平田玲翔投手、三回途中から7イニングを2失点で救援 大分商が日本文理に6-4、夏の甲子園は29年ぶり白星

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甲子園球場で行われている第108回全国高校野球選手権(夏の甲子園)の1回戦で8日、大分商業(大分)が日本文理(新潟)に6-4で逆転勝ちした。3回途中から救援登板した平田玲翔投手が最後まで投げ切り、7イニングを2失点にまとめて勝利に貢献した。大分商にとって夏の甲子園での勝利は29年ぶりとなる。
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3回無死一、二塁のピンチで登板、初球150キロ
大分商は8日、甲子園球場での1回戦で日本文理と対戦した。先発の米田泰志投手が3回に捕まり、無死一、二塁のピンチを招くと、那賀誠監督はここで動いた。この日、投手ではなく「2番・DH(指名打者)」で打撃に専念する形でスタメン出場していた平田玲翔を、DHの権利を放棄する「DH解除」の手続きを取ったうえでマウンドに送ったのだ。高校野球のDH制度では、一度DHの権利を解除すると元には戻せない。守備には就かず打撃だけに専念させる起用法をあえて手放し、投手としての平田に懸けた継投だった。
平田の初球は150キロを計測し、甲子園のスタンドは大きな歓声に包まれた。最速152キロの直球を軸に後続を断ち切り、ピンチをしのいでいる。
5回に同点、6回に勝ち越し
試合は初回、日本文理の先発・染谷崇史投手に対し、大分商の先発は米田泰志投手というカードで始まった。日本文理は初回、2年生の臼木が初球を引っ張って先制点を挙げ、主導権を握った。
しかし大分商は5回、中野と菅原の連続適時打で追いつき、6回には杉山と萱島の適時打で勝ち越した。日本文理も8回、無死満塁から綿貫徹照の適時打で2点を返して食い下がったが、反撃はそこまで。大分商が逃げ切り6-4で勝利をおさめた。
平田は3回途中から最後まで投げ切り、7イニングを2失点にまとめている。
プロ注目の二刀流、大分大会は打率.476
平田は3年生、身長187センチの右投右打。投打二刀流としてプロのスカウトからも注目される選手だ。長身から投げ下ろす角度のある直球に加え、鋭く落ちるフォークボールも武器にする。打者としても高校通算打率.378を残し、大分大会では打率.476を記録してチームの甲子園出場に貢献した。50メートル走6秒0、100メートル走11秒2(県下2位)、立ち三段跳び8メートル90(県下1位)という身体能力の高さも評価の一因になっている。巨人の榑松スカウトディレクターは、平田について「潜在能力で言えば高校生ではトップクラス」と評価しているという。
13年ぶりの夏の甲子園、29年ぶりの白星
大分商にとって、夏の甲子園出場は2013年以来13年ぶり15回目だった。そして今回の勝利は、3回戦まで進んだ1997年夏の大会以来、29年ぶりとなる夏の甲子園での白星となった。
那賀監督は平田の登板について「1球で流れを変えてくれた。凄い選手だなと」と話し、ピンチの場面での度胸と勝負強さを評価している。3年生にとっては最後の夏。継投の判断とエースの投球が、大分商にひとつの区切りをもたらした。
大分商は今大会、2回戦への進出を決めた。次戦の相手や日程は、他会場の結果を踏まえて後日組まれる見通しだ。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]


































































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