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鈴木彩艶、W杯スウェーデン戦の活躍で注目 「ざいおん」の読み方・国籍選択・パルマ移籍の経緯

鈴木彩艶、W杯スウェーデン戦の活躍で注目 「ざいおん」の読み方・国籍選択・パルマ移籍の経緯

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日本代表GK鈴木彩艶(23)が6月25日、W杯北中米大会のスウェーデン戦で好セーブを連発した。日本は後半に前田大然が先制したが追いつかれ、1-1で引き分けた。鈴木は同点後の好セーブで勝ち点1を守り、グループ2位通過を引き寄せた。名前は「ざいおん」と読む。米国生まれ・埼玉育ち、イタリアのパルマで正守護神を務める23歳の歩みをまとめた。

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スウェーデン戦1-1、後半ATの一本を止めた守護神

鈴木彩艶(23)が6月25日(日本時間26日)、W杯北中米大会グループステージ第3節のスウェーデン戦でフル出場した。後半56分、堂安律のアシストから前田大然が先制したが、62分にエランガに追いつかれた。その後は鈴木の守りで1-1のまま逃げ切った。日本はグループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。

前半6分、ベルンハルトソンのミドルシュートは鈴木の正面を突いた。後半アディショナルタイムには決定的な一本を阻止し、勝ち点1を守り抜いた。読売新聞や複数の大手メディアが、この一連のセーブを試合の分岐点と伝えている。

スウェーデンは長身を生かしたパワープレーで日本ゴールに迫った。そのたびに鈴木が前へ出る。最後まで集中を切らさず、引き分けに持ち込んだ。

試合後、鈴木はフラッシュインタビューでこう語った。「最小失点に抑えて、勝ち点1を最低限でも取れたところをしっかり達成できた」。淡々とした口ぶりだった。

パルマで正GKを務める23歳が、世界の大舞台でも壁になった。スウェーデン戦の好守は、日本の守備陣に大きな安心感を与えた。

「ざいおん」と読む名前、聖書の「聖なる丘」が由来

鈴木の名前「彩艶」は「ざいおん」と読む。英語表記は「Zion」。聖書に登場する「聖なる丘(Zion)」に由来する。朝日新聞などがこの命名の背景を報じている。

漢字は彩りの「彩」に、つややかさを表す「艶」。読みと漢字の組み合わせが珍しく、初めて目にする人は読み方に迷う。JFA公式サイトの選手登録も「SUZUKI Zion」と記されている。

日本語の音と聖書の言葉が一つの名前に収まった。サッカーの中継やニュースで名前が広く知られるにつれ、読み方への関心も高まった。

米国生まれ、3カ国の資格から日本を選んだ23歳

鈴木は2002年8月21日、アメリカのニュージャージー州ニューアークで生まれた。父はガーナにルーツを持ち、母は日本人。家族とともに日本へ移り、埼玉県さいたま市で育った。

生まれと両親の出自から、鈴木は日本、ガーナ、アメリカの3カ国で代表になる資格を持っていた。米国サッカー連盟が勧誘に熱心だったとの報道もある。それでも鈴木はU-15から一貫して日本の年代別代表でプレーした。

A代表デビューは2022年7月19日、E-1選手権の香港戦だった。年代別から積み上げた経験が、フル代表での出場につながる。長身190センチの体格を生かしたセービングと、精度の高いロングフィードが評価を高めた。

浦和レッズの下部組織で育ち、2019年2月にクラブ史上最年少の16歳でプロ契約を結んだ。日本で基礎を築いた選手が、欧州、そして世界の舞台へ進んだ。

ベルギー経由でパルマへ、移籍金は約1000万ユーロ

鈴木は2023年8月、ベルギーのシント=トロイデンVVへ期限付き移籍した。海外での実戦経験を重ね、評価をさらに上げる。その後、完全移籍へと話が進んだ。

2024年7月15日、イタリア・セリエAのパルマが鈴木の獲得を発表した。契約は2029年6月30日までの5年間。移籍金はボーナス込みで約1000万ユーロ(約17億円)と報じられた。21歳での大型移籍だった。

パルマでの1年目、鈴木はリーグ戦37試合に出場した。チームのセリエA残留に大きく貢献する。2年目もシーズン開幕から正GKの座を任された。

2025年11月、左手の負傷で手術を受け、戦列を離れた。復帰は2026年3月。離脱を乗り越え、再びゴールマウスに立った。2025-26シーズンはリーグ戦20試合に出場し、5試合で無失点に抑えた。けがからの復帰を経て、W杯のピッチへとたどり着いた。

決勝トーナメントへ、若き守護神の真価が問われる

スウェーデン戦の好守で、鈴木への評価はさらに高まった。けがから戻り、世界の大舞台で結果を残す。23歳の守護神は、日本の決勝トーナメント進出に欠かせない存在となった。

JFA公式の試合後の投稿には、鈴木のセーブをたたえるファンの反応が相次いだ。ベルギー、イタリアと欧州で実力を磨いた選手が、W杯で日本のゴールを守る。その姿に期待が高まる。

決勝トーナメントでは、より強い相手との一発勝負が待つ。一つのミスが命取りになる舞台で、冷静さが問われる。3カ国の資格から日本を選び、欧州で揉まれてきた23歳が、次のステージでどんなプレーを見せるか。鈴木の挑戦が続く。

[文/構成 by 橘すろべ]

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