座王、大阪城ホールに約7000人 千原ジュニア「いい景色でした」

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
カンテレの人気お笑い番組「千原ジュニアの座王」のライブイベント「東西2大ライブツアー」大阪公演が11月1日、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれ、約7000人が詰めかけた。総勢21人の芸人が出場し、決勝の大喜利対決を制したカベポスターの永見大吾が優勝。終演後、MCの千原ジュニアは満員の客席を見て「いい景色でした」と語った。
21人が競った大阪城ホール公演、頂点は永見大吾
大阪公演はライブイベントとして2回目で、大阪での開催は初めてだった。主催は関西テレビ放送と吉本興業。審査委員長は番組初登場のアンタッチャブル・山崎弘也(50)が務め、ネタごとに2人のどちらが面白いかを判定した。
出場者は番組でおなじみの顔ぶれが中心だ。通算勝利数最多の笑い飯・西田幸治、通算100勝以上のR藤本、ロングコートダディ・堂前透、セルライトスパ・大須賀健剛らに加え、ケンドーコバヤシ、アインシュタイン・稲田直樹、見取り図、錦鯉、モグライダー・芝大輔といった東西の人気芸人もそろった。スペシャルゲストには“アレン様”ことタレントのアレンと、オール阪神・巨人のオール巨人が登場している。
事前に発表されていたプレイヤーは、コンビで出場する錦鯉、すゑひろがりず、見取り図の各2人を含めて21人。ほかに鳥居みゆき、ななまがり・森下、ドンデコルテ・渡辺銀次、ルシファー吉岡、紺野ぶるま、さや香・新山、コロコロチキチキペッパーズ・ナダルらが名を連ねていた。審査委員長に山崎を起用することは、9月15日に発表されている。
決勝に進んだのは、2025年3月の日本武道館公演で優勝した堂前と、永見の2人だった。大喜利で勝負が決まり、永見(36)が座王の座をつかんだ。前回王者を最後に退けての優勝となった。永見は1月の新春SPでも、真空ジェシカ・ガクとの大喜利対決に勝っている。
ジュニア「圧巻」、約30年ぶりの大阪城ホール
ジュニア(52)にとって、大阪城ホールのステージは約30年ぶりだった。20代前半のころ、同世代の芸人たちと大規模なお笑いイベントでこの会場に立っている。2026年6月の取材では、その大阪城ホールに座王で戻ることへの思いを語り、兄・千原せいじとの「千原兄弟」での出場を希望する場面もあった。
終演後の取材会でジュニアは、30年たって会場が小さく感じるかと思ったが実際はとても大きかったと明かした。客席がパンパンに埋まった大阪城ホールを「圧巻」と表現し、「いい景色でした」と語っている。30年前のとがっていたころに勝手にやっていた遊びが、これだけの客席を埋めるまでになったことへの感慨も口にした。
会場の笑い声があると芸人がさらに思い切ってネタに踏み込める、という手応えも話した。
山崎は「楽しくて楽しくて」と公演を表現し、面白いものを見て、どちらが面白いかを言うだけでギャラが出る仕事だと冗談めかした。次回も審査委員長を務めたいと逆オファーした。
弔辞、メンチ…会場を沸かせた対戦
オープニングカードは見取り図・リリーとコロコロチキチキペッパーズ・ナダルによる「歌」の対決だった。2カード目には早くも前回王者の堂前が登場し、序盤から盛り上がった。
ジュニアの葬儀に見立てたお題「弔辞」では、ケンドーコバヤシがジュニアの遺影に向かって、約30年前の駆け出し時代の“悪事”を暴露した。ジュニアはテーブルの上に立ち上がって応戦している。
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相手にメンチを切って一言を放つお題「メンチ」は2回あった。1回目は笑い飯・西田とモグライダー・芝が山崎を相手に対戦した。2回目の相手はオール巨人だ。ケンドーコバヤシと永見が大師匠と向き合い、巨人は事前に無礼講にも礼儀はあると前置きしたうえで、「一言いいですか」「スベるなよ」とプレッシャーをかけた。それでも2人はひるまず悪口で応戦した。
アレンは、有名人ゲストに本人が言いそうにないセリフを言わせるお題「有名人」に参加し、季節のあいさつを叫んだ。
取材会で巨人について聞かれたジュニアは、巨人の長い芸歴がすべてネタ振りになるようなことをやらせてもらったと話し、懐の大きさを感じたと感謝した。
2017年の特番から始まった「座王」の歩み
「座王」はジュニアが考案した番組だ。芸人たちが「大喜利」「ギャグ」「モノマネ」「歌」などのお題が書かれたイスでイス取りゲームを行い、座れなかった芸人が「このお題だったら勝てる」と思う相手を指名する。指名された芸人のイスのお題でネタを披露し、審査委員長が勝敗を決める。即興ネタを競い合うことから、笑いの“総合格闘技”とも呼ばれる。通算100勝に達した芸人は、その証として金色のビブスを着て戦う。
2017年に特別番組として地上波で始まり、現在は関西ローカルで金曜深夜0時45分から放送されている。深夜のローカル番組ながらお笑いファンの支持を集め、2022年には同年1月2日放送の新春SPが第59回ギャラクシー賞テレビ部門の選奨と第48回放送文化基金賞の番組部門奨励賞を受け、ジュニアは同賞の企画賞に選ばれた。
初のライブイベントは2025年3月の「千原ジュニアの座王 in日本武道館」だった。ケンドーコバヤシはこの武道館公演にもプレイヤーとして出ており、大阪城ホールは続けての出場だった。ライブの歩みは次のとおりだ。
| 開催日 | 会場 | 結果・規模 |
|---|---|---|
| 2025年3月 | 日本武道館 | 堂前透 |
| 2026年11月1日 | 大阪城ホール | 永見大吾 |
| 2027年3月29日 | 日本武道館 | 東京公演として開催予定 |
ツアー開催は、2026年1月2日にカンテレ・フジテレビ系で全国放送された「新春SP」の番組内で発表された。この新春SPには24人が出場し、くりぃむしちゅー・有田哲平が審査委員長を務めた。4人による決勝ステージの最後の「ふすま」対決で錦鯉・長谷川を破って優勝したルシファー吉岡が、ツアーへの出場権を手にしている。
見逃し配信は2027年1月10日まで、次は武道館
カンテレの公式サイトは10月23日、大阪公演のオンライン配信チケットの販売を案内していた。大阪城ホール公演はFANY Online Ticketで2027年1月10日まで見逃し配信される。東京公演は2027年3月29日に東京・北の丸公園の日本武道館で開かれ、出場者は順次発表される予定だ。
ジュニアは取材会で、全国の大きなホールを回るツアーへの意欲も見せた。武道館と大阪城ホールでは客席の空気が違い、地域性があるという。山崎がご当地の緊張感のあるタレントを呼べばいいと振ると、北海道なら松山千春を呼びたいと返して笑わせている。
[文/構成 by Webライター 真柴 ことね]







































































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