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スピッツ『kettle』ジャケット公開 念力でケトルを持ち上げる女性、11月25日発売

スピッツ『kettle』ジャケット公開 念力でケトルを持ち上げる女性、11月25日発売

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スピッツが11月25日に発売する18作目のオリジナルアルバム『kettle』のジャケット写真を10月21日に公開した。宙に浮いたケトルを念力で持ち上げる女性の姿を写した一枚で、ドレスの刺繍の絵柄は画家のjunaidaが手がけている。前作『ひみつスタジオ』から約3年半ぶりのアルバムは全13曲入りで、7形態で発売される。

ケトルを浮かせる女性とjunaidaの刺繍

ジャケット写真は10月21日、レーベルのユニバーサル ミュージックがスピッツのアーティストページで告知した。同じ日にはデラックスエディションに入るライブ音源の曲目と、初回限定盤・デラックスエディションに付くミュージックビデオの曲順も発表されている。

写真の主役は、念力でケトルを持ち上げる女性。アルバムタイトルの「kettle」をそのまま形にしたような構図で、手を触れずに宙に浮かぶケトルが目を引く。報道では、公開されたのは通常盤のジャケットと紹介された。

もう一つの見どころが、女性の着るドレスだ。色鮮やかな刺繍がほどこされ、その絵柄を描いたのは画家のjunaida。前作『ひみつスタジオ』に登場したロボットのデザインや、シングル「見知らぬ糸」「灯を護る」のジャケット絵も担当しており、ここ数年のスピッツの作品で続けて起用されている作家だ。

モデルを務めたのは俳優の吉村優花。報道によると、吉村は自身のXを更新し、「草野さんはじめ、職人たちのこだわり抜いた世界観が表現されています!!」とつづった。撮影については「本当に本当にたのしかったです!」と振り返っている。

18作目『kettle』は全13曲、通常盤からカセットまで7形態

『kettle』は2023年5月17日発売の『ひみつスタジオ』以来、約3年半ぶりのオリジナルアルバムとなる。発売が決まったのは9月11日。CDは7形態のうち5形態で、カセットテープとアナログ盤も用意された。

形態内容価格(税込)品番
デラックスエディション(完全限定生産)2SHM-CD+Blu-ray+グッズ9,900円PROJ-1944
デラックスエディション(完全限定生産)2SHM-CD+DVD+グッズ9,350円PROJ-1945
初回限定盤SHM-CD+Blu-ray6,600円UPCH-7902
初回限定盤SHM-CD+DVD6,050円UPCH-7903
通常盤CD3,630円UPCH-2302
カセットテープCT3,300円UPTH-1604
アナログ盤(完全限定生産)2LP(重量盤)5,280円UPJH-9104/5

発売日は11月25日(水)だが、アナログ盤だけは12月23日(水)と約1か月遅れる。初回限定盤は三方背ケース入りの紙トレイ仕様で、「見知らぬ糸」「ちっちゃな無敵」「キツネノボタン」「灯を護る」「破る歌」の5曲のミュージックビデオを収めたBlu-rayかDVDが付く。

アルバム本編とミュージックビデオ5本をあわせて手元に置きたい人には、Blu-ray付きの初回限定盤がある。

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デラックスエディションはさらに1枚多い構成となる。2枚目のCDには、2026年春のツアー「Spitzbergen tour 2026 “GO!GO! スカンジナビア vol.9″」から7曲のライブ音源を収録。「アケホノ」「ヒバリのこころ」「三日月ロック その3」「田舎の生活」「灯を護る」「楓」「破る歌」と、デビュー曲から新曲までが並ぶ。ポストカードセットも付き、パッケージはトールサイズの三方背ケースだ。

ケトルにちなんだグッズもある。タワーレコードとHMVの一部店舗・オンラインでは、Spitzロゴ入りのキッチンミトンを数量限定で販売する。発売日はアルバムと同じ11月25日の予定だ。

