木村萌那、次戦は12月29日K-1でSAHOに挑戦 5戦5勝「私の方がベルトにはふさわしい」

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K-1は11月6日、都内で会見を開き、12月29日に横浜BUNTAIで行う「K-1 WORLD MAX 2026」で、女子フライ級王者SAHO(27)=闘神塾=に木村萌那(25)=K-1ジム目黒TEAM TIGER=が挑むタイトルマッチを発表した。プロ5戦5勝の木村にとって、6戦目で初めての王座挑戦。SAHOは4回目の防衛戦となる。会見で木村は「私の方がベルトにはふさわしい」と言い切った。
12月29日横浜BUNTAIで女子フライ級王座戦
試合はK-1 WORLD GP女子フライ級(-52kg)タイトルマッチとして、3分3R・延長1Rで行う。K-1公式サイトの大会ページでは、12月29日(火)の開場は12時、本戦開始は14時と案内している。個別の試合順と入場時刻は11月7日時点で発表されていない。
この日の会見は大会の第2弾カード発表で、女子フライ級王座戦のほか、3年ぶりにK-1へ戻る上田幹雄のヘビー級ワンマッチ、フェザー級王者・大久保琉唯の59kg契約試合、ヘビー級とミドル級の2つのタイトルマッチを合わせた5試合が決まった。年末の横浜BUNTAIは、王座戦が並ぶ大会になる。
同じ大会では、10月27日の第1弾発表で皇治がライト級王者の永澤サムエル聖光に挑むタイトルマッチも決まっている。木村は会見で、SAHOを倒すだけでなく、皇治のカードに負けないくらい話題になる試合をしたいと話した。
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チケットはK-1.CLUB、K-1.SHOP、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケットなどで扱う。前売りはロイヤルシートの7万円からスタンドB席の7000円までで、当日券は各席500円高くなる。
「6個は持ってるけど、あとベルトだけ」
会見の後半は、王者の資格をめぐるやり取りになった。
SAHOはオファーを聞いたときは早いと驚き、正直に言えば最初はノンタイトル戦を交渉したと明かしている。それでもK-1が木村を挑戦者に選んだ以上、王者として正々堂々と戦うと続けた。人気があってもリングに上がれば知名度や数字は関係ないとして、K-1のベルトは「そんなに甘くない」と語った。
これに木村が返す。チャンピオンはリングの上だけで決まるものではなく、「K-1を盛り上げてこそのチャンピオン」だと主張した。試合のない期間もK-1を背負って別の仕事をこなし、SNSでも発信を続け、数字も取れてきたという。
ここで木村が持ち出したのが、漫画「ドラゴンボール」だ。7つ集めると願いがかなうドラゴンボールに例え、自分はそのうち6個をすでに持っていて、残るのはベルトだけだと説明。そのうえで「私の方がベルトにはふさわしい」と言い切った。
これに対しSAHOは、自分は王者でありながらそれほど注目されていないと認めた。木村の試合を見に来た人は、自動的に自分の試合も見ることになる。そこで勝てばプラスにしかならないとして、この一戦は自分にとって”おいしい”試合だと返した。
木村は、勝ったらSAHOを「もなワールド」の住人にすることが一番の目的だと話した。もし負けたらどうするかを問われたSAHOは「負けたらもなワールドやりますよ」と答えている。
無敗の”リアル春麗”、空手とアマチュアボクシングの土台
木村は2001年4月12日生まれ、岐阜県瑞穂市出身。身長166cmのサウスポーで、顔面やボディへ連続で突き刺す前蹴り、通称”もな蹴り”を武器に”リアル春麗”の異名で知られる。
土台は空手とアマチュアボクシングにある。JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会では第3回から第9回まで7連覇。高校時代には第30回全国高等学校ボクシング選抜大会の女子ライト級で優勝し、大会優秀選手賞も受けた。その後も全日本女子ボクシング選手権のジュニアフェザー級で2度優勝し、2019年のアジアユース選手権、2022年の女子世界選手権に出場している。
プロのリングに立ったのは2024年11月16日のKrush.167。荻原愛を1RでKOし、デビュー戦を飾った。戦績は次のとおり。
| 日付 | 大会 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2024年11月16日 | Krush.167 | 荻原愛 | 木村のKO勝ち |
| 2025年1月26日 | Krush.170 | Yuka☆ | 木村の判定勝ち |
| 2025年6月27日 | Krush.177 | 小澤聡子 | 木村のTKO勝ち |
| 2026年4月11日 | K-1 | チェ・ウンジ | 木村の判定勝ち |
| 2026年9月12日 | K-1 | マリン・ニコル | 木村の延長判定勝ち |
5戦5勝のうち2つがKO・TKO。前戦の9月12日、国立代々木競技場第二体育館では、スイスのマリン・ニコルと対戦し、延長戦の末に判定で勝った。
ただ、木村自身は内容に納得していない。会見では準備してきたことを出し切れなかったと反省を口にした。一方で、戦績に傷をつけずに課題が見つかったことは、タイトルマッチの前で大きかったと前向きに捉えている。
王者SAHOは8連勝中、日本人との対戦は3年5か月ぶり
迎え撃つSAHOは1999年10月15日生まれ、兵庫県加西市出身。戦績は24戦22勝(1KO)2敗だ。
2024年3月にアントニア・プリフティを判定で破り、第3代K-1 WORLD GP女子フライ級王者になった。2025年7月にララ・フェルナンデスを退けて初防衛を果たすと、2026年2月にはソフィア・ツォラキドゥに判定勝ち。7月にはライザ・シルバを下して3回目の防衛に成功し、連勝を8に伸ばしている。
K-1のほかにもS1レディース世界バンタム級王座などを手にしてきたが、ここ数年の相手は外国人選手が続いた。日本人選手との試合は2023年7月17日の鈴木万李弥戦以来、約3年5か月ぶりになる。SAHOは相手が日本人か外国人かは関係なく、組まれた試合に集中して勝つだけだと話した。
木村の”もな蹴り”については、世界タイトルマッチでは「その蹴り一本の技術」だけでは通用しないと証明すると強気だ。ただし、決して弱い選手ではないので油断はしていないとも語り、対策はしっかり行うと明かした。
KOより勝利、2人が描く12月29日
勝ち方について、2人の考えは近い。
木村は「KOは狙わない」と宣言した。KOは狙っていないときのほうが起きるもので、3Rを想定して戦い、どんなに泥臭い展開になっても延長に入っても勝つつもりだという。”もな蹴り”は見たい人もいるので少しは出すとしながら、王者相手には違う姿も見せたいと話した。
SAHOも最近は倒すことを目標にしてきたと明かしつつ、倒そうと思って倒せるものではないと話す。そのうえで、誰が見ても王者が上だったと分かる内容で勝つと言い切った。
フェイスオフを終えた木村は、SAHOについて「目力すげえ」と感想を口にし、SAHOは中途半端な気持ちで来ていない覚悟が伝わったと応じている。
デビューから約2年1か月、6戦目で頂点を狙う挑戦者と、苦労して手にしたベルトを簡単には渡さないと話す王者。年末の横浜BUNTAIで、木村が初めてのベルトを巻くのか、SAHOが4度目の防衛を果たすのかが決まる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 久遠(KUON)]












































































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