FC東京、岡山に4-0で暫定首位 8試合連続無失点はJ1歴代2位の記録、仲川輝人2得点

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明治安田J1リーグ第13節が10月31日にあり、FC東京は敵地のJFE晴れの国スタジアムでファジアーノ岡山を4-0で下した。仲川輝人とダニ・ゴメスが2点ずつを挙げ、守ってはリーグ戦8試合連続の無失点。2021年の名古屋グランパスの9試合に次ぐJ1歴代2位の記録となり、勝ち点30で暫定首位に立った。
前半終了間際に仲川が先制、後半2分に2点目
キックオフは14時3分で、晴れた岡山の入場者数は14,287人だった。FC東京は前節の水戸ホーリーホック戦から先発を1人だけ入れ替え、永野修都が高宇洋とボランチを組んだ。最前線は長倉幹樹と仲川の2トップ。ゴールマウスはキム・スンギュが守った。
立ち上がりは岡山が前からボールを奪いに来た。ルカオがGKまで圧力をかけ、FC東京のビルドアップがずれる場面もあった。それでもFC東京は慌てずにボールをつなぎ、徐々に主導権を握っていく。33分には石原広教の左CKに永野が頭で合わせたが、この日がJ1初出場となった岡山のGK濵田太郎が横っ飛びで防いだ。
前半の終盤には御厨貴文主審が負傷し、第4の審判員を務めていた大坪博和氏と交代するため試合が止まった。アディショナルタイムは4分。その最後に試合が動く。
45分+4分、アレクサンダー・ショルツがセンターサークル付近からのFKを縦に入れ、安斎颯馬がゴール前へ送ったボールを岡山DF立田悠悟がクリアし切れなかった。こぼれ球に反応した仲川がGKをかわし、無人のゴールへ流し込んだ。
追加点は後半開始直後だった。47分、ショルツのフィードを岡山の選手が処理し切れずにボールが浮いたところを仲川が奪い、ゴール前から左足で決めた。
58分に仲川とバングーナガンデ佳史扶を下げ、ダニ・ゴメスと大森理生を入れる交代が当たる。63分、中盤でボールを奪ったところからカウンターに出ると、安斎が左から運び、永野の縦パスを受けたダニ・ゴメスが右足で3点目を決めた。90分+3分には俵積田晃太の右からのパスに抜け出したダニ・ゴメスが、ボールを浮かせてGKをかわし、4点目を流し込んでいる。試合終盤に遠めから狙われたシュートもキム・スンギュが止め、無失点で試合を終えた。
| 時間 | 得点者 | チーム |
|---|---|---|
| 45分+4分 | 仲川輝人 | FC東京 |
| 47分 | 仲川輝人 | FC東京 |
| 63分 | ダニ・ゴメス | FC東京 |
| 90分+3分 | ダニ・ゴメス | FC東京 |
名古屋の9試合まであと1試合 連続無失点は9月6日の京都戦から
FC東京のリーグ戦無失点は、9月6日の第6節、味の素スタジアムでの京都サンガF.C.戦(2-0)から続く。その後はガンバ大阪、名古屋、浦和レッズ、東京ヴェルディ、柏レイソル、水戸、岡山と、8試合続けて相手を0点に抑えた。
J1の連続試合無失点の最長は、2021年に名古屋がGKランゲラックを中心に記録した9試合だ。3位は2014年の浦和の7試合で、FC東京はこれを上回って単独の2位に入った。名古屋に並ぶには、次の1試合を0点で終える必要がある。
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今季のFC東京は、出だしから順調だったわけではない。8月の開幕節でFC町田ゼルビアに1-5で大敗し、最下位から始まった。8月15日の第2節、敵地でのヴィッセル神戸戦も2-2の引き分けで、13試合の総失点8のうち7点は最初の2試合に集中している。そこから第13節まで12試合負けなし。10月25日の水戸戦は6-0、岡山戦は4-0と、直近2試合で10点を奪った。
仲川は2試合連続の2得点「キャリアでおそらく初めて」
34歳の仲川は、水戸戦で今季初めて先発し2得点。続けて先発した岡山戦でも2点を取った。
1点目について仲川は、クラブの公式サイトで「こぼれてきたボールへの反応でしたが、身体がしっかり動いているからこそ、あのようなシーンに反応できたというのがあると思います」と話した。2点目はショルツの縦パスが相手に当たってこぼれてきたもので、力を抜いて左足を振り抜けたと明かしている。2試合続けての2得点を問われると「自分のキャリアで2試合連続での2得点はおそらく初めてですね」と答えた。
