影響するかは未知数だ。

製作サイドが今回の声明で強調したのは「再発防止に向けた社内チェック体制の見直し」だった。批判の矛先は福田監督個人だけでなく、そうした演出を認めた製作体制にも向かっている。原作ファンが何を求めていたか。それは「ケロロの世界での、ケロロの物語」だったと、Xに残る多くの投稿が示している。

[文/構成 by さとう つづり]

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