啓之輔が判定2-1でアムウェイ”大幹部”山本真司を撃破、同日の準決勝も制しヒロ三河との決勝へ

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
10月31日に行われた40歳以上限定のトーナメント「LEGEND FIGHT」の準々決勝で、啓之輔(43)が”赤ジャージ”山本真司(49)を判定2-1で破った。山本はアムウェイの”大幹部”として活動していたと明かしたと報じられた人物。啓之輔は同日の準決勝も勝ち、12月13日の決勝でヒロ三河と戦う。
判定2-1、ダウンなしで競り勝った準々決勝
啓之輔が”大幹部”と紹介された相手を退けたのは、10月31日に都内で開かれた「デジモク presents LEGEND FIGHT」の準々決勝だった。1分1ラウンドの格闘技イベントBreakingDownから派生した大会で、CEOの朝倉未来が40代以上の選手に向けて企画した。BreakingDownで活躍するヒロ三河や啓之輔の姿から、同世代の選手が持つ格闘技への熱意に目を向けたとされる。体重75kg以下の8人がトーナメントを組み、優勝賞金500万円と初代王者の座を争う。この日は準々決勝と準決勝をまとめて行い、決勝だけを12月の大会に回す日程が組まれていた。
“キング・オブ・アウトサイダー”の異名を持つ啓之輔に対し、山本は”赤ジャージ”の愛称で知られる。報道によると、試合はキックルールの1分1ラウンドで、延長はない。60秒で勝負が決まるため、開始直後の攻防の比重はどうしても大きくなる。
先に動いたのは山本だった。ゴングと同時に飛び蹴りを放ち、ためらわずに前へ出る。啓之輔は勢いを受け止めながら右フックのカウンターを返し、距離が詰まると相手をつかまえてヒザを打ち込んだ。時間がたつにつれ、攻めているのは啓之輔という場面が増えていった。
ダウンはなく、勝負は判定に委ねられた。ジャッジ3人の見方は割れ、2人が啓之輔、1人が山本を支持するスプリット判定。シードの啓之輔が初戦を突破し、準決勝へ進んだ。
アムウェイの”大幹部”と報じられた赤ジャージ
8人のうち、シードとして本戦に入ったのは啓之輔とヒロ三河の2人だけだった。残る6人はオーディションを勝ち上がった選手で、組み合わせは抽選で決まった。年長の選手から順に番号を引き、その番号の順に好きな枠を選ぶ方式だ。山本もこの6人の一人で、オーディションの1回戦を突破して本戦の枠をつかんだ。YouTuberとして活動しており、BreakingDownのオーディションには以前にも出演している。
注目を集めたのは、その経歴だった。報道によると、山本はオーディションに登場した際、ネットワークビジネス大手のアムウェイで最高位クラスのランクを持つ”大幹部”として活動していたと明かしたという。
“大幹部”は本人の説明をもとにした呼び名で、アムウェイ社の役員を指すものではない。具体的なランクの名称や、現在も同じ活動を続けているかどうかは報じられていない。
瓜田純士との因縁も話題になった。10月30日の報道によると、山本は以前出演したBreakingDown5のオーディションで瓜田に「瓜田、俺のこと知ってる?」と詰め寄ったことがあり、今回のオーディションでは瓜田が「あの当時生意気言ってすみませんでした」と当時の言動を謝ったという。
本戦でも、その強気な姿勢は試合運びに表れた。山本は開始直後から飛び込み、シード選手を相手に何度も前へ出た。
同日の準決勝はOGJをヒザ蹴りで下す
啓之輔の一日は、準々決勝では終わらなかった。同じ日の準決勝で待っていたのはOGJ。準々決勝で石井修羅をKOして勝ち上がってきた相手だ。抽選で決まった組み合わせでは、啓之輔と山本の勝者が、OGJと石井修羅の勝者と当たることになっていた。
ここで啓之輔は、山本戦でも打ち込んだヒザ蹴りで勝負をつけた。判定にもつれた1試合目と違い、今度は判定を待たずに決着をつけ、決勝への切符をつかんだ。
| 試合 | 相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 準々決勝 | 山本真司 | 判定2-1で勝利 |
| 準決勝 | OGJ | ヒザ蹴りで勝利 |
8人のトーナメントで頂点に立つには、3勝が必要になる。啓之輔はこの日のうちに2勝を積み、残るは12月の決勝だけになった。
3月の雪辱へ、決勝の相手はヒロ三河
啓之輔にとって、この大会には特別な意味がある。格闘技イベント「THE OUTSIDER」の元王者で、今大会にはシードとして参戦した。2026年3月のBreakingDown19ではヒロ三河に敗れており、トーナメントの組み合わせが発表された際には「リベンジのために出てきました」と語っていた。
その相手が、反対側の山から勝ち上がってきた。ヒロ三河は準々決勝を判定3-0で突破し、準決勝ではcazyaとの一戦を判定前に終わらせた。報道で本命候補とされていた2人が、そろって最後の舞台に立つ。
ヒロ三河にとっても、落とせない大会だった。前戦ではBreakingDownのCOO・溝口勇児に敗れ、BreakingDownでの連勝が6で止まっている。今大会は再起をかけた参戦と報じられた。
決勝は12月13日、神戸で開かれる「BreakingDown22」の大会内で行われる。ルールはこの日の2試合と同じキックルールの1分1ラウンドで、勝った方が賞金500万円と初代王者の称号を手にする。
10月31日の大会は公式の「BreakingDown LIVE」がPPV(有料)で配信し、公式サイトは11月7日までのアーカイブ視聴を案内している(11月1日時点)。料金は一般が980円(税込)で、BreakingDown Clubアプリの有料会員は追加料金なしで見られる。
3月に敗れた相手と、約9か月ぶりに向き合う。前回と同じ結果になるのか、啓之輔が借りを返すのか。決勝の60秒は優勝を争う場であると同時に、3月の敗戦に答えを出す場にもなる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 久遠(KUON)]









































































コメントはこちら