唐田えりかが韓国人のジヒョン役、知英が日本人の菜々子役 日韓合作映画「過怠」の特報が公開

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
唐田えりかさんと知英さんがダブル主演を務める日韓合作映画「過怠」の特報とティザービジュアルが公開された。公開日は2027年2月5日。唐田さんが韓国人のジヒョン役、知英さんが日本人の菜々子役を演じる異例のキャスティングだ。原作は谷村志穂さんの同名小説で、監督は山本英さんが務める。
唐田えりかと知英がダブル主演、役柄を入れ替える異例のキャスティング
女優の唐田えりかさん(28)とKARAのメンバーで女優の知英さん(32)が、映画「過怠(かたい)」でダブル主演することが2026年9月8日、発表された。あわせて特報とティザービジュアルが披露され、キャストと関係者のコメントも公開された。公開は2027年2月5日、全国の劇場で上映される。
唐田さんが演じるのは、日本の大学に留学している韓国人のジヒョン。知的で芯の強い女性という設定だ。知英さんが演じる菜々子は、医学を学びながら自らの未来を見つめる日本人で、ジヒョンとは対照的な快活で社交的な性格として描かれる。日本人の唐田さんが韓国人役を、韓国出身の知英さんが日本人役を演じる役柄の入れ替えは、日韓合作映画としても異例のキャスティングとなった。監督は「熱のあとに」(2024年)の山本英さん、脚本は鈴木すみれさんが手がけている。
受精卵の取り違いから交錯する2つの運命、原作は谷村志穂の同名小説
物語の背景にあるのは、最先端の生殖医療をめぐる「ひとつの過ち」だ。原作は、「海猫」「余命」など家族や愛、人生の機微を描いてきた作家・谷村志穂さん(63)の同名小説。受精卵の取り違いで、日本と韓国という異なる国にルーツを持つことになった2人の女性の運命が交錯していく様子を描く。
日本に留学中のジヒョン(唐田)は、異国での新しい生活を送りながら、言葉にできない思いを心の奥底に抱えていた。そんな時に出会ったのが、対照的な性格の菜々子(知英)だった。2人は次第に心を通わせ、かけがえのない友人となっていく。一方の菜々子は、母との関係にどこか埋められない距離を感じながら日々を過ごしていたが、ある日、自らの出生にまつわる思いもよらない事実に直面する。それこそが、最先端の生殖医療をめぐる「ひとつの過ち」から始まったものだった。
タイトルの「過怠」は「あやまち、かしつ」を意味する言葉だという。血のつながりとは何なのか、本当の家族とは何なのか。そして自分はいったい何者なのか。生殖医療で生じたひとつの過ちが、やがて2人の人生を大きく揺さぶり、それぞれが抱えていた記憶を浮かび上がらせていく物語となっている。
唐田えりかと知英、原作者・監督が撮影への思いを語る
唐田さんは、韓国人役を演じるのは今回が初めてだという。「今回、韓国人の役を初めて演じさせていただき、韓国語の発音など、準備の段階から新しく挑戦することがたくさんありました」と振り返った。ジヒョンについては、自分の出生に隠された事実を知り「自分は誰なのか」「家族とは何なのか」と向き合っていく役柄だと説明し、「私自身も、自分だったらどうするだろうと考えながら演じました」と続けた。
知英さんは、「私が演じた菜々子は、日本で生まれ育ったけれど、実はDNAは韓国人だった女の子です」とコメント。自分は本当はどこにいるべきなのか、何が自分自身をつくっているのか——そうした葛藤を抱える役柄だと語り、共演した唐田さんとの出会いについては、もう一つの家族に出会うことでもあると感じたという。「起きてしまった出来事は悲しいけれど、その出来事があったからこそ生まれた出会いもある」とも語っている。
原作者の谷村さんは「医療は日進月歩、そこには人間の叡智、努力、野心、患者を救いたいという願い、多くの医療従事者の思いが込められています」とし、小説では許されない過ちに医療の側からアプローチしたと説明した。映画版については、主人公たちの「この先どう生きていくか」が丁寧に描かれていると評価している。山本監督は、谷村さんの原作を読んだ際に「物語ももちろんですが、そこに描かれる人々の機微がとても美しかったことをよく覚えています」と振り返り、「生活の中から漏れ出る、その人の痕跡のようなもの。映画でもその美しさを描いていけるよう、素晴らしいキャスト、スタッフの皆さまに囲まれながら一緒に努めていきました」と続けた。
唐田えりかと知英、それぞれの横顔
唐田さんは以前から韓国語を学んでおり、日常会話には支障がないというレベルまで習得していた。イ・ビョンホンさんら人気俳優が所属する韓国の芸能事務所にも所属し、韓国ドラマ「アスダル年代記」シリーズなどに出演してきた実績がある。最近は女子プロレスラー・長与千種さんを演じたNetflixシリーズ「極悪女王」で10キロの増量に挑んだことでも注目され、2026年7月には染谷将太さん主演のホラー映画「チルド」にも出演した。
知英さんは、KARAの追加メンバーとして2008年に「Rock U」でデビューし、後の代表曲「ミスター」のヒップダンスで脚光を浴びた。2014年からは「知英」名義で日本でも女優活動を開始し、映画「暗殺教室」シリーズやテレビ朝日系ドラマ「民王」などに出演。日本語の演技力も評価されてきた。2024年公開の映画「ラブリセット 30日後、離婚します」にも出演しており、日韓を行き来しながら活動の幅を広げている。
特報が描く「入れ替わった運命」、来年2月に全国公開
ティザービジュアルは、同じ車の後部座席に並びながらそれぞれ異なる方向を見つめるジヒョンと菜々子の姿を切り取ったもの。淡いブルーに包まれた2人の間には、タイトルの「過怠」と、副題にあたる「The Intertwining(絡み合う)」の文字が配置され、「生まれる前に運命が」「入れ替わってしまった——。」というコピーが添えられている。
特報では、心の奥底に言葉にできない思いを抱えながら日常を過ごすジヒョンの姿や、母との関係に距離を感じていることを吐露する菜々子の姿が映し出される。「受精卵の取り違いが……」と静かに紡がれる言葉とともに、2人の女性それぞれの時間が交錯し、物語の輪郭が少しずつ浮かび上がってくる構成だ。
映画「過怠」は2027年2月5日、全国公開される。異例のキャスティングに挑んだ2人が、それぞれの答えを見つけていく物語だ。公開までの続報が待たれる。
[文/構成 by MediaDogs編集部]
















































































コメントはこちら