全日本大学駅伝の区間エントリー発表 駒大・桑田駿介は7区、早大・工藤慎作は8区 11月1日号砲

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
第58回全日本大学駅伝の区間配置が10月30日に発表された。前回優勝の駒澤大学は桑田駿介(3年)を17.6kmの7区に置き、出雲駅伝を大会新記録で制した早稲田大学は工藤慎作(4年)を最長19.7kmの8区に登録した。号砲は11月1日午前8時10分で、名古屋市の熱田神宮西門前から三重県伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前まで8区間106.8kmを27チームが走る。
全日本大学駅伝の区間配置、主要校の1区・7区・8区
大会を主催する日本学生陸上競技連合、朝日新聞社、テレビ朝日などの大会事務局は10月30日、各チームの区間エントリーを公式サイトで公開した。10月29日正午に締め切ったメンバーエントリーで、1区から8区の走者と補員5人が登録されている。
出場は前回大会の上位8校(シード校)、全国8地区の選考会を勝ち抜いた17校、オープン参加の日本学連選抜と東海学連選抜の計27チーム。シード8校の1区と、勝負どころになる7区・8区の登録は次のとおりだ。
| 大学(前回順位) | 1区(9.5km) | 7区(17.6km) | 8区(19.7km) |
|---|---|---|---|
| 駒澤大学(1位) | 上岡煌 | 桑田駿介 | 新谷倖生(4年) |
| 中央大学(2位) | 簡子傑 | 岡田開成 | 原田望睦(3年) |
| 青山学院大学(3位) | 榅山一颯 | 平松享祐 | 鳥井健太(4年) |
| 國學院大學(4位) | 尾熊迅斗 | 和久井夏輝 | 髙石樹(2年) |
| 早稲田大学(5位) | 本田桜二郎 | 山口竣平 | 工藤慎作(4年) |
| 帝京大学(6位) | 落合智優 | 谷口颯太 | 浅川侑大(4年) |
| 創価大学(7位) | 八田聡良 | 池邊康太郎 | 山口翔輝(3年) |
| 順天堂大学(8位) | 大野聖登 | 玉目陸 | 小林侑世(4年) |
学年は10月29日時点のメンバーエントリーによる。7区と8区の2区間だけで37.3kmあり、全体の3分の1を超える。後半の2人に誰を置くかで、各校の考え方が見えてくる。
区間ごとの距離は次のとおりで、前半は10km前後の区間が続き、終盤に向けて長くなる。コースは名古屋市から愛知県内を西へ進んで三重県に入り、桑名市、四日市市、鈴鹿市、津市、松阪市を経て伊勢市へ向かう。中継所は名古屋市港区藤前、桑名市長島町、四日市市羽津、鈴鹿市林崎町、津市河芸町、津市藤方、松阪市豊原町の7か所に置かれる。
| 区間 | 距離 |
|---|---|
| 1区 | 9.5km |
| 2区 | 11.1km |
| 3区 | 11.9km |
| 4区 | 11.8km |
| 5区 | 12.4km |
| 6区 | 12.8km |
| 7区 | 17.6km |
| 8区 | 19.7km |
駒大・桑田駿介と早大・工藤慎作、7区と8区の顔ぶれ
駒澤大学は前回、2大会ぶり17回目の優勝を5時間6分53秒で決めた。2位の中央大学(5時間8分54秒)に2分1秒の差をつけ、3位は青山学院大学、4位は國學院大學だった。伊勢路での優勝回数は大会最多で、今回は連覇と18回目の優勝がかかる。
前回の駒大は7区を走った佐藤圭汰が区間3位の50分26秒でまとめ、7区を終えた時点で2位の青山学院大学に1分57秒の差をつけていた。勝負を決める区間として、7区の重みは大きい。その7区を今回任されたのが桑田だ。桑田は岡山県の倉敷高等学校出身。高校時代は全国高校駅伝で4区を3年続けて走り、2年と3年で区間賞を取った。大学では箱根駅伝のエース区間2区も経験している。
8区には4年の新谷倖生が入った。前半は1区に2年の上岡煌、2区に1年の鈴木大翔、3区に4年の小山翔也を置き、4区も1年の池谷陸斗に任せた。一方で、3年の谷中晴は走者8人と補員5人のメンバーエントリーに名前がなく、今回は走らない。
早稲田大学のアンカーは工藤だ。前回大会でも8区を走り、56分54秒で区間賞を取っている。区間2位だった中央大学の溜池一太(57分03秒)を9秒上回る走りで、チームは5位でフィニッシュした。千葉県の八千代松陰高等学校出身の4年生で、”山の名探偵”の愛称でも知られる。