「見知らぬ糸」「灯を護る」を含む13曲の顔ぶれ

収録曲は次の13曲。1曲目「ちっちゃな無敵」から始まり、表題曲「kettle」は12曲目、最後は「萌黄色」で締めくくる。

01. ちっちゃな無敵

02. サプール

03. 見知らぬ糸

04. 夢でも会おうね

05. 変なトモダチ

06. カラフル

07. 破る歌

08. 逸脱希望サバイバー

09. キツネノボタン

10. パンゲア

11. 灯を護る

12. kettle

13. 萌黄色

タイアップ曲は3曲ある。3曲目の「見知らぬ糸」はTBS系金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』の主題歌で、8月7日に配信リリースされた。ビルボード・ジャパンの総合ソング・チャート「JAPAN Hot 100」では5週連続でトップ10に入り、TBS『CDTVライブ!ライブ!』ではテレビで初めて披露している。

関連記事:スピッツ、ドラマ主題歌「見知らぬ糸」8月7日0時配信 サブスク事前登録は8月6日まで

9曲目の「キツネノボタン」はキリン 午後の紅茶 FRUITS & ICE TEA「午後のフルーツティー」篇のCMソング。11曲目の「灯を護る」はテレビアニメ『SPY×FAMILY』Season 3のオープニング主題歌で、2025年10月6日に配信された。

ほかの10曲は新曲で、「サプール」「パンゲア」「逸脱希望サバイバー」などが並ぶ。

歴代のジャケットもバンドの「顔」だった

スピッツはジャケットの作り込みで知られるバンドだ。結成30周年の2017年には、インディーズ時代から当時の最新作までの歴代ジャケットとアザーカット、制作資料を集めた240ページの書籍『スピッツのデザイン』を刊行している。

その本には、1stアルバム『スピッツ』から4thアルバム『Crispy!』まではデザイナーの梶谷芳郎、5thアルバム『空の飛び方』以降は木村豊(Central67)による各ジャケットの解説が収められた。木村はシングル「空も飛べるはず」以降のスピッツのアートディレクションを担当してきたデザイナーだ。草野マサムネ(Vo, G)も約3万字のインタビューで全アルバムのジャケットを語り、作品ごとの意識の変化を明かしている。

そうした積み重ねの先に置かれたのが、ケトルと念力の一枚だ。画家・junaidaが絵柄を手がけた刺繍の衣装に、俳優の吉村優花。前作のロボットからシングルのジャケット絵まで続いてきたjunaidaとの仕事が、アルバムの表紙でも形になった。

2027年3月から13都市28公演のツアー

アルバムを携えた全国ツアー「SPITZ JAMBOREE TOUR 2027 “kettle”」も決まっている。2027年3月6日(土)の神奈川・横浜アリーナから始まり、6月20日(日)の愛知・クロコくんホールまで、全国13都市で計28公演を回る。

時期主な会場
3月横浜アリーナ、LaLa arena TOKYO-BAY、長野ビッグハット、マリンメッセ福岡A館
4月広島グリーンアリーナ、北海きたえーる、沖縄サントリーアリーナ、静岡エコパアリーナ
5月宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ、有明アリーナ、あなぶきアリーナ香川、大阪城ホール
6月大阪城ホール、クロコくんホール

各都市とも2日連続の公演が基本で、大阪城ホールだけは5月25日・26日と6月1日・2日の計4公演が組まれた。東京は5月11日・12日の有明アリーナで、どちらも平日の開催となる。

1991年のメジャーデビューから35年。草野マサムネ、三輪テツヤ(G)、田村明浩(B)、崎山龍男(Dr)の4人による3年半ぶりのアルバムは、11月25日に店頭へ並ぶ。ケトルを浮かせた女性のジャケットとともに、13曲がそろう日まで約1か月だ。

[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]

寄稿者

和泉ユウスケ
映画とアニメのことばかり書いているライターの和泉です。Webメディアで映画レビューを書き始めて9年になりました。深夜アニメは毎クール20本前後を追いかけ、映画館には月に数回、公開初日にもよく出没します。公開日・配信日・キャスト情報は正確に、ネタバレには慎重にお届けします。

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