天皇賞・秋2026に17頭が登録、クロワデュノールが春秋連覇へ 出走予定馬の顔ぶれ

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JRAは10月18日、11月1日に東京競馬場で行われる第174回天皇賞・秋(GI、芝2000m)の特別登録馬を発表した。登録は17頭で、フルゲートの18頭に届かず、全頭に出走のチャンスがある。5月に天皇賞・春を勝ったクロワデュノールは、C.デムーロ騎手との新コンビで同じ年の春秋連覇を狙う。昨年の覇者マスカレードボールも名を連ね、秋の古馬中距離の主役がそろった。
11月1日の東京芝2000m、登録17頭の内訳
天皇賞・秋は3歳以上の馬が出走できる東京・芝2000mのGIで、発走は11月1日15時40分の予定だ。負担重量は定量で、登録馬では4歳以上の牡馬が58キロ、5歳牝馬のレガレイラと3歳牡馬のリアライズシリウスが56キロとなる。
登録馬の顔ぶれは、10月16日時点で報じられていた想定の17頭と同じだった。登録段階なので、回避や枠順は今後決まる。以下の表の騎手は10月19日時点で報じられている予定で、正式には10月29日に公開予定の出馬表で決まる。
| 馬名 | 性齢 | 騎手(予定) | 前走(着順) |
|---|---|---|---|
| エルトンバローズ | 牡6 | 松若風馬 | 毎日王冠(9着) |
| クロワデュノール | 牡4 | C.デムーロ | 宝塚記念(2着) |
| コスモキュランダ | 牡5 | 横山武史 | オールカマー(11着) |
| サクラファレル | 牡4 | 佐々木大輔 | 札幌記念(2着) |
| シェイクユアハート | 牡6 | 古川吉洋 | 札幌記念(1着) |
| シャンパンカラー | 牡6 | 内田博幸 | 毎日王冠(13着) |
| ジュンブロッサム | 牡7 | 杉原誠人 | オクトーバーS(3着) |
| ジョバンニ | 牡4 | 松山弘平 | チャレンジC(1着) |
| セイウンハーデス | 牡7 | 幸英明 | 毎日王冠(1着) |
| タガノデュード | 牡5 | M.デムーロ | チャレンジC(11着) |
| ダノンデサイル | 牡5 | 戸崎圭太 | 宝塚記念(3着) |
| ネブラディスク | 牡4 | 川田将雅 | 博多S・3勝クラス(1着) |
| ホウオウビスケッツ | 牡6 | 岩田康誠 | 毎日王冠(2着) |
| マスカレードボール | 牡4 | C.ルメール | キングジョージ6世&QES・英国(7着) |
| リアライズシリウス | 牡3 | 津村明秀 | 毎日王冠(7着) |
| レガレイラ | 牝5 | 未定 | オールカマー(4着) |
| レディネス | 牡4 | 横山典弘 | 毎日王冠(3着) |
GI勝ちのある馬は、クロワデュノールとマスカレードボールのほか、2024年の日本ダービーと2025年のドバイシーマクラシックを勝ったダノンデサイル、2023年のホープフルS、2024年の有馬記念、2025年のエリザベス女王杯を勝ったレガレイラ、2023年のNHKマイルCを勝ったシャンパンカラーがいる。
クロワデュノール、春2冠から宝塚記念2着を経て
クロワデュノール(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)は2025年の日本ダービー馬だ。2026年は4月5日の大阪杯でメイショウタバルを3/4馬身差で退けると、5月3日の天皇賞・春(京都・芝3200m)では12番人気のヴェルテンベルクとの写真判定をハナ差で制した。初めての長距離戦を勝ち切り、GIは通算4勝目。父キタサンブラックとの天皇賞・春の父子制覇も果たした。
春の古馬3冠がかかった6月14日の宝塚記念は、雨で重馬場になった。単勝1番人気に推されたものの、メイショウタバルにクビ差及ばず2着。秋は休み明けで天皇賞・秋に直行する。前走から約4カ月半の間隔が空く。
芝2000mは4戦3勝、2着1回と崩れていない。2024年のホープフルS、2025年9月のフランス・プランスドランジュ賞(G3)、2026年の大阪杯を勝ち、2025年の皐月賞はミュージアムマイルの2着だった。東京コースではダービーを勝った一方、2025年11月のジャパンカップは4着に終わっている。
同じ年に天皇賞の春と秋を勝てば、父キタサンブラックが2017年に成し遂げて以来の記録になる。父子で春秋連覇という巡り合わせも重なる。
デビューから全11戦の北村友一騎手から乗り替わり
