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小園海斗、広島から戦力外の26歳は現役続行を希望 報徳学園→ドラ1、首位打者・WBC出場の経歴と球団が説明した「信頼関係を築くことが難しい」

小園海斗、広島から戦力外の26歳は現役続行を希望 報徳学園→ドラ1、首位打者・WBC出場の経歴と球団が説明した「信頼関係を築くことが難しい」

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プロ野球・広島東洋カープは10月1日、小園海斗内野手(26)に来季の契約を結ばないと通告した。昨季はセ・リーグの首位打者と最高出塁率の2冠に輝き、今春はWBC日本代表にも選ばれた選手だ。本人は現役続行を希望しているが、10月22日時点で新しい所属先は決まっていない。

広島が4選手に通告、球団本部長の説明は

小園は今季、指定薬物を巡るトラブルに関わったとされ、球団は聞き取りの結果「信頼関係を築くことが難しい」と判断した。ただし鈴木清明球団本部長は「使用した事実は、われわれは確認できていない」と説明しており、小園本人も自身のインスタグラムで違法行為への関与を否定している。

広島が10月1日に来季の契約を結ばないと発表したのは、小園、矢野雅哉内野手(27)、前川誠太内野手(23)、田村俊介外野手(23)の4人だった。矢野は2024年に遊撃手としてゴールデングラブ賞を受けた守備の名手で、4人とも現役続行を希望している。

共同通信によると、4選手はいずれも今季、「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを巡るトラブルがあった。鈴木球団本部長は薬物の使用について次のように述べている。

「使用した事実は、われわれは確認できていない」

そのうえで球団は、選手への聞き取り調査の結果、潔白を証明するのは難しいと判断したという。契約を見送った理由として示した言葉は、次の一言だった。

「信頼関係を築くことが難しい」

使用は確認できていないが、信頼関係は築けない。球団の説明は、この2点を分けて伝える内容となった。

写真報道と書類送検、何がどこまで報じられたか

経緯をたどると、発端は今年1月にある。同じ球団に所属していた選手(当時)がエトミデートの使用疑いで逮捕され、その後、契約解除となり有罪判決を受けた。

7月には、小園、矢野、田村の3選手が、この元選手に薬物を譲渡した男性らと同席している写真を週刊誌が配信した。報じられたのは”同席していた”という写真で、小園が薬物を使用した事実について、球団は「確認できていない」としている。

捜査の動きが報じられたのは別の2人だ。矢野と前川は7月に広島県警の家宅捜索を受け、9月に書類送検された。その後、広島地検は10月16日、「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として2人を不起訴にしている。家宅捜索と書類送検の対象に、小園は含まれていない。

シーズン中の小園は、写真報道の後も1軍で出場を続けていた。8月18日には出場選手登録を抹消されたが、抹消の理由と写真報道を結びつける球団の発表はない。

通告の日に語った言葉、インスタグラムで示した姿勢

戦力外を告げられた10月1日、小園は取材に応じた。デイリースポーツによると、通告の内容について「信頼できないと言われたんで」と明かし、「もうなるだろうなと思ってました」と受け止めていたことを口にした。

今季の結果については「申し訳ないです」とわび、今後の進路を問われると「全然考えていないです」と答えている。ファンには応援への感謝を述べ、球団に向けては次のように語った。

「感謝しかないですし、ありがとうございますという感じです」

同じ日、小園は自身のインスタグラムを更新した。デイリースポーツが伝えた投稿では、「今シーズンにおける私自身の私生活の軽率な行動や一連の報道により」と私生活の行動をわびる一方、疑惑については次のように記している。

「法令違反行為につきましては、私自身、過去も現在も一切関与しておらず、いかなる違法行為の事実もございません」

投稿の締めくくりには、プレーを続ける意思がつづられていた。

「今後の活動につきましてはなにも決まっていませんが、私には野球しかありません」

報徳学園から4球団競合のドラフト1位へ

小園は兵庫県の報徳学園高校から、2018年10月25日のドラフト会議に臨んだ。1位で名前を挙げたのはオリックス、DeNA、ソフトバンク、広島の4球団。抽選で交渉権を引き当てたのは広島の緒方孝市監督(当時)で、「3拍子そろった選手。将来の主力選手として期待しています」と語っている。

高卒1年目の2019年から58試合に出場し、1軍を経験した。プロ3年目の2021年には113試合で打率.298を残してレギュラーに定着する。2024年は全143試合に出場し、打率.280、2本塁打、61打点の成績だった。

2025年は首位打者と最高出塁率の2冠

キャリアの頂点は昨季だった。138試合に出場して打率.309、3本塁打、47打点、12盗塁、出塁率.365を記録し、セ・リーグの首位打者と最高出塁率の2冠を手に入れた。プロ7年目でつかんだ個人タイトルとなった。

WBC出場、そして今季の成績

その実績が評価され、今春の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンのメンバーに選ばれ、大会に出場した。

一方で今季の1軍成績は、101試合で打率.257、1本塁打、23打点、4盗塁にとどまる。ファームでは25試合で打率.380を残していた。広島での8年間の1軍通算は763試合、打率.279、28本塁打、251打点、44盗塁だ。

年主な出来事・成績
2018年ドラフト会議で4球団が1位指名、広島が交渉権を獲得
2019年高卒1年目で58試合に出場
2021年113試合で打率.298、レギュラーに定着
2024年全143試合に出場、打率.280
2025年打率.309で首位打者、出塁率.365で最高出塁率
2026年WBC出場。1軍101試合で打率.257、10月1日に戦力外通告

所属先は未定、現役続行への道は

10月22日時点で、小園の新しい所属先は発表されていない。本人は通告の日に「全然考えていないです」と答えつつ、インスタグラムでは「私には野球しかありません」と現役続行への思いを示していた。

今後、自由契約選手として公示されれば、他球団と自由に契約できるようになる。26歳という年齢と首位打者の実績がどう評価されるのか、今後の去就が注目される。

なお、薬物を巡る一連のトラブルについて、球団は「使用した事実は、われわれは確認できていない」と説明している。小園本人も違法行為への関与を否定している。家宅捜索と書類送検を受けたのは矢野と前川の2人で、その2人は10月16日に不起訴となった。

[文/構成 by さとう つづり]

寄稿者

さとう つづり
つづり|ライター・編集者 2018年より個人ブログの運営を開始。アフィリエイトライターとして活動後、Webメディアの運営、記事入稿、編集業務に携わる。7年にわたり「読まれる記事」を追求してきた経験を活かし、現在は日常での気になるニュースに対してコラムを執筆中。トレンドから日常の機微まで、幅広いテーマを独自の視点で言語化します。

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