メイショウタバル、凱旋門賞前日にシャンティイの坂路で調整 陣営「やり残したことはないと思います」

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凱旋門賞(G1、芝2400メートル)を4日に控え、武豊騎乗のメイショウタバルは前日の3日、フランスのシャンティイ調教場でリヨン坂路を1本駆け上がり、最終調整を終えた。担当の上籠助手は「やり残したことはないと思います」と話し、あとは武豊に任せると語った。発走は日本時間4日(日)午後11時5分の予定だ。
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前日はリヨン坂路を1本、上籠助手「やる気は感じた」
第105回凱旋門賞は4日、パリロンシャン競馬場で行われる。宝塚記念連覇のメイショウタバル(5)=栗東・石橋守厩舎=は前日の3日、滞在先のシャンティイ調教場にあるリヨン坂路を1本こなし、最終調整を終えた。サンケイスポーツによると、前日の調整は坂路1本だった。
担当の上籠助手は朝の様子を次のように伝えた。
「いつもと変わりません。けさは力みはないけど、やる気は感じた。こちらとしてはやり切りました。やり残したことはないと思います。あとは(武)豊さんに任せます」
スポーツ報知は、カイバ食いも普段と変わらないと伝えている。力みはなく、気は入っている。陣営はそう受け止めた。
武豊が初めて調教に騎乗、動きの重さを「スイッチ」で変えた
陣営が手応えを口にする背景には、9月30日の最終追い切りがある。武豊は現地で初めてメイショウタバルの調教にまたがった。コンビを組むのは7戦目だが、調教で騎乗するのは初めてだった。
シャンティイ調教場のレゼルボア調教場にある芝の直線コースで、滞在中の小林智厩舎の馬と併せ馬を行い、7ハロン地点から追走した。スポーツ報知によると、馬なりのまま軽やかに脚を運び、ラストは5馬身ほど抜け出している。
共同会見で、武豊は映像で見た段階では「少し動きが重いのかな」という印象を持っていたと明かした。石橋守調教師と話し合い、少しスイッチを入れる意図で臨んだという。実際にまたがると状況は違った。ギャロップに入る段階で、武豊の想像よりも「戦闘モードに入っている」状態だった。強く追うことなく、馬が自分から走って動いたと振り返っている。
石橋調教師も同じ点を見ていた。前週にロンシャン競馬場で行った追い切りは、日本で動画を確認した際に物足りなさがあったという。それでも「乗った瞬間、僕が見た限り、馬がピリッとしたのでいい方に向いてるなと思いました」と手応えを語った。
追い切りの翌日、10月1日朝の上籠助手の言葉は具体的だった。スポーツニッポンによると、「昨日、豊さんに乗ってもらって軽くスイッチが入った感じ。昨日はまたがる時から雰囲気が変わった」と話している。「上手にここまで持ってこられた。レースは馬と豊さんに任せるだけです」と続け、前日調整のコメントにつながる。
15年ぶり2度目、上籠助手の凱旋門賞
「あとは任せます」と話した上籠助手は、メイショウタバルを担当する持ち乗りの調教助手だ。上籠三男さん(57)は2021年2月から石橋守厩舎に所属し、2023年10月のデビューから15戦をともにしてきた。
凱旋門賞に愛馬を送り出すのは今回が2度目になる。昆厩舎に所属していた2011年にヒルノダムールの調教を担当し、フォワ賞2着から本番に臨んだが10着だった。それから15年がたち、再びフランスの地に立つ。
メイショウタバルの気性は、デビュー当初と大きく変わった。上籠助手は「デビュー当初と比べれば雲泥の差」と話す。初勝利まで3戦を要した臆病な馬が、宝塚記念を連覇する馬に育った。
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宝塚記念から約4カ月、本番一本で臨む
メイショウタバルは今年6月14日の宝塚記念を制し、史上3頭目の連覇を果たした。その後はレースに出ておらず、凱旋門賞が宝塚記念以来の実戦になる。
前哨戦を使わない選択について、石橋調教師は共同会見で、3歳の春以外はこれまでも間隔を空けて使ってきたと説明した。当初は迷いもあったが、話し合いの結果、本番一本に絞ったという。「問題ないと思います」と言い切っている。
先代の松本好雄オーナーが2025年8月に亡くなる前に、凱旋門賞への登録を許していた経緯もある。石橋調教師は会見で、昨年の宝塚記念を勝った後に「来年、26年はドバイ、凱旋門賞に登録していいぞ」と声をかけられたことが挑戦の大きな理由だったと明かした。
馬番5・13番ゲート、発走は日本時間4日午後11時5分
メイショウタバルの馬番は5、スタート位置を示すゲート番は13番だ。16頭立てのレースで、馬券の番号は馬番の5になる。武豊は枠順の確定後、外めの枠を歓迎していた。
もう1頭の日本馬、アドマイヤテラ(5)=栗東・友道康夫厩舎=は12番ゲートで、メイショウタバルの隣に入った。3日はラモルレイ調教場のダートコースをキャンターで1周し、最終調整を終えている。スポーツ報知によると、大江助手は「レースに向けてしっかり気持ちができています。リラックスしすぎていることもないですし、いつも通りの競馬に向けての雰囲気です」と話した。
発走は日本時間4日(日)午後11時5分で、現地では午後4時5分にあたる。ABEMAは4日午後10時30分から無料で生中継する。
武豊にとって凱旋門賞は12度目の騎乗になる。初挑戦の1994年から続く長い挑戦の先に、日本馬の悲願がある。陣営は準備を終え、あとは鞍上と馬に託す。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]









































































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