cinema staffが2027年9月に解散 『進撃の巨人』ED『great escape』のバンド、最後のワンマンは豊洲PIT

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岐阜県出身の4人組ロックバンド・cinema staffが9月23日、解散を発表した。2027年9月12日(日)に豊洲PITで開くワンマンライブを最後に正式に解散する。バンドとしての活動は2026年12月17日の恵比寿LIQUIDROOM出演で一旦終える。地元・岐阜で開いてきた主催フェス「OOPARTS」も、2026年4月の開催が最後になった。
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2027年9月12日の豊洲PITが最後のステージ
cinema staffは9月23日、公式サイトに「cinema staffより皆さまへ大切なお知らせ」と題した文書を掲載し、解散を発表した。メンバーは飯田瑞規(Vo/Gt)、辻友貴(Gt)、三島想平(Ba/Cho)、久野洋平(Dr)の4人。公式文書は活動休止ではなく「解散」と明記している。
発表によると、流れは2段階に分かれる。まず2026年12月17日(木)に恵比寿LIQUIDROOMで行われるイベント出演を最後に、バンドとしての活動を一旦終了。そのうえで、ファンへの感謝を込めた単独公演を2027年9月12日(日)に豊洲PITで開き、この公演で正式に解散する。
豊洲PIT公演の開演時間やチケットの詳細は、発表時点では「現在調整中」とされ、決まり次第告知するという。年末から翌年9月まで、約9カ月の間を空けて最後の舞台に立つ日程だ。
解散の理由について、公式文書は「メンバー及びスタッフと話し合いを重ねた結果」と説明した。三島は「4人でcinema staffであると同時に、それぞれが一人ひとりの人間であるということを尊重するために」解散を選んだとつづり、久野も「ここから先はそれぞれの人生を歩んだ方が良いという結論になりました」と明かしている。これ以上の具体的な事情は公表されていない。
高校の同級生から始まった20年、そして「great escape」
バンドの出発点は岐阜の高校にある。2003年、同級生だった飯田、辻、三島の3人が前身バンドを結成し、2006年にドラムの久野が加わって現在の編成になった。公式文書が「2006年の結成から20年」と書くのは、この4人がそろった年を起点にしているためだ。
愛知・岐阜を拠点にライブを重ね、2008年11月に1stミニアルバム「document」を発表。2012年6月にはEP「into the green」でポニーキャニオンからメジャーデビューし、翌2013年5月にメジャー1stフルアルバム「望郷」を出した。
転機は同じ2013年だった。テレビアニメ『進撃の巨人』の後期エンディングテーマに「great escape」が起用され、8月21日にシングルとして発売。プロデューサーの亀田誠治と初めて手を組んだ一曲がヒットし、アニメファンにもバンドの名前が広く届く。
作品との縁はその後も続いた。2019年には『進撃の巨人』Season 3 Part.2のエンディングテーマ「Name of Love」を担当し、5月29日にシングルとして発売。2024年1月27日には、アニメ『進撃の巨人』の10周年と完結を記念したライブフェス「ATTACK FES」にKアリーナ横浜で出演し、2万人の観客の前で演奏している。
最近の作品では、「春を告げる」で知られるyamaとのコラボレーション曲「灰炎」(2024年)、FC岐阜のオフィシャルサポートソング「HYPER CHANT」の新バージョン、2025年7月23日発売の8thアルバム『PLASTIC YOUTH』などがある。アルバムを携えた全国ツアーは14カ所を回り、2026年3月14日の品川ステラボールで締めくくった。
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メンバー4人が残した言葉
解散発表と同時に、4人はそれぞれ長文のコメントを公式サイトに寄せた。
ギターの辻は「今は、この4人でやれることをやり切ったのかな、という気持ちです」と心境を記した。20年間、何カ月先の予定でもcinema staffを最優先にしてきたと書いたうえで、「cinema staffとしては終わりますが、店も続けますし、音楽も続けます」と、今後も音楽のそばにいると書いている。
