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ハヤテベンチャーズ静岡、新たに13選手の退団を発表 選手は17人に、落合秀市ら退団一覧

ハヤテベンチャーズ静岡、新たに13選手の退団を発表 選手は17人に、落合秀市ら退団一覧

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プロ野球のファーム・リーグに参加するハヤテベンチャーズ静岡が11月1日、13選手の退団を球団公式サイトで発表した。内訳は本人の希望による退団が9人、契約満了が4人。10月1日に発表した8選手の退団と池谷蒼大の引退を合わせ、今季の在籍39人のうち22人がチームを離れ、残る選手は17人になったと報じられている。

退団13選手の内訳、本人希望が9人で契約満了は4人

静岡市を本拠地とするハヤテベンチャーズ静岡(運営会社:ハヤテ223株式会社)は11月1日、「選手退団のお知らせ」を出した。対象は投手8人、捕手2人、外野手3人の計13人だった。

本人希望で退団するのは、投手の大生虎史、濵本建、石川翔、佐藤宏樹、野里慶士郎、落合秀市、捕手の佐藤英雄、外野手の平尾柊翔、篠原玲央の9人。契約満了は投手の宮路悠良、佐藤友紀、捕手の中村志輝、外野手の廣沢新太郎の4人となった。発表は背番号と名前、ポジション、退団理由の区分だけで、個別の理由や選手のコメントは載っていない。

背番号選手(ポジション)主な経歴退団の区分
11大生虎史(投手)柳ケ浦高本人希望
22濵本建(投手)八幡南高、九州産業大本人希望
33石川翔(投手)青藍泰斗高、中日、メキシコ・サラペロス本人希望
40佐藤宏樹(投手)大館鳳鳴高、慶應義塾大、ソフトバンク本人希望
42野里慶士郎(投手)足立西高、高知ファイティングドッグス、新潟アルビレックスBC、埼玉武蔵ヒートベアーズなど本人希望
44落合秀市(投手)和歌山東高、兵庫ブルーサンダーズ、06BULLS、高知ファイティングドッグス本人希望
10佐藤英雄(捕手)日大三高、青山学院大、西濃運輸、埼玉武蔵ヒートベアーズ本人希望
3平尾柊翔(外野手)春日部共栄高、八戸学院大本人希望
8篠原玲央(外野手)本庄第一高、共栄大本人希望
48宮路悠良(投手)東海大高輪台高、東海大、ミキハウス、徳島インディゴソックス、くふうハヤテ、韓国・サムスン契約満了
58佐藤友紀(投手)千城台高、秀明大、茨城アストロプラネッツ、堺シュライクス、茨城アストロプラネッツ契約満了
24中村志輝(捕手)クラーク記念国際高、函館大、フェザーホームホーネッツ契約満了
1廣沢新太郎(外野手)福岡工大城東高、九州総合スポーツカレッジ、大分B-リングス、茨城アストロプラネッツ契約満了

NPB球団でのプレー経験があるのは、元中日の石川と元ソフトバンクの佐藤宏樹の2人。残る11人は高校や大学、社会人、独立リーグを経てハヤテに入った選手で、このうち宮路は2025年にハヤテでプレーした後、韓国プロ野球のサムスンを経て、2026年8月27日付で再び入団していた。

10月の8人と合わせて22人、選手17人の内訳

「新たに」の前段は10月1日にあった。この日、球団は池谷蒼大の引退と、8選手の退団を発表している。

本人希望で退団したのは投手の高取将之介と外野手の塩﨑栄多。契約満了は投手の林大斗、髙橋零、野村裕樹、内野手の鈴木隆世、和辻大輝、仲村来唯也の6人だった。池谷は静岡高からヤマハを経てDeNAに入り、2024年からハヤテでプレーした浜松市出身の左腕で、9月の時点で今季限りの引退を表明していた。

今季の在籍39人から、10月の9人(引退の池谷を含む)と11月の13人を引くと17人。報道の集計と同じ数になる。球団公式サイトの選手一覧から退団者を除くと、残るのは投手7人、捕手1人、内野手6人、外野手3人だ。

ポジション残る選手
投手(7人)山田門、林平太郎、山本敢生、山下稜太郎、後藤響、笠島尚樹、大石航
捕手(1人)宮原滉希
内野手(6人)德山俊、前田聖矢、倉本寿彦、松永将大、松本陣、大渡純星
外野手(3人)野口恭佑、今村龍之介、鈴木将平

捕手は宮原ひとりしか残っていない。今季の中地区で打点1位の68打点を挙げた野口、セーブ1位の13セーブを挙げた大石、打率.285で地区4位の鈴木将平といった主力は残る一方、チームの形はほぼ一から組み直すことになる。

