凱旋門賞はダリズが連覇、メイショウタバルは14着 単騎で逃げるも直線で失速、武豊「最後の直線に向いて反応がなかった」

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フランスのパリロンシャン競馬場で4日(日本時間4日23時5分発走)に行われた第105回凱旋門賞は、1番人気のダリズが勝ち、昨年に続く連覇を果たした。武豊騎乗のメイショウタバルは13番ゲートから先手を取り、単騎で逃げたが、直線で後退して16頭中14着。アドマイヤテラは11着で、日本馬の初制覇はまたも持ち越しとなった。
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ダリズが1馬身1/4差で押し切り連覇
16頭が出走した芝2400メートルのG1は、M.バルザローナ騎乗のダリズ(牡4)が1着でゴールした。F.グラファール調教師が手がけるフランス馬で、勝ちタイムは2分27秒11。2着には1馬身1/4差でO.マーフィー騎乗のベイシティローラー(牡4)、さらにクビ差の3着にC.スミヨン騎乗のダイヤモンドネックレス(牝3)が入った。
JRAの発売では、ダリズが単勝3.1倍の1番人気。2着のベイシティローラーは55.2倍の伏兵で、3連単は9万570円の配当となった。
報知新聞社やデイリースポーツによると、凱旋門賞の連覇は史上8頭目。デイリースポーツや東京スポーツは、牡馬に限ると1977年と1978年に連勝したアレッジド以来、48年ぶりと伝えている。英国の競馬専門紙レーシングポストも、牡馬による2度目の凱旋門賞制覇は50年近く出ていなかったと伝えている。
日本勢は、C.デムーロ騎乗のアドマイヤテラ(牡5)が11着、武豊騎乗のメイショウタバル(牡5)が14着。日本馬の悲願は、今年も実らなかった。
外から先手、1馬身のリードで直線へ
メイショウタバルは13番ゲートからのスタートだった。
外からじわっと前へ出て先手を奪うと、そのまま後続を従えて単騎の逃げに持ち込む。ペースは落ち着き、直線の入り口までおよそ1馬身のリードを保った。
ところが、直線に向くと伸びない。ベイシティローラーに交わされると、ずるずると後退し、最後は14着でゴールした。日刊スポーツによると、フランスギャロの裁決委員はレース後、ゴールまで残り400メートル付近でメイショウタバルを一時的に妨害したとして、ベイシティローラーのO.マーフィー騎手に戒告処分を科した。ただ、その時点でメイショウタバルの手応えはすでに良くなかったとされ、着順は変わっていない。6着以下はハナ、アタマ、短クビの差で次々とゴールする混戦だったが、逃げた馬が粘りきれる流れにはならなかった。
JRAの発売では単勝5.4倍の2番人気。当日正午の時点では2.4倍の1番人気に推されており、日本のファンの期待の大きさがうかがえる。
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武豊「手応えは悪くなかった」
武豊にとっては12度目の凱旋門賞騎乗だった。初めて乗ったのは1994年のホワイトマズルで、それから30年以上、この舞台で勝ち星を追い続ける。
東京スポーツが伝えたレース後のコメントで、武豊は敗因をこう明かしている。
「「手応えは悪くなかったんですよ。折り合いを欠くところもなかったし、いい感じかなと思っていたんですけどね…。最後の直線に向いて反応がなかったんで、そこでいっぱいになったかなという感じでした。こっちが思っている以上にスタミナというかパワーをそがれていっているのかな…と。そういう感じですかね」」
序盤の運びには手応えがあった。「一番速いなら先手取ろうと思っていたので、プランとしてはすごくいいと思いながら乗っていました」とも語り、状態についても「追い切りから動きが良かった」と振り返る。
馬場については「きょうの僕が乗った凱旋門賞の中で一番軽いというか芝も短かったし、走りやすいコンディションだったと思います」と話した。メイショウタバルに合う条件と見ていただけに、悔しさがにじむ。「いい結果を出せなくて、すごく悔しいというか残念です」という言葉が、その胸中を表していた。
管理する石橋守調教師は「凄い壁があると痛感しました」とスポーツニッポンが報じた。報知新聞社の報道では、瞬発力勝負になったことを敗因に挙げている。
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アドマイヤテラは11着、ペースに泣く
もう1頭の日本馬アドマイヤテラ(栗東・友道康夫厩舎)は、先行馬の後ろで流れに乗ったものの、直線で伸び切れずに11着だった。
デイリースポーツによると、騎乗したC.デムーロは「先行馬のうしろのポジションが取れたが、ちょっとペースが遅過ぎた。でも最後まで頑張ってくれた」とコメントした。東京スポーツの報道では「ワンペースホースなので、もう少し流れてくれたら…」とも話しており、瞬発力が問われる展開が合わなかったことになる。
前に行ったメイショウタバルは直線で止まり、好位で運んだアドマイヤテラも瞬発力勝負で切れ負けした。2頭とも、ロンシャンの決め手勝負に対応しきれなかった。
日本馬の挑戦はまた来年へ
日本馬の凱旋門賞での最高成績は2着で、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、2012年と2013年のオルフェーヴルが記録している。今年もその壁は越えられなかった。
メイショウタバルは今年6月に宝塚記念を連覇し、前哨戦を使わずに本番へ直行していた。東京スポーツによると、帰国後は検疫を挟んで、年内にもう1戦するかどうかを検討するという。
スポーツニッポンによると、武豊は「また次トライしたい」とも話した。57歳のレジェンドと日本競馬の挑戦は、来年以降へ続く。
武豊は、これまで手綱を取ってきた名馬たちから学んだことを、著書「名馬たちに教わったこと~勝負師の極意III~」(双葉新書)にまとめている。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]











































































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