【2026サッカーW杯】オランダ戦で「本田の嗅覚」が完全発動 前回大会「ななふぅん!?」を超える解説に「期待以上だ」の声

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
2026年W杯北中米大会グループFで日本はオランダと2-2の引き分けに終わった。後半44分、小川航基のヘディングシュートが鎌田大地に当たってコースが変わるという劇的な経緯で同点に追いつき、勝ち点1を手にした。NHK総合で解説を務めた本田圭佑(40)=元日本代表=の”本田節”が炸裂し、Xのトレンドワードに「本田圭佑」がランクイン。前回2022年カタール大会の「ななふぅん!?」を超えたとする声が相次いだ。
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後半4ゴールの激闘 鎌田大地の劇的同点弾で勝ち点1
2026年FIFAワールドカップ北中米大会グループF第1戦が15日(日本時間)、米テキサス州のダラス競技場で行われた。日本対オランダ。スコアは2-2の引き分けとなり、日本は初戦で勝ち点1を手にする。
前半は両チームが堅い守備ブロックを崩せずスコアレスで折り返した。後半に入ると試合が動く。後半6分、DFファン・ダイクがセットプレーから頭で押し込んで先制。しかし後半12分には中村敬斗がオランダ右サイドの守備の甘さを突いて同点ゴールを決め、再び試合を振り出しに戻した。後半19分、オランダFWサマーフィルの勝ち越し弾で再びリードを許したが、日本は最後まで手を緩めない。
後半30分に途中投入されたFW小川航基(28)=NECナイメヘン=が後半44分、右CKからヘディングシュートを放った。そのボールがゴール前にいたMF鎌田大地に当たってコースが変わり、ネットに吸い込まれた。公式記録では得点者は鎌田、アシストが小川航基となる。「ドンピシャ」と表現されたシュートを放った小川は「僕のゴールじゃないみたいですけど」と苦笑いで語った。土壇場の同点劇。逆転を目指した試合はそのまま終了し、グループF初戦は勝ち点1で幕を閉じた。
「1にガクポ、2にガクポ、3にガクポ」 NHK全国放送で本田節が炸裂
この試合のもう一つの主役は、NHK総合で解説を務めた本田圭佑だった。公共放送の地上波中継に本格的に臨むのは今大会が初。事前には「あまり目立たないようにしようと思っている。選手たちに目立ってもらって、おもしろがってもらえるように」と語っていたが、放送が始まるや否や状況は一変する。
前半3分、オランダ左サイドの背番号11、コーディ・ガクポ(26)が仕掛けてきた。本田は即座に「めっちゃうざい」と警戒感を示し、「相手は今日ガクポや。1にガクポ、2にガクポ、3にガクポ」と畳みかけた。ガクポの身長193cmを告げられると「いちきゅーさんのウィンガー!?なんなん、この11番。ほんまマジ、ウザいわぁ」と絶叫。MFフラーフェンベルク(背番号8)には「あの8番マジうざい」と容赦がなかった。
他にも「オランダはとにかくデカい。トイレの便器も高い」という言葉が飛び出し、「解説するシステムがあるのですが、使い方が何一つ分かりません」「(ピッチが)遠い。ぜんっぜん見えない!」と解説席での困惑も赤裸々に明かした。”本田節”は序盤から全開だった。
「22番やねん、穴やから」的中 嗅覚の真骨頂
本田節は笑いで終わらない。試合中盤、本田はオランダの右サイド守備に目をつけた。「こっち緩い。分かります?ここめっちゃ緩い。(ボールを)持っても中村さん嫌な感じしないもん」と繰り返し口にする。「ほら、これこれ、この守備22番やねん。やっぱ22、穴やから」とDFダンフリース(背番号22)の守備の甘さを何度も指摘した。選手目線の鋭さが光る場面だった。
後半12分、中村敬斗がオランダ右サイドを突いて同点ゴールを決める。本田は「その前の流れ変わるところは。前田さんがプレスしていった、そこからの流れからの得点です」と即座に解説した。前田大然の献身的な守備への貢献にも光が当たる。
“予言”は的中した。
後半44分、鎌田大地に当たってコースが変わったボールがネットに吸い込まれると、本田は「イエス、イエス、イエス、イエース!」と叫び、実況アナウンサーとハイタッチを交わした。「オランダ疲れてるから。いこう!点取ってデパイとか出して調子乗ってるから」と選手に向かって檄を飛ばし続ける。試合終盤、伊東純也にぶつかった主審には「なにやってんねん、お前。イエローや」と声を荒らげる一幕もあった。
序盤の「我慢しよう、2022年と一緒やぞ。ドイツ戦と」という発言は、前回大会でドイツを逆転破りした記憶を参照したものだった。試合の流れを冷静に読み解く言葉と、感情的な叫びが交差する。それが視聴者を引きつけた。
「本田圭佑」がXトレンド入り 前回「ななふぅん!?」超えの声も
試合が進む中、Xのトレンドワードに「本田圭佑」がランクインした。スポーツ報知などが報じており、独特の解説スタイルに対する投稿が次々と広がった。「ガクポ」の名を一気に認知させたコールや、「いちきゅーさん」といった独特の言い回しへの爆笑反応が相次ぎ、「本田のおかげでオランダの11番の名前を覚えた」「前回以上だった」「期待以上だ」の声も上がった。
前回2022年カタール大会では、ABEMAの解説者としてアディショナルタイムが7分と表示された際に「ななふぅん!?」と反応し、多くの語録を生んでいた本田。代表パスを「サッカー業界的には雑い」と評したり、「穴やぞ」と攻めどころを指摘したりと、歯に衣着せぬコメントで「本田の解説」がSNSのトレンド入りを果たした。今大会は地上波NHKというさらに大きな舞台で、その反響はあの時以上の広がりを見せた。
「不安しかない」から一変 第3戦スウェーデン戦にも本田解説
本田が今大会のNHK解説者就任を発表したのは2026年5月21日のことだ。「不安しかないですね(笑)」「直前までやる予定はなかった」と率直な心境を明かし、オファーを引き受けた理由については「W杯に関わりたいという気持ちが徐々に強くなった」と語っていた。「おしかりを受けるようなことを話してしまうかもしれないが、できるだけ自然体でいきたい」とも口にしていた。
その言葉通りの自然体が、4時間に及ぶ早朝中継を盛り上げる原動力となった。試合の戦術的な読みを正確に言語化しながら、瞬間的な感情も隠さない。元代表選手ならではの視点が、”地上波デビュー”で最大限に発揮された。
本田の次の解説登板は第3戦のスウェーデン戦(日本時間6月26日)となる。日本代表は6月21日にチュニジアと対戦し、グループF突破をかけた最終節に臨む。「本田節」の続きを、視聴者はすでに楽しみにしている。
[文/構成 by たかなし もか]































































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