落合秀市は「紀州の剛腕」、石川翔は脊髄梗塞から復帰を目指す

退団者の中で、高校時代にドラフト候補として注目を集めたのが落合だ。和歌山東高等学校では最速148キロを記録し、同学年の佐々木朗希(大船渡)、奥川恭伸(星稜)と並ぶ評価を受けた投手だった。日米10球団が視察に訪れたとされ、「紀州の剛腕」と呼ばれてドラフト上位候補に挙がったものの、2019年のドラフト会議で指名はなく、一度は就職を決めた。

それでも翌2020年から関西の独立リーグ、兵庫ブルーサンダーズと06BULLSでプレーし、2021年6月に06BULLSを退団。3年後に四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスで野球に戻り、2024年12月にハヤテ入りが発表された。

ハヤテでは2シーズンを過ごした。2025年は19試合に登板して1勝2敗、防御率6.92。今季は32試合で0勝3敗、防御率5.77となり、43回2/3で42四球と制球に苦しんだ。

石川は青藍泰斗高等学校から2017年のドラフト2位で中日に入団した右腕だ。中日を離れた後はメキシコのサラペロスでプレーし、2026年5月19日付でハヤテに入団した。入団時には、12球団への復帰を目標に掲げていた。だが、加入直後に脊髄梗塞を発症したことを5月に本人が自身のインスタグラムで公表しており、今季のファーム公式戦では登板していない。現在はリハビリを続け、復帰を目指していると伝えられている。

佐藤宏樹は大館鳳鳴高等学校から慶應義塾大学を経て、2020年の育成ドラフト1位でソフトバンクに入った左腕。ハヤテでは先発の柱を担い、今季は23試合で122回1/3を投げた。4勝16敗、防御率5.08ながら、中地区の規定投球回に達した4人の中で防御率は3位。勝ち星に恵まれないまま、チームで最も多くのイニングを投げ抜いた。

首位打者を争った廣沢、契約満了でチームを去る

契約満了の4人の中で、今季最も結果を残したのは外野手の廣沢だった。茨城アストロプラネッツから今季ハヤテに加わると、3・4月は25試合で打率.344を記録し、ファームの月間MVP(中地区)を受賞した。ハヤテの選手として初の受賞だった。

最終的な成績は107試合で打率.296、123安打、35盗塁。打率は西武の横田蒼和(.310)に次ぐ中地区2位で、35盗塁は地区トップだった。フレッシュオールスターにも出場している。

同じく契約満了となった佐藤友紀は、今季チーム最多の62試合に登板して防御率2.41。フレッシュオールスターにも選ばれ、7月27日の試合で登板した。本人希望で退団する捕手の佐藤英雄も、同球宴に出場した一人だ。

それでも、2026年のドラフト会議でハヤテの選手が指名されることはなかった。参入1年目の2024年は、早川太貴が阪神から育成3位指名を受けている。2025年、2026年と2年続けて指名はゼロ。

参入3年目は中地区最下位、監督も交代へ

ハヤテは2024年、くふうハヤテベンチャーズ静岡の名称でオイシックス新潟とともにファームに新規参加した。当初の2年間はウエスタン・リーグで戦い、2024年は28勝84敗8分け、2025年は35勝86敗2分けでいずれも最下位。今季から名称をハヤテベンチャーズ静岡に改め、東・中・西の3地区制になったファーム・リーグでは中地区に入った。

今季は122試合で37勝81敗4分け、勝率.314。首位DeNAと39ゲーム差の中地区5位(最下位)でシーズンを終えた。3年続けて勝ち越しはならなかったものの、勝利数は28、35、37と年ごとに伸びている。シーズン途中の7月には、李健熙が育成選手として巨人へ移籍した。

チーム発足から指揮を執ってきた赤堀元之監督も、10月29日に今季限りでの退団が発表された。赤堀監督は球団を通じて「チーム発足というゼロからのスタートの時から、どんな時も熱い声援を送り続けてくださったファンの皆さま、本当にありがとうございました」とコメントしている。

関連記事:赤堀元之、ハヤテベンチャーズ静岡を退団し楽天の投手コーチへ 元近鉄の守護神、最優秀救援5度

11月5日からトライアウト、選手の補充が急務に

監督と選手の大半が入れ替わる中、球団は11月5日から2027年度のトライアウトを開く。会場はしずてつスタジアム草薙で、5日に1次テスト、6日に2次テストを行い、7日を雨天予備日とした。採用人数は球団の判断で決めるとしており、最終合格者は氏名を公表する。

11月8日にはファン感謝デーを開く予定で、退団が決まった赤堀監督も参加するという。選手17人で迎える参入3年目のオフ。新監督の人選とトライアウトでの補強で、どこまで戦える陣容を整えられるかが問われる。

[文/構成 by スポーツ担当ライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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