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イキズライブとSixTONENSのライブが隣接会場で同時開催。ジェシーと駒形花火の共通点やSNSで盛り上がっている理由を整理

イキズライブとSixTONENSのライブが隣接会場で同時開催。ジェシーと駒形花火の共通点やSNSで盛り上がっている理由を整理

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

2026年9月19日・20日、SixTONES初のスタジアムツアー「MILESixTONES」が味の素スタジアムで、ラブライブ!シリーズ「いきづらい部!」の2ndライブが隣接する京王アリーナTOKYOで同時に開かれた。会場が隣り合わせだったことから、両ファンがSNS上で楽曲を紹介し合う交流が始まり、Xのトレンドに浮上する騒ぎに発展する。さらにSixTONESのジェシーと「いきづらい部!」の駒形花火の誕生日やイメージカラーが一致していたことも話題を呼んだ。

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飛田給で2つのライブが同日同時刻に重なった

東京都調布市の京王線飛田給駅から徒歩5分。スタジアム通りを挟んで、味の素スタジアムと京王アリーナTOKYOが並ぶ。9月19日と20日の2日間、この隣り合う2つの会場で、まったく客層の異なるライブが同時に開かれた。

味の素スタジアムではSixTONESのライブツアー「MILESixTONES」の東京公演が行われた。グループ初のスタジアムツアーで、収容約4万8千席のスタジアムを埋めた。開演は両日とも17時30分。隣の京王アリーナTOKYOでは、ラブライブ!シリーズ「イキヅライブ! LOVELIVE! BLUEBIRD」のスクールアイドルグループ「いきづらい部!」が2ndライブ「Dou-Da? DOING! ~Reply to L~」を開いた。最大約1万人を収容するアリーナ会場で、19日は17時開演、20日は16時開演。

「イキヅライブ!」は、全国にサテライト校を持つインターネット高校「Love学院高等学校」(通称L高)に通う10人の高校生がスクールアイドル活動に挑むプロジェクトだ。制服も教室もグラウンドもない通信制の学校を舞台に、日本各地に散らばるメンバーがオンラインでつながりながら活動する。ラブライブ!シリーズとしては最も新しい作品にあたる。

帰りの飛田給駅は両方のファンで混み合った。あるXユーザーは「飛田給駅に向かう方へ ライブ帰りのSixTONESとイキヅライブのファンで大混雑してます」と投稿し、注意を促している。

誕生日6月11日、カラーは赤 ジェシーと駒形花火の偶然の一致

ファンの間で特に盛り上がったのが、SixTONESのジェシー(30)と「いきづらい部!」のキャラクター・駒形花火の共通点だった。

ジェシーの誕生日は1996年6月11日で、メンバーカラーは赤。SixTONES公式サイトに記載されている。一方、駒形花火の誕生日も6月11日で、イメージカラーは「紅牡丹」と赤系の色が設定されている。「イキヅライブ!」公式サイトのメンバーページで確認できる。

誕生日とカラーの一致を最初に指摘した投稿は公演当日のXに複数見られ、「いきづらい部の花火と、SixTONESのジェシー 誕生日が6月11日なのとメンバーカラーが赤なの偶然の一致にしては出来すぎてておもろいよな」といった反応が拡散した。Yahoo!リアルタイム検索でも「駒形花火」「ジェシー」を含む投稿が急増し、双方のファンが互いのコンテンツに興味を示すきっかけになった。

駒形花火は浅草の呉服屋の一人娘という設定で、着物文化を世界に広めたいという夢を持つ高校1年生。声優は藤野こころが担当する。ジェシーはアメリカ人の父と日本人の母を持ち、東京出身。SixTONESのセンターを務める。キャラクターと実在のアイドルという違いはあるが、偶然の数字の一致がファンの想像力を刺激した。

楽曲の布教合戦 SNSで広がったジャンル横断の交流

会場が隣同士だったことは、もう一つの現象を生んだ。SNS上での「楽曲布教」だ。

Xのトレンドには「SixTONESと『いきづらい部!』ファン、楽曲交換の温かい交流」というトピックが浮上した。トピックの説明によれば、ファンがSNSで楽曲を交換し合い、「スト担の方が#いきづらい部 の曲を好きになった」「SixTONESのMVがカッコいい」と感想を共有したという。YouTubeのチャンネル登録や楽曲の再生にもつながったと記されている。

味の素スタジアムで打ち上げられたSixTONESの花火演出が、隣の京王アリーナTOKYOからも見えたことも交流に拍車をかけた。「お隣のSixTONESの花火演出にオタク盛り上がる(笑)」という投稿が拡散し、「たまたま同じ日にライブ会場が隣同士で、たまたまラブライバーがSixTONESの花火で盛り上がっただけなのに、異次元フェスの時と同じ光景が繰り広げられてる」と振り返る声もあった。

「異次元フェス」とは、2023年12月に東京ドームで開かれた「アイドルマスター」と「ラブライブ!」の合同イベントを指す。ジャンルの壁を越えたファン交流は前例がある。今回は公式のコラボではなく、会場の偶然の隣接がきっかけだった点が異なる。

佐伯youthKという「つなぎ役」の存在

両コンテンツをつなぐもう一つの糸がある。作曲家の佐伯ユウスケ(佐伯youthK名義)だ。

SixTONESには「こっから」「わたし」「共鳴」「音色」など多数の楽曲を提供しており、「こっから」はYouTubeで1億回再生を突破している。一方、ラブライブ!シリーズでは蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの楽曲「いったん」の作詞・作曲を手がけた。蓮ノ空はイキヅライブ!とは別のグループだが、同じラブライブ!シリーズに属する。

ファンの間で両方への楽曲提供が話題になると、佐伯本人も9月22日にXで反応した。「連休で子守りしてる間にすごい世界線になってた」。公演から2日後、自身が手がけた2つのコンテンツのファンが交わっている状況を目にしての投稿だった。リプライ欄には「佐伯さんの縁結びですよー!」というファンからの声が寄せられている。

SixTONESとラブライブ!という一見接点のない2つのコンテンツに共通の作曲家がいたことが、ファン同士の楽曲布教をさらに後押しした。

いきづらい部!は3rdライブも決定 SixTONESはスタジアム3会場へ

いきづらい部!は2ndライブのDay2で、3rdライブの開催を発表した。2027年3月27日・28日に東京・有明アリーナで行われる。京王アリーナTOKYOの最大約1万人から、約1万5千人規模の有明アリーナへ。会場のスケールアップが、コンテンツの勢いを映す。

SixTONESのスタジアムツアー「MILESixTONES」は味の素スタジアムを皮切りに、11月にヤンマースタジアム長居(大阪)、日産スタジアム(神奈川)へ続く。アリーナツアーを経てスタジアム規模に到達した初めてのツアーで、グループの集客力が新たな段階に入ったことを示している。

9月の飛田給で起きた偶然の交流は、どちらのファンにとっても予想外の出来事だった。公式なコラボが組まれたわけでも、事前に仕掛けがあったわけでもない。会場が隣だった、誕生日とカラーが同じだった、同じ作曲家が曲を書いていた。それだけのことが、ジャンルを超えた大きなうねりになる。SNS時代のファン文化を映す、飛田給発の小さな事件だった。

[文/構成 by たかなし もか]

寄稿者

たかなし もか
アイドル好きの主婦。オタクJKの母でもある。テレビや映画、ネトフリなどのエンタメをこよなく愛している。普段は家から出ないが、コナン映画は家族で毎年欠かさず鑑賞。そんな私がエンタメファン目線でわかりやすい記事をお届けします。

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