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昭和の茶の間のちゃぶ台に置かれたビール瓶とブラウン管テレビ

ちびまる子ちゃん、劇中で中日優勝の胴上げとビールかけ 今季最下位の中日ファンが反...

10月18日放送の『ちびまる子ちゃん』「ヒロシ、憧れのビールかけ」の巻で、中日優勝の胴上げとビールかけが描かれた。時代設定は1974年とみられ、今季2年ぶりの最下位に沈んだ中日のファンが反応した。当時の優勝と今季の中日をまとめた。

近大高専、中京に4-3で東海大会4強 三重3位から高専史上初の甲子園に王手

近大高専、中京に4-3で東海大会4強 三重3位から高専史上初の甲子園に王手

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

近畿大学工業高等専門学校(三重県名張市)、通称・近大高専が10月18日、第79回秋季東海地区高校野球大会の準々決勝で岐阜1位の中京を4-3で破り、ベスト4に進んだ。三重県大会3位からの出場で、秋の東海大会4強はチームとして初めて。来春のセンバツにつながる大会で、高専として初、伊賀地域としても初の甲子園出場へ大きく近づいた。準決勝は10月24日に静岡2位の常葉大菊川と戦う。

1点を追う8回、2者連続の二塁打で逆転

試合は10月18日午後1時から、津市営球場(津球場公園内野球場)で行われた。先攻の近大高専は2回、四死球3つで満塁とし、バッテリーエラーの間に1点を先制する。だが3回、中京がバッテリーエラーや長打、スクイズを絡めて3点を奪い、試合をひっくり返した。

2点を追う展開が続き、反撃の糸口は6回に訪れた。内野の送球エラーの間に1点を返し、2-3と1点差に詰め寄る。

勝負は8回だった。走者を出すと、4番の末次櫂(2年)がきっちりバントで二塁へ送る。二塁に走者を置いて打席に入った5番の上山海渡捕手(2年)が同点の適時二塁打を放つと、続く6番の谷口礼貴(1年)も二塁打で続き、勝ち越しの1点をもぎ取った。

スコアは次のとおりだ。

チーム123456789計
近大高専(三重3位)0100010204
中京(岐阜1位)0030000003

勝者は近大高専。マウンドを守り抜いたのは、2年生の左腕エース池田怜司だった。前日の1回戦で完投していたが、この試合も先発し、141球を投げて3失点で2日連続の完投となった。3回に3点を失ったあとは4回以降を無失点に抑え、9回裏の中京の攻撃も0で締めている。

上山は試合後、4番がバントで送ってくれたので自分が決めなければと思って打席に立ったと明かした。谷口は狙っていたストレートが来たら打つと決めていたと話し、優勝を目指したいと先を見ている。

夏の甲子園出場校を2日続けて撃破

近大高専の勝ち上がりには、もう一つ見どころがある。10月17日の1回戦で倒した享栄(愛知2位)も、10月18日に破った中京も、今夏の甲子園に出場した学校だった。

享栄戦は津球場で行われ、6-4の逆転勝ちとなった。5回に相手の失策で勝ち越すと、7回には近藤楓の2点適時打と上山の犠牲フライなどで3点を加え、終盤の追い上げをしのいでいる。打線は11安打。守りでは、外野が確率を信じて守備位置を大きく動かすシフトを敷き、勝利を支えた。

中京(岐阜県瑞浪市)は秋の岐阜県大会を制し、1位で東海大会に乗り込んだ実力校。夏の甲子園経験校を2日連続で倒しての4強入りは、近大高専にとって大きな自信になる。

伊藤康弘監督は中京戦のあと「成長を感じる攻撃だった。一人ひとりがつながっている野球を実感した」と打線をたたえた。準決勝に向けては「一戦必勝で臨んでいるので、来週の準決勝までに相手の情報も入れ、対策を練っていきたい」と気を引き締めている。