仲川は横浜F・マリノスに在籍した2019年、リーグ優勝に貢献し、得点王とMVPを受賞した。2023年にFC東京へ完全移籍している。チーム内のポジション争いについては、試合に出られないときは誰でも悔しいが、腐らずに練習から取り組んでいることが結果に出ていると語った。そのうえで、年上の選手が腐っていたりやる気のない姿を見せたりするチームは優勝できないと強調し、横浜FM時代に先輩たちの姿から刺激を受けた経験を挙げた。
途中出場で2点を挙げたダニ・ゴメスは、ゴールよりもチームの勝利が大事だと話し、早くも次の鹿島アントラーズ戦に意識を向けた。ボランチの高は、途中から出た選手も点を取れていることについて、”誰が出ても”という点がいまのキーワードになっていると話した。8試合連続完封には、選手はあまり気にしておらず、1点もやらせたくない気持ちでプレーしていると答えている。
松橋監督「何回も何回も打ち込んでいくしかない」 岡山は今季最多4失点
松橋力蔵監督は、岡山まで駆けつけたファン・サポーターの前で勝ち点3を取れたことを喜んだ。前半はゴール前の本当にダメージを与えたい場所へボールを届けられず、人も入り切れていなかったとして、ハーフタイムに修正を伝えたと説明した。そのうえで、最後は「何回も何回も打ち込んでいくしかない」と語っている。
先制点については、攻撃を重ねてもネットを揺らせない中で、じれずに相手の隙を突いた得点だったと評価した。この1点が後半開始早々の追加点につながった要因の一つかもしれない、とも述べた。
岡山にとっては苦しい一日だった。木山隆之監督は4点差がついたことから完敗だったと認め、失点の時間とタイミングが悪すぎたと話した。前節の川崎フロンターレ戦に続く2連敗で、4失点は今季最多。2つの失点に絡んだ立田は、自分がやっていいミスではなかったと受け止め、切り替えの速さでも相手が上回っていたと語った。J1デビュー戦となった濵田は、4失点の厳しい一戦だったと振り返った。
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岡山は10月31日時点で5勝1分け7敗の勝ち点16、10位にいる。
首位は11月1日の町田戦次第 次は11月7日に鹿島とホーム戦
第13節は10月31日に6試合、11月1日に4試合が組まれている。10月31日の試合を終えた時点の順位表(Jリーグ公式、同日18時31分更新)の上位は次のとおりだ。
| 順位 | クラブ | 試合数 | 勝ち点 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | FC東京 | 13 | 30 | +23 |
| 2 | サンフレッチェ広島 | 13 | 29 | +22 |
| 3 | 柏レイソル | 13 | 28 | +10 |
| 4 | FC町田ゼルビア | 12 | 27 | +20 |
| 5 | ヴィッセル神戸 | 13 | 26 | +9 |
試合前のFC東京は、勝ち点で町田と並ぶ2位だった。広島は水戸に3-0、柏は浦和に4-0で勝ち、ともに勝ち点を伸ばしている。1試合少ない4位の町田は、11月1日16時に町田GIONスタジアムでガンバ大阪と対戦する。町田が勝てば勝ち点30で並ぶ。J1の順位は勝ち点、得失点差、総得点の順に決まるため、町田が2点差以内の勝利ならFC東京が得失点差で首位に残り、3点差以上で勝てば町田が首位に立つ。引き分け以下ならFC東京の首位が確定する。”暫定”が外れるかどうかは、11月1日の夜にはっきりする。
FC東京の次戦は、11月7日15時に味の素スタジアムで行う第14節の鹿島戦だ。鹿島も10月31日にセレッソ大阪を4-1で下し、同日時点で6位につける。名古屋の記録に並ぶ9試合連続無失点がかかる一戦で、その後も11月21日にセレッソ大阪、11月25日に広島との対戦が続く。岡山は11月7日に、敵地の日産スタジアムで横浜FMと戦う。
[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]










































































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