東日本実業団駅伝2026エントリー発表、GMOに青学大から加入の黒田朝日 11月15日開催

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
東日本実業団陸上競技連盟は10月27日、11月15日に埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園で開く第67回東日本実業団対抗駅伝競走大会の出場チームとエントリー選手を発表した。ニューイヤー駅伝王者のGMOインターネットグループは、青山学院大学から今春加入した黒田朝日(22)を登録。1部は30チームが7区間74.6キロを走り、上位13位までの企業チームが来年元日のニューイヤー駅伝へ進む。
GMOは初優勝メンバーに黒田朝日を加えて登録
連盟の発表によると、1部には企業・クラブの28チームと、東日本の企業チームから選んだ選手で組む混成2チームの計30チームが出場する。5区間28.7キロの2部には20チームが名を連ねた。1部は11月15日午前8時、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場をスタートする。
注目はやはりGMOだ。今年1月1日の第70回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)で、創部10年、7回目の挑戦にして4時間44分00秒の大会新記録で初優勝した。報道によると、その優勝メンバーが全員エントリーし、そこへ黒田が加わった。東日本の舞台では2024年の第65回大会以来、2年ぶりの頂点を狙う。
エントリーした日本人選手は、今江勇人、鈴木塁人、吉田祐也、吉田圭太、小野知大、嶋津雄大、岸本大紀、小原響、児玉真輝、太田蒼生、鶴川正也、黒田朝日の12人。主な顔ぶれの最近の実績は次のとおりだ。
| 選手 | 最近の主な実績 |
|---|---|
| 黒田朝日 | 2026年箱根駅伝5区で区間新、 |
| 吉田祐也 | 2026年9月26日のアジア大会男子マラソン11位 |
| 嶋津雄大 | 2026年10月23日のアジアパラ大会男子5000m(T12・ |
| 太田蒼生 | ニューイヤー駅伝2026の5区で区間賞 |
吉田祐也は10月19日、自身のインスタグラムで現役続行を表明したばかりだ。アジア大会のレース後には、2024年12月から脚の力が抜ける症状に悩んできたことを明かしていた。投稿ではニューイヤー駅伝への思いもつづっており、今回のエントリーはチームでの再出発の一歩になる。
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嶋津は進行性の網膜色素変性症と向き合いながら走る。今季からパラ陸上にも挑み、10月23日に名古屋の瑞穂公園陸上競技場で行われたアジアパラ大会の男子5000m(視覚障害T12・13)を14分13秒95で制した。その3週間あまり後に、実業団駅伝のコースへ戻ってくる。
「シン・山の神」黒田朝日、実業団駅伝デビューへ
黒田は2004年3月10日生まれの岡山県岡山市出身。岡山県立玉野光南高等学校から青山学院大学へ進んだ。GMOは2025年7月29日に所属内定を発表し、今年4月1日に入社している。
大学時代の実績は分厚い。箱根駅伝では2024年の第100回大会、2025年の第101回大会と2年続けて2区を任され、どちらも7人抜きで総合優勝に貢献した。最終学年の2025年度は10月の出雲駅伝6区で区間賞、11月の全日本大学駅伝7区で区間新。そして2026年1月2日、第102回箱根駅伝の山上り5区を1時間7分16秒の区間新記録で駆け上がり、大会MVPにあたる金栗四三杯を受けた。青学大は3年連続9度目の総合優勝を飾っている。
地元も沸いた。岡山市は1月16日、市役所本庁舎の北側壁面に、箱根での区間新とMVPを讃える縦7メートルの懸垂幕を掲げた。
マラソンでも結果を残す。学生だった2025年の大阪マラソンで2時間6分5秒の学生新記録を出し、今年2月1日の別府大分毎日マラソンでは2時間7分3秒で3位に入った。日本人トップの2位は4秒先にゴールしたGMOの先輩、吉田祐也。2人そろって、2028年ロサンゼルス五輪の代表選考会、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を手にした。
ただ、その後は順調だったわけではない。報道によると、別大のあとは疲労などでレースから離れ、9月の5000mのレースで約8か月ぶりに実戦へ戻った。内定発表の際、黒田は「入社後はチーム目標であるニューイヤー駅伝優勝に貢献するため、大舞台で区間賞の走りができるよう更なるトレーニングを積んでいきたい」とコメントしていた。その目標に向けた最初の駅伝が、熊谷の周回コースになる。
青学大では、弟の黒田然(3年)も10月12日の出雲駅伝5区で学生3大駅伝デビューを迎えた。兄弟そろって、駅伝シーズンの本番に入る。