名張の高専が積み上げてきた道のり

近大高専は、三重県名張市春日丘にある高等専門学校だ。高専は中学校を卒業した生徒が5年間学び、技術者を目指す学校で、野球部は高校と同じく地区大会や甲子園を目指して戦う。学校は1962年に三重県熊野市で熊野高等専門学校として開校し、2000年に現在の校名となって、2011年に名張市へ移転した。硬式野球部は開校翌年の1963年に創部されている。

今夏の第108回全国高校野球選手権三重大会では、準決勝で明野を7-4で破り、創部以来初めて夏の決勝に進んだ。伊藤監督が「今までの最高がベスト4」と語っていた夏の大会で、1963年の創部から初めて立つ決勝の舞台となった。7月27日、四日市市営霞ケ浦球場での決勝は三重に3-12で敗れ、高専として初の甲子園は持ち越しとなった。今夏の三重大会を経験した1、2年生の多くが新チームに残っている。

秋の三重県大会は、9月26日の3位決定戦で津西を3-0で下した。先発した1年生右腕の羽根琥珀が無失点の好投を見せ、最後は池田が連続三振で締めくくっている。秋の東海大会出場は、決勝で津商業を破って秋の県大会を初めて制した2019年以来、7年ぶり2回目。2019年の東海大会は2回戦で加藤学園(静岡)に敗れたが、その秋の戦いぶりで翌春のセンバツの21世紀枠の東海地区候補に推された。

卒業生からは、元巨人の鬼屋敷正人と、中日の捕手・石伊雄太の2人がプロ野球に進んでいる。伊藤監督は石伊が在籍した2018年まで指揮を執り、2024年10月に監督へ復帰した。夏の決勝進出、秋の東海4強と、復帰から2年でチームは学校の記録を次々と塗り替えている。

4強で「王手」と言える理由と、残る条件

なぜ4強入りが甲子園への「王手」と報じられるのか。

カギは、センバツの東海地区の一般選考枠にある。枠は3校で、秋季東海大会の成績が主な選考材料となる。4強に残ったのは近大高専のほか、日大三島(静岡1位)、常葉大菊川(静岡2位)、掛川西(静岡3位)で、静岡勢が3校を占めた。愛知勢3校はいずれも初戦で敗れている。

3校の枠に対して4強のうち少なくとも1校は選ばれない計算で、準決勝の勝敗と内容が大きな意味を持つ。近大高専は準決勝で大敗しない限り、地域のバランスの面から優位な立場にあると報じられた。ただ、選考は試合内容も含めて選考委員会が判断するもので、4強入りの時点で出場が決まったわけではない。準決勝の戦いぶりが、そのまま選考の材料になる。

三重県勢にとっても、近大高専は最後の望みだ。三重大会を制した三重は、10月18日の準々決勝で常葉大菊川に1-11の6回コールドで敗れ、春夏に続く3季連続の甲子園出場は厳しい状況になった。宇治山田商も10月17日の1回戦で掛川西に0-5で敗れている。

準決勝は10月24日、常葉大菊川と対戦

準決勝は10月24日(土)、四日市市営霞ヶ浦第一野球場で2試合が行われる。午前10時からの第1試合は掛川西-日大三島の静岡対決。近大高専は第2試合(午後1時開始予定)で、準々決勝で三重を6回コールドで下した常葉大菊川と戦う。決勝は10月25日(日)に同じ球場で予定されている。

関連記事:掛川西高校野球部、秋季東海大会で愛工大名電を7-6で破り4強 準決勝は24日に日大三島戦

池田は東海大会の2試合をひとりで投げ抜いており、中5日で準決勝を迎える。県大会の3位決定戦で好投した羽根も控える。夏に三重大会の決勝で甲子園を逃したチームが、今度は秋の東海で、高専として初めての聖地に手をかけるか。名張から始まった挑戦は、10月24日の四日市で次の山場を迎える。

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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