かいんじゅ、全動画削除の発表から10日で活動再開 新作で「我々が100%悪いことをしている」と謝罪、過去動画は編集して再投稿へ

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
『カイジ』の声真似で知られるYouTuberのかいんじゅが11月1日朝、Xで活動再開を報告し、同日夜に削除後初の新作を公開した。動画の冒頭で「我々が100%悪いことをしている」と謝罪。過去の動画は、問題のないものをそのまま公開し、それ以外は編集して再投稿する考えだ。
かいんじゅが11月1日にXで活動再開を報告
もんじゅとかいくんの2人組YouTuber、かいんじゅが活動再開を伝えたのは、2026年11月1日の朝8時53分だった。チャンネル登録者は11月2日時点で73.4万人。Xのアカウント(@kainjyu)に投稿した報告の全文は次のとおりだ。
「◻︎ご報告 本日より活動を再開させて頂こうと思っております。過去の動画につきましては問題のないものはそのまま公開させて頂き、その他に関しましては必要な編集を行った上で再投稿させて頂きたいと考えております。ご迷惑をおかけした上で大変恐縮ではありますが何卒宜しくお願いいたします。」
10月22日の生配信で全1240本の削除を発表してから、ちょうど10日後の報告となった。この配信で2人は、著作権上問題のある部分を直して投稿し直したいと話し、今後のことはXで知らせるとしていた。
今回の投稿で、過去の動画の扱いが少し具体的になる。問題のない動画はそのまま公開し、それ以外は必要な編集を加えて再投稿するという。どの動画をいつ戻すのかは、この投稿では示していない。
同じ日の夜20時すぎ、チャンネルに新作動画が上がった。
新作の冒頭で謝罪、「投稿させていただく」姿勢を第一に
新作は焼き鳥の晩酌動画だが、最初の約2分は謝罪にあてた。もんじゅは「この度は本当に申し訳ございませんでした」と述べ、生配信についたコメントや、取り上げられた記事へのコメントに加え、エゴサーチもして、さまざまな意見に目を通したと説明した。
温かいコメントもあれば、厳しい言葉もあったという。後者について、もんじゅはこう続けている。
「我々が100%悪いことをしているので、当然も当然のご意見」
否定する気は全くなく、すべて受け入れているとも明かした。心配してくれる人の気持ちはうれしいものの、仕方がないことだと思ってほしいと呼びかける場面もあった。
再開を後押ししたのは、視聴者から届いた言葉だった。過去の動画が見られなくて悲しい、活動を続けてほしいという声が数多く届き、もんじゅは「身に余るお言葉」と受け止めた。応援してくれる人のために、1からになるが頑張らせてもらいたいと話す。
これからの姿勢については、次の言葉で伝えた。
「動画を投稿するっていうよりはもう投稿させていただくっていうね、その姿勢を第1に」
視聴者が安心して楽しめる動画投稿と配信活動に努めるとして、謝罪のパートを締めくくった。動画の概要欄にも「色々とご迷惑・お騒がせしまして申し訳ございません」とあり、「今後は一層の配慮に心がけまして」と記している。
再開の日には、もう一つの意味があった。概要欄の文面は「奇しくも今日はチャンネル開設日。15年目もよろしくお願いいたします」と続く。チャンネルの開設は2012年11月1日で、再出発の日が15年目の始まりと重なった。
かいんじゅに何があった?著作権の申し立てから再開まで
新作の中で、もんじゅは経緯の詳細について10月22日の配信を見てほしいと案内している。その配信で説明された流れを、短くたどる。
10月22日の昼ごろ、投稿していた動画の1本に、キャラクターの画像に関する著作権の申し立てが届いた。問題とされたのは声真似ではなく、動画内やサムネイルで使っていた画像だった。かいんじゅはここ数年、主に漫画『カイジ』の主人公・伊藤開司の口調で料理や旅の動画を届けてきたチャンネルで、同じような画像はほとんどの動画で使っていたという。
2人は権利者の許諾を得ずに使ってきたことを認めて謝罪し、同じ日の夜の配信で、ライブのアーカイブやショート動画を含む全1240本をまとめて消す方針を示した。著作権に触れていない動画もあるかもしれないがごくわずかで、1本ずつ選び分けるのも難しいという判断だ。配信の時点ではバックアップの途中で、削除は23日以降に進んだ。
なお、申し立て元と対象になった動画の名前は、配信でも新作でも明かしていない。
| 日時 | 出来事 |
|---|---|
| 10月22日 昼ごろ | 動画1本に著作権の申し立て |
| 10月22日 20時すぎ | 全1240本削除を配信で発表 |
| 10月23日以降 | 動画の削除を実行 |
| 11月1日 8時53分 | Xで活動再開を報告 |
| 11月1日 20時6分 | 削除後初の新作を公開 |
再出発の1本目は1000円の焼き鳥晩酌
新作のタイトルは「1000円で大量の焼き鳥を仕込んで冷えたビールで晩酌する男」。謝罪を終えると、もんじゅは硬い話し方のままでは見ている人も息が詰まるだろうと前置きし、「こっからはな、こんな感じで通常運転でやらせてもらうぜ」と口調を切り替えた。
この日、かいくんの姿はない。もんじゅによると休みで、住む場所の都合から2人で撮影できる機会はめったになく、基本的にはもんじゅ1人の動画が多くなるという。メンバーシップ向けの配信では2人で活動しているとも紹介した。
なぜ1本目が焼き鳥だったのか。
料理を作って酒を飲むのがチャンネルのスタイルで、視聴者もそれを望んでいると、もんじゅは理由を話す。5年ほど前にも同じ企画を手がけており、チャンネルに欠かせない調理器具、イワタニの「炙りや」を初めて使ったのもこの企画だった。「新しいスタートも同じくこの企画で」と、この回を選んだ。
買ってきたのは鶏もも肉や砂肝、レバーなどで、半額の肉団子をつくね代わりにした。使う分だけを36円と数えた長ねぎを含めて合計は税込み989円で、酒代は入っていない。これで7種類17本の串ができる。「炙りや」を第3のメンバーのようなものと呼び、これからも一緒に頑張ろうと声をかける場面も出てくる。
乾杯の前には、色々あったが再び視聴者と乾杯できる日が来たことを心からうれしく思うと語った。ビールは「2週間ぶりぐらい」だという。
動画の終盤で、もんじゅは今後の活動にも触れた。料理や晩酌、ときには旅行やキャンプというスタイルは変えず、今まで以上にさまざまなことに配慮しながら、安心して楽しめる活動に努めるとしている。過去の動画がいつ戻るのかは、新作の中でも示していない。
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[文/構成 by ライター ミヅキ]









































































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