ボーカルの飯田は「僕にとって、バンドとともに過ごしてきた時間は、人生そのものです」とつづった。残りの時間でできることを考えた結果は「何度考えてもシンプルでした」という。自分たちが楽しい、かっこいいと思えるライブをして、来てくれる人に楽しんでもらう。それが答えだった。
ベースの三島は、15歳で辻と飯田に、18歳で久野に出会ったとつづる。「人生で初めて組んだバンドで産み出した150曲超」と、4人で積み上げた曲の数にも触れた。最後は「大きな音でドカンとやります」と締めている。
ドラムの久野は、ファンに対して「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝りながらも、「20年間も高い熱量のままやり切ることができた」という達成感が強いと率直に書いた。「何度もバラバラになりそうな瞬間はありました」とも明かし、ここまで続いたのは応援してくれた人たちのおかげだと感謝を伝えている。
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主催フェス「OOPARTS」も2026年で終了
解散に合わせ、地元・岐阜で2013年から続けてきた主催フェス「OOPARTS」の終了も決まった。2026年4月11日、12日に岐阜市文化センターで開いた「OOPARTS 2026」は両日ともチケットが完売しており、これが最後の開催になった。すでに告知していた「OOPARTS 2027」は開かれない。
公式文書では、毎年足を運んだファンに加え、地元岐阜の協賛企業やスタッフにも感謝を述べている。辻は「OOPARTSをはじめ、色々なイベントを自分たちで作ることができた」とつづり、三島もこのフェスを「活動の結晶であり源泉でもあった」と表現した。
解散までに予定されている主なライブ
発表時点で公式サイトに掲載されている、バンドとしての主な出演予定は次のとおり。ツアー「前衛懐古主義 part 5」の残り公演や、自主企画「BATTLE OF LIQUID 2026」も含まれる。
| 日程 | 公演 | 会場 |
|---|---|---|
| 2026年9月26日(土) | 前衛懐古主義 part 5 | 名古屋THE BOTTOM LINE |
| 2026年10月2日(金) | Nothing’s Carved In Stone “Hand In Hand Tour 2026” | 名古屋DIAMOND HALL |
| 2026年10月3日(土) | SHINJUKU LOFT 50th CIRCUIT 2026 | 新宿LOFTほか |
| 2026年10月11日(日) | 前衛懐古主義 part 5 | Spotify O-EAST |
| 2026年10月24日(土) | ITaFES6 | 板橋区荒川戸田橋緑地 |
| 2026年10月31日(土) | GINNAN ROCK FESTIVAL’26 | 大阪公立大学 杉本キャンパス |
| 2026年11月1日(日) | BATTLE OF LIQUID 2026 DAY4 | 恵比寿LIQUIDROOM |
| 2026年11月27日(金) | 前衛懐古主義 part 5(振替公演) | 仙台Rensa |
| 2026年11月28日(土) | MASTERPIECE 2026 | 岐阜市文化センター |
| 2026年11月29日(日) | mudy on the 昨晩 20周年企画最終公演 | 名古屋DIAMOND HALL |
| 2026年12月17日(木) | LIQUIDROOM 22nd ANNIVERSARY | 恵比寿LIQUIDROOM |
| 2027年9月12日(日) | ワンマンライブ(詳細調整中) | 豊洲PIT |
12月17日のLIQUIDROOM公演は、アルカラ、9mm Parabellum Bulletとの3組による対バンだ。前売りは6000円(ドリンク代別)。ここで一度バンドの活動を止め、豊洲PITでの単独公演で20年の歩みに区切りをつける。
辻は、残りのライブが「解散するバンドのライブ」になることに複雑な思いもあるとしたうえで、観る側にも「それぞれの受け取り方で観てもらえたら」と呼びかけた。最後のワンマンまで、1年足らず。豊洲PIT公演の詳細発表が次の焦点になる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]








































































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