長澤愛羅、女子プロテストに通算15アンダーでトップ合格 日本女子アマ優勝の18歳

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2026年のJLPGA最終プロテストが11月7日に最終ラウンドを終え、18歳の長澤愛羅が通算15アンダーでトップ合格を決めた。2位とは5打差。今年6月に日本女子アマチュアゴルフ選手権を制したナショナルチームのメンバーで、昨年は5打及ばず不合格だった。2度目の挑戦で、1次テストから計762人が受けた試験の最上位に立った。
最終日67で2位に5打差、通算15アンダーの1位
最終プロテストは茨城県常陸大宮市の静ヒルズカントリークラブ(6462ヤード、パー72)で4日間72ホールの日程で行われた。当初は11月3日から6日の予定だったが、第3ラウンドが順延となり、最終ラウンドは11月7日にずれ込んだ。
首位タイから出た長澤は5バーディー、ノーボギーの67で回り、通算15アンダー、273ストロークまで伸ばした。初日は70で13位タイ。そこから3日続けて60台をそろえた。最終日にプレーした80人の中で、ボギーを打たなかったのは長澤ただ一人だったという。
合格ラインは20位タイ以内で、通算1アンダーの19位タイまでの21人が合格した。21人は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の会員資格を手にした。762人のうち21人という数字は、合格率にして3%に届かない。
関連記事:女子プロテスト2026最終、11月3日に静ヒルズで開幕 102人が挑み20位タイまで合格
上位の顔ぶれは次のとおり。
| 順位 | 選手 | 通算スコア |
|---|---|---|
| 1位 | 長澤愛羅 | 15アンダー |
| 2位 | 谷田侑里香 | 10アンダー |
| 3位タイ | 岩永杏奈 | 8アンダー |
| 3位タイ | 後藤あい | 8アンダー |
| 5位 | イム・ | 7アンダー |
| 6位タイ | 新垣くらら、 | 5アンダー |
1位合格者には、来季のツアー出場資格を争うクォリファイングトーナメント(QT)のファイナルステージ(最終予選会)から出場できる資格が与えられる。長澤は1次予選会を経ず、最終予選会から来季の出場権争いに加わる。同じテストでは、女子プロの神谷そらの妹・神谷ももも通算2アンダーの14位タイで合格した。
日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームで長澤とともに活動する2人も上位で通過した。8月の全米女子アマチュア選手権で準優勝した17歳の岩永杏奈と、今年の日本ジュニア女子15〜17歳の部を制した17歳の後藤あいは、ともに一発合格。後藤は、プロの選手などから受かって当然と見られていたことが大きなプレッシャーだったと明かしている。
「やり切りました」 4日間の自己採点は100点
ラウンド後、長澤は「やり切りました」と口にし、4日間の出来を問われると「100点」と答えた。JLPGAが公表した本人のコメントでも、最初の一言は「4日間、100点のゴルフでした」。最終日を前に、コーチと、打つ前にしっかり決断してから振り抜くという目標を立て、それができたと振り返った。
緊張は初日がピークだった。初日にとても緊張したぶん、それ以上に緊張する場面はもうないと思えたといい、重圧を良い緊張感に変えた。トップ合格を目標に掲げて臨んでおり、その目標どおりの結果となった。
JLPGAのコメントでは、この1年をこう語っている。「この1年間プロテストに合格したい気持ちで過ごしてきたので、合格できて本当にうれしいですし、ホッとしています」。さらに、メンタル面と技術を磨き、トレーニングに打ち込んだ1年を踏まえて「むしろ昨年は不合格で良かったなと思います」とも続けた。
昨年46位で不合格、1年で変えたもの
時計の針を1年戻す。ルネサンス高等学校の3年生だった2025年、長澤は初めて最終プロテストに挑み、通算5オーバーの46位で合格ラインに5打届かなかった。
そこから掲げたのは、落ちて良かったと思えるような1年にするという目標。本格的なトレーニングを始めるとスイングが安定し、ショットの精度が上がった。長年の課題だったアプローチとパッティングも鍛え直し、本人は「1年で変わった」と手応えを口にしている。
成長は今季の成績にはっきり表れた。
| 時期 | 大会 | 成績 |
|---|---|---|
| 4月 | オーガスタナショナル女子アマチュア | 19位タイ |
| 6月 | 宮里藍 | 10位タイ |
| 6月 | 日本女子アマチュアゴルフ選手権 | 優勝 |
| 7月 | 資生堂・ | 7人のプレーオフで敗退 |
| 11月 | JLPGA最終プロテスト | 1位合格 |
6月のサントリーレディスでは最終日にショットインのイーグルとホールインワンを続け、アマチュアとして初めての2ホール連続イーグルを記録した。翌週、北海道ブルックスカントリークラブで行われた第67回日本女子アマでは、最終日に大会ベストの66をマークし、2打差を逆転して初優勝。日本ジュニアの12〜14歳の部(2022年)、15〜17歳の部(2024年)に続く3つ目の日本タイトルだった。
海外の舞台も早くから踏んでいる。2025年には全米女子オープンの日本地区予選を突破し、本戦に出場した。今年4月には米ジョージア州のオーガスタナショナル女子アマチュアに出て、最終日にマスターズの舞台オーガスタナショナルGCを回っている。
7月の資生堂・JALレディスでは、ツアー史上最多となる7人のプレーオフに進んだ。2ホール目で2メートルのパットを外し、アマチュア優勝には届かなかった。長澤は後に、勝てばプロになれただけに悔しかったと明かす一方、トレーニングを始めて半年ほどで準備ができていなかったとも話している。9月30日から10月3日まで愛知県の春日井カントリークラブで行われたアジア大会のゴルフ競技にも日本代表として出場し、個人9位タイで日本勢最上位だった。
叔父の背中を追った山梨出身の18歳
長澤は2007年11月17日生まれ、山梨県南巨摩郡身延町の出身。身長164センチで、ルネサンス高等学校を経て、現在は日本ウェルネススポーツ大学の1年生だ。
ゴルフを始めたのは7歳のとき。叔父で男子プロの長澤奨の試合を幼い頃から観戦していたことがきっかけで、自然にクラブを握るようになったという。奨とは互いのキャディを務めた間柄でもある。トレードマークのタイトなポニーテールは中学時代から母が編み続けてくれているといい、合格を最初に伝えたい相手にも母を挙げたという。
目標は永久シード、次はQTファイナルへ
プロとしての目標に、長澤は「永久シード」を掲げた。ツアー通算30勝で得られる資格で、今年の日本女子オープンで申ジエ(韓国)が手にした姿に心を動かされたという。永久シードを「かっこいい」と言い、自分の目標の一つだと話す。海外への関心も口にしながら、日本のツアーの方が自分に合っているとの考えを示している。
JLPGAのコメントでは「今後は皆さんから応援していただける愛されるプロゴルファーになりたいです」と語った。日本女子アマ優勝の直後にも、同じ趣旨の言葉で将来像を語っていた。
次の舞台はQTのファイナルステージで、ここでの順位が来季の出場機会を左右する。トップ合格という目標をかなえた喜びを口にしつつ、QTファイナルに向けてもしっかり準備したいと話した。合格したその日から、視線は次の戦いに向かう。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]












































































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