高橋由伸ヘッドコーチ、就任発表翌日のGoing!に生出演 松井監督が指導せず見守る理由を説明

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
巨人の高橋由伸ヘッドコーチ(51)が10月31日夜、日本テレビ系「Going! Sports&News」に生出演した。ヘッドコーチ就任の発表から一夜明けての出演で、ソフトバンクの日本一について問われると「何とかチームを立て直してソフトバンクに挑戦したい」と答えたと報じられた。巨人の日本一は2012年が最後で、2027年に勝てば15年ぶりとなる。
就任翌日のスタジオで語った「ソフトバンクに挑戦」
報道によると、スタジオではMCの上田晋也から「これはこれはヘッド」「おめでとうございます」と声をかけられた。話題がソフトバンクの日本一に移ると、高橋ヘッドは「何とかチームを立て直してソフトバンクに挑戦したい」と答え、来季の日本一への思いを口にしている。
この日は秋季キャンプの2日目だった。高橋ヘッドは以前から予定されていた仕事のため練習には参加せず、夜に番組へ出演したと報じられている。
出演の前提になったのは、10月30日の球団発表だ。巨人は松井秀喜監督(52)の1年目となる2027年シーズンのコーチングスタッフを発表し、1軍に再びヘッドコーチを置いて高橋を充てた。高橋が巨人のユニホームを着るのは、監督を退いた2018年以来8年ぶりになる。
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同じ番組には1週間前の10月24日にも出演していた。このときはまだ解説者の立場で、ヘッドコーチ就任を要請されたとの報道について問われると、番組から渡された「お察しください」の札を掲げていた。
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ソフトバンクは2年連続13度目の日本一
高橋ヘッドが名前を挙げたソフトバンクは、この秋も強かった。SMBC日本シリーズ2026で横浜DeNAベイスターズに4連勝し、10月28日、本拠地のみずほPayPayドーム福岡で2年連続13度目の日本一を決めている。第4戦は4-2の勝利で、シリーズMVPには4試合で打率.438、2本塁打を記録した正木智也が選ばれた。
巨人にとって、ソフトバンクは日本シリーズで続けて跳ね返された相手でもある。2019年と2020年の2年続けて日本シリーズで顔を合わせ、どちらも1勝もできずに4連敗した。
| 年 | 日本シリーズの相手 | 結果(巨人から見て) |
|---|---|---|
| 2012年 | 北海道日本ハム | 4勝2敗で日本一 |
| 2013年 | 東北楽天 | 3勝4敗で敗退 |
| 2019年 | 福岡ソフトバンク | 0勝4敗で敗退 |
| 2020年 | 福岡ソフトバンク | 0勝4敗で敗退 |
2012年の日本一は、日本ハムを4勝2敗で下して手にした球団22度目のタイトルだった。それから14シーズン、巨人は日本一から遠ざかる。2027年に頂点に立てば、2012年以来15年ぶりの日本一になる。
2026年の巨人は2位、CSで敗退
今季の巨人は76勝64敗3分けでセ・リーグ2位に入った。優勝した阪神とは2.5ゲーム差で、最後までリーグ優勝を争っている。ところが、10月10日から東京ドームで行われたクライマックスシリーズのファーストステージで、3位のDeNAに2-1、4-1と2試合続けて敗れ、日本シリーズへの道はそこで閉ざされた。
「立て直して」という言葉は、こうしてシーズンを終えた後に出たものだ。
監督交代はその後に動いた。球団は10月23日に松井監督の就任を発表し、30日の秋季キャンプ初日にはコーチ陣の顔ぶれを明らかにした。2軍、3軍の監督も入れ替わり、1軍は打撃、投手、バッテリー、ディフェンスの各部門に「チーフ」を置いて、その上にヘッドコーチが立つ形に変わる。球団は、得点を増やし失点を抑えるために、各部門の責任者をまとめる役だとヘッドコーチの役割を説明した。
松井監督が「見ること」に徹する理由も説明
報道によると、同じ放送では、秋季キャンプで松井監督が直接の技術指導をせず、見ることに徹している理由も聞かれた。高橋ヘッドは「理由は2つあると思います」と切り出し、「まず今いる選手の特徴、状態を把握して2月のキャンプの準備をしたいんだと思います」と1つ目を挙げている。
2つ目は選手自身に向けたものだった。「あとはね、今いる選手たち自身に今何をすべきか考えさせたい、あとは見守りたいということだと思います」と続けた。
松井監督はキャンプ初日の訓示で、練習の一つ一つを「100%」でやることを選手に求め、その積み重ねで新しいジャイアンツの文化を作ろうと呼びかけていた。初日は技術指導をせず、高橋ヘッドら新しいコーチ陣との意見交換に多くの時間を使っている。
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就任の経緯と、30日に語っていた役回り
高橋ヘッドはキャンプ初日の30日、スーツ姿でジャイアンツ球場を訪れ、就任のあいさつをして練習を視察した。監督経験者のヘッドコーチ就任は異例だが、取材にはいろいろ言う人がいても関係ないとして「ジャイアンツのために頑張る時」と話した。監督時代に経験したことを伝えていきたいとも述べ、「監督が迷ったりした時に、何か少しでも力になれれば」と自身の役回りを語っている。
声をかけたのは松井監督本人だった。高橋ヘッドによると、電話で「来年からやることになったから一緒にやれないか」と誘われたという。「やっと松井さんがやるときが来た」という感じだったとも明かした。
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高橋は千葉県出身。神奈川県の桐蔭学園高等学校から慶應義塾大学に進み、東京六大学リーグで当時の新記録となる通算23本塁打を放った。ドラフト1位で1998年に巨人へ入団し、通算1819試合で打率.291、321本塁打、986打点を残している。2015年限りで現役を退くと、翌2016年から3年間監督を務め、2位、4位、3位でリーグ優勝には届かなかった。
監督経験者が同じ球団でヘッドコーチに就くのは珍しい人事だ。就任が正式に発表される前の同番組では、自身の監督時代にヘッドコーチだった村田真一について、監督の目が行き届かないところで選手、コーチ、スタッフに考え方を伝え、意思統一を図ってくれたと振り返り、「助かりました」と語っていた。
上田から、仮にヘッドコーチになったら選手とどう向き合うかを問われると、「もしそうだったとしたらですよ」と前置きしたうえで、監督に選手のコンディションを細かく伝え、会話や表情から選手の状態をつかんでいく役になると説明した。その役回りを、今度は自分が担う。
松井監督との縁は現役時代にさかのぼる。2002年は松井、高橋、清水隆行が外野の主力を担って日本一になり、3人がそろって巨人のユニホームを着るのはそれ以来となる。高橋が監督を務めた期間にも、2016年と2018年の宮崎での春季キャンプに松井が臨時コーチとして参加している。
2月の春季キャンプへ向けた準備が始まる
秋季キャンプは11月13日まで、川崎市のジャイアンツ球場などで続く予定だ。高橋ヘッドは番組で、松井監督がこの期間に今いる選手の特徴と状態をつかみ、2月のキャンプに備えたいのだろうと話していた。
ソフトバンクとの日本シリーズで最後に勝ったのは2000年で、当時の相手は福岡ダイエーだった。巨人がもう一度その舞台に立つには、2026年にファーストステージで敗れたクライマックスシリーズを勝ち抜かなければならない。松井監督と高橋ヘッドの1年目は、2027年のシーズンで答えが出る。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 高瀬翔吾]










































































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