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公園内の周回コースで7区間、上位13チームが元日へ
コースは2年前と大きく違う。
2024年の第65回大会は、埼玉県庁から熊谷スポーツ文化公園陸上競技場へ向かう公道のコースで争われた。2025年の第66回大会からは、公園の中に設けた1周4.1キロの特設コースを回る方式に変わり、今年もこのコースを使う。日程は前回の11月3日から約2週間遅い11月15日(日)になった。
1部の区間は次のとおり。最長は16.4キロの3区で、周回コースを4周する。
| 区間 | 距離 | 走り方 |
|---|---|---|
| 1区 | 13.1キロ | 競技場2周と周回コース3周 |
| 2区 | 8.2キロ | 周回コース2周 |
| 3区 | 16.4キロ | 周回コース4周 |
| 4区 | 8.2キロ | 周回コース2周 |
| 5区 | 8.2キロ | 周回コース2周 |
| 6区 | 8.2キロ | 周回コース2周 |
| 7区 | 12.3キロ | 周回コース3周 |
大会要項では、外国籍選手は1チーム2人まで登録できるが、走れるのは1人だけで、区間は2区か5区に限る。区間ごとの最終エントリーは11月13日正午が締め切りで、補欠との入れ替えは前日の監督会議などで受け付ける。上位13位までの企業チームに、2027年1月1日に群馬県で開く第71回全日本実業団対抗駅伝競走大会の出場資格が与えられる。
2部は同じ日の午後1時スタート。5区間28.7キロで、実業団登録のないチームも出られる。
前回はロジスティードが優勝、GMOは36秒差の2位
2025年11月3日の第66回大会は、ロジスティードが3時間31分24秒で制した。GMOは36秒差の3時間32分00秒で2位、SUBARUがその13秒後に3位で続いた。上位4チームが約1分の中に収まる接戦だった。
| 順位 | チーム | 記録 |
|---|---|---|
| 1位 | ロジスティード | 3時間31分24秒 |
| 2位 | GMOインターネットグループ | 3時間32分00秒 |
| 3位 | SUBARU | 3時間32分13秒 |
| 4位 | サンベルクス | 3時間32分24秒 |
| 5位 | JR東日本 | 3時間33分29秒 |
| 6位 | M&Aベストパートナーズ | 3時間33分38秒 |
| 7位 | 富士通 | 3時間33分51秒 |
| 8位 | ヤクルト | 3時間34分08秒 |
| 9位 | コニカミノルタ | 3時間34分09秒 |
| 10位 | Honda | 3時間34分15秒 |
| 11位 | プレス工業 | 3時間34分47秒 |
| 12位 | 花王 | 3時間35分16秒 |
| 13位 | NDソフト | 3時間35分20秒 |
ところが元日の本番では順位が入れ替わる。ニューイヤー駅伝2026はGMOが4時間44分00秒で優勝し、ロジスティードは2分27秒差の2位。東日本勢はJR東日本が4位、サンベルクスが5位、Hondaが8位、富士通が10位に入った。熊谷で勝ったチームが群馬でも勝つとは限らない。
ロジスティードの平林清澄、アジア大会メダリストも登録
ライバル勢も顔ぶれは厚い。連覇を狙うロジスティードは、平林清澄、四釜峻佑、富田峻平、藤本珠輝らを登録した。
9月のアジア大会で表彰台に立った選手も並ぶ。SUBARUの三浦龍司は男子3000メートル障害で金メダル、同じ種目で銀メダルのHonda・青木涼真と、男子1500メートル銅メダルの森凪也もエントリーした。
| チーム | 前回順位 | 主な登録選手 |
|---|---|---|
| ロジスティード | 1位 | 平林清澄、 |
| SUBARU | 3位 | 三浦龍司、 |
| サンベルクス | 4位 | 吉田響、 |
| JR東日本 | 5位 | 竹井祐貴、 |
| 富士通 | 7位 | 篠原倖太朗、 |
| Honda | 10位 | 青木涼真、 |
| 花王 | 12位 | 池田耀平、 |
神野大地が監督を務めるM&Aベストパートナーズは前回6位で、再び上位13チーム入りを目指す。
黒田にとっては、実業団の選手として初めて駅伝のたすきをつなぐ舞台。GMOがどの区間に新人を置くのか、区間エントリーが出る11月13日以降に答えが見えてくる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 南條楓]












































































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