早大は1区に本田桜二郎、2区に増子陽太と1年生2人を並べた。本田は出雲駅伝の2区で区間賞を取ったルーキーだ。出雲で好走した2年の鈴木琉胤と1年の新妻遼己は補員に名前があり、当日の入れ替えで区間に入る余地を残した。
青山学院大学は7区に平松享祐、8区に鳥井健太と、後半2区間に4年生を並べた。6区には前回この区間で区間賞(37分20秒)を取った飯田翔大(3年)が入る。
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エース級が補員に、当日変更で3人まで入れ替え
区間エントリーは、当日の朝に変わることがある。大会公式の案内では、11月1日朝に走者と補員の入れ替えが3人まで認められる。走者同士で区間を入れ替えることはできない。変更の受け付けは当日午前6時半までと報じられている。
この決まりがあるため、主力を補員に置いて他校の出方を見るチームも出てくる。國學院大學は4年の野中恒亨と辻原輝を補員に回した。野中は前回大会の3区で33分11秒の区間賞を取っている。8区には2年の髙石樹を登録した。
中央大学は1区に1年の簡子傑を置き、4年の本間颯と2年の三宅悠斗を補員にした。創価大学も4年の小池莉希とスティーブン・ムチーニの2人を補員とし、当日の入れ替えに備える。
順天堂大学は4年のエース吉岡大翔を2区に登録し、終盤の7区を玉目陸(3年)、8区を小林侑世(4年)に託した。帝京大学は8人のうち6人が4年生で、経験のある上級生を軸に組んだ。
前回区間賞の選手では、志學館大学の中村晃斗(4年)が1区、帝京大学の楠岡由浩(4年)が2区、中央大学の柴田大地(4年)が4区と、前回と同じ区間に入った。前回7区で49分31秒の区間新記録を出した青山学院大学の黒田朝日は大学を卒業しており、7区は新しい顔ぶれで争う。
出雲駅伝で16年ぶりに勝った早大、2冠をかけて伊勢路へ
勢いに乗るのは早稲田大学だ。10月12日の出雲駅伝で、2時間5分56秒の大会新記録を出して16年ぶり3度目の優勝を果たした。それまでの大会記録は駒澤大学の2時間7分51秒で、2分近く縮めている。2位の國學院大學も2時間6分54秒と従来の記録を上回ったが、58秒届かなかった。國學院大學は2024年、2025年と出雲を連覇しており、3連覇を逃した。
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ただ、出雲は6区間45.1km、全日本は8区間106.8km。距離が倍以上に延びる。
出雲で11位に沈んだ青山学院大学は、全日本で立て直しを図る。前回3位の青学大は、後半の7区・8区に4年生を置いた。前回2位の中央大学、2年前に初優勝した國學院大學も上位をうかがう。
11月1日の号砲、中継とシード争い
レースは11月1日午前8時10分に熱田神宮西門前をスタートする。テレビ朝日系で全国に生中継される予定で、放送の詳しい時間はテレビ朝日の番組表で確かめてほしい。
上位8校には次回大会のシード権が与えられる。地区選考会から出場する17校には、日本大学、東海大学、東洋大学、大東文化大学など関東の強豪も並び、シード8枠を巡る争いも続く。地元・東海地区からは愛知工業大学が4大会ぶり20回目の出場を決めている。
オープン参加の2チームは、前回大会でもタイムは記録されたものの順位の対象外だった。日本学連選抜には、地区選考会で本大会出場を逃した大学の上位選手が選ばれており、東北地区選考会で全体最速の30分06秒41を出した東北学院大学の吉田奏斗(4年)らが加わる。
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区間エントリーは発表された。当日朝の入れ替えで、最終的な顔ぶれが決まる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]










































































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