鞍上は大きく変わる。デビューから11戦すべてに北村友一騎手が乗ってきたが、所属するサンデーサラブレッドクラブは9月30日、短期免許で来日する見込みのクリスチャン・デムーロ騎手に騎乗を依頼したと発表した。12戦目で初めての乗り替わりとなる。
関連記事:クロワデュノール、天皇賞・秋はC.デムーロと新コンビ ダービー馬の乗り替わり、短期免許で天皇賞ウィークから騎乗する新鞍上
C.デムーロ騎手はフランスを拠点にするイタリア出身の騎手で、凱旋門賞を2勝している。2025年は短期免許で11月から12月までJRAで騎乗し、有馬記念をミュージアムマイルで勝った。同じ年の天皇賞・秋ではミュージアムマイルに乗り、マスカレードボールの2着だった。今年の短期免許は天皇賞ウィークからの見通しで、いきなり大一番で手綱を取る。
秋盾連覇を狙うマスカレードボール、毎日王冠組も多数
クロワデュノールの前に立ちはだかるのが、同じ4歳のマスカレードボール(美浦・手塚貴久厩舎)だ。2025年の天皇賞・秋をC.ルメール騎手で勝ち、GI初勝利を挙げた。2025年の日本ダービーではクロワデュノールに3/4馬身差で敗れて2着だった。
2026年は4月の香港・クイーンエリザベス2世Cで2着、7月の英国・キングジョージ6世&クイーンエリザベスSで7着だった。帰国後は宮城県の山元トレセンで調整されてきた。勝てばシンボリクリスエス、アーモンドアイ、イクイノックスに続く史上4頭目の秋の天皇賞連覇となるが、海外遠征明けの仕上がりは気になる材料だ。
前哨戦の毎日王冠(10月4日、東京・芝1800m)からは6頭が登録した。勝ったのは5番人気のセイウンハーデス(牡7、栗東・橋口慎介厩舎)で、逃げたホウオウビスケッツをゴール前でハナ差とらえた。3着のレディネス、7着だった1番人気の3歳馬リアライズシリウス、エルトンバローズ、シャンパンカラーも駒を進める。セイウンハーデスを持つ西山茂行オーナーは、白血病の治療を経て8月に寛解退院しており、レース後に次走として天皇賞・秋を挙げていた。
リアライズシリウスはマスカレードボールと同じ手塚貴久厩舎の3歳馬で、2026年の皐月賞2着、日本ダービー7着。古馬を相手にした毎日王冠では2番手から伸びを欠いた。
ダノンデサイル、レガレイラら実績馬と夏の上がり馬
ダノンデサイル(牡5、栗東・安田翔伍厩舎)は2025年のジャパンカップから、有馬記念、大阪杯、宝塚記念とGIで4戦続けて3着だった。勝ち切れないが大崩れもしない。宝塚記念以来の実戦になる。
レガレイラ(牝5、美浦・木村哲也厩舎)は2023年のホープフルS、2024年の有馬記念、2025年のエリザベス女王杯とGIを3勝している。前走のオールカマーは重馬場で4着。勝てば4年連続のGI勝利になるが、鞍上はまだ決まっていない。
関連記事:セイウンハーデスが毎日王冠V 8月に白血病から寛解退院した西山オーナー、次走に天皇賞・秋を挙げる
夏から秋にかけて重賞を勝った馬もいる。シェイクユアハート(牡6、栗東・宮徹厩舎)は8月16日の札幌記念を8枠15番から差し切り、2着は4歳のサクラファレルだった。ジョバンニ(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)は9月12日のチャレンジCで重賞初勝利。両馬は3月の金鯱賞でもワンツーを決めており、シェイクユアハートが勝っていた。
コスモキュランダ(牡5、美浦・加藤士津八厩舎)は2025年の有馬記念で12番人気ながら2着に入り、2026年の宝塚記念でも逃げて4着に粘った。ただ前走のオールカマーは重馬場で11着と崩れており、巻き返しが求められる。毎日王冠で9着だったエルトンバローズも、6月のしらさぎSで重賞を勝っている。
ネブラディスク(牡4、栗東・福永祐一厩舎)は7月4日の博多S(3勝クラス)を勝って以来の実戦で、川田将雅騎手が予定されている。重賞未出走からGIへの挑戦となる。
枠順の確定へ、最終追い切りが焦点に
登録頭数がフルゲートを下回ったため、除外の心配はない。今後は出走の意思を固める各陣営の判断と、レース週の追い切りに関心が移る。
クロワデュノールにとっては、約4カ月半ぶりの実戦で新しい鞍上と初めて組む一戦。マスカレードボールは海外遠征からの立て直しが問われる。春の主役と昨年の秋の王者、どちらが東京の2000mで先にゴールするのか。答えは11月1日に出る。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]















































































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