白井眞輝の母校・相模原市立相模台中学校に[Alexandros]がサプライズ登場
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時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
ロックバンド[Alexandros]の4人が10月15日、ギターの白井眞輝の母校である相模原市立相模台中学校(相模原市南区桜台)を訪れ、「シビックプライド特別授業」の講師を務めた。生徒には知らされていないサプライズで、体育館に集まった全校生徒約380人の前に登場。メンバーは中学時代の思い出や地元・相模原への思いを語り、夢をあきらめないよう生徒にエールを送った。
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全校生徒約380人の体育館に4人がサプライズ登場
授業の会場は相模台中学校の体育館だった。講師として姿を見せたのは、川上洋平(ボーカル&ギター)、磯部寛之(ベース&コーラス)、白井眞輝(ギター)、リアド偉武(ドラムス)のメンバー4人。事前の告知はなく、4人がステージに現れると体育館は大きな歓声と拍手に包まれた。
生徒たちの熱気に、川上は「ロッキンジャパンより熱い!」と驚いた表情を見せたという。国内最大級のロックフェスの名前を挙げての一言に、会場の温度がそのまま伝わる。
「シビックプライド」は、まちへの誇りや愛着、共感を指す言葉だ。相模原市は「さがみはらみんなのシビックプライド条例」を2021年4月1日に施行しており、子どもたちが市の魅力を知り、自分が思う魅力を考え直すことで地域への誇りや愛着を育てる目的で、この授業を続けている。
普段は市シティプロモーション戦略課の職員が出前授業として学校を回る。報道によると、今回はメンバー側からの申し出を受け、バンドが講師を務める特別授業として実現した。
創立60周年の母校、白井眞輝は30期生
相模台中学校は相模原市南区桜台にある市立中学校だ。報道によると、同校は2026年に創立60周年を迎え、白井はその30期生にあたる。
節目の年に、卒業生が全国区のロックバンドのメンバーとして戻ってきた。まず卒業生の白井が「久々に戻ってこれてうれしいです」とあいさつ。母校にエアコンがあることにすごく驚いていると話し、体育館の笑いを誘った。
白井の地元とのつながりは、学校の外にも広がる。白井が生まれ育った相模台地区のサウザンロード相模台商店街連合では、2024年秋に主催フェスの告知ポスターを加盟店に張り出し、11月30日からは商店街で[Alexandros]の楽曲を流すなど、バンドを応援する取り組みを重ねてきた。白井がラジオで商店街を紹介したことでSNSでも知られるようになり、遠方から訪れるファンも出てきたと2025年5月に地元紙で報じられた。
担任のギターが原点 白井が語った中学時代
授業の前半は、メンバーそれぞれが中学時代を振り返る時間だった。
白井がギターに触れるきっかけになったのは、中学時代の担任の教諭が教室に置いていたアコースティックギターだった。漫画家になる夢をあきらめた後に出会ったのがギターで、その出会いが今の自分につながっていると明かした。そのうえで、やりたいと思う気持ちの「芽」を大事にしたほうがいいと、後輩たちに呼びかけた。やりたいと思ったことをすぐ行動に移せたのがよかった、という実感がこもる。
相模原という土地について、白井は授業の後半、小中学生の頃はあまり意識していなかったと打ち明けた。後になって、自分のアイデンティティーに影響を与えていたと気づいたという。質疑応答で生徒から青春時代によく行った場所を聞かれると、相模大野のスタジオにバンド仲間と通っていたと答えている。
ほかのメンバーも中学時代の話をした。川上は中学3年でシリアから帰国し、なじめないこともあったが、自分は間違っていないという自信を持って過ごした1年が大事な期間になったと話した。磯部も中学3年でロサンゼルスから帰国した経験を持ち、受験の勝手も分からない状態から仲間ができたと語る。
リアドは、親から英語を勉強するよう言われていたのに聞かなかったと告白。バンドで海外に行くようになった今、親の言うことを聞いておけばよかったと笑わせた。
川上洋平「くじけないで」 4人が語った地元と夢
市の担当者がシビックプライドについて説明した後、4人は出身地への誇りや愛着を語った。
相模原出身の川上は、40歳を過ぎるまで出身地を聞かれると「東京」と答えていたと明かした。考えが変わったのは、生まれ育った故郷を誇るのはかっこいいと思うようになってから。誇れるものを自分たちで作ろうと、主催フェス「THIS FES」を始めた経緯を説明した。地元を好きな理由について「理由なく好きなものってある」と話し、自分にとって地元はそういう存在だったと続けた。学生の頃から郷土愛を芽生えさせておけばよかった、1つでも武器があったら強い、とも生徒に語りかけている。
磯部は、小学6年から中学3年までロサンゼルスで暮らした経験から、地元の言葉や食べ物は思っている以上に自分を形作っていると話した。埼玉県川越市出身のリアドは、芋とせんべいがおいしいと地元を紹介し、川上と同じように今になって良さが分かるようになったという。
質問コーナーでは、恋愛相談も飛び出した。気になる相手との連絡の取り方を聞かれた川上は、デートをしたほうがいいかもしれないと助言。市の職員がおすすめのデートスポットとして相模大野中央公園や相模原麻溝公園を挙げると、川上は相模大野中央公園について「僕もそこで中高生の時デートしてました」と明かした。地元の生徒にとっては、なじみの公園の名前がロックバンドのボーカルの口から出た瞬間でもある。
最後は記念撮影で締めくくられた。川上は、夢をかなえようとすると必ず反対する人がいる、それは両親や親友、恋人など近い人ほどで、メンバー全員がそう言われてきたと話した。そこで諦めたら終わりで、正論が正解とは限らない。そう続け、「くじけないで」と生徒たちに言葉を託した。
授業を受けた生徒の一人は「自分の生まれた町を大事にするっていうことが郷土愛に繋がると感じた」と感想を話している。
駅メロから主催フェスまで 相模原と[Alexandros]
[Alexandros]は川上と白井が相模原市の出身で、市とのつながりは年々深まる。2024年9月2日には、代表曲「ワタリドリ」が小田急線相模大野駅の列車接近メロディーに導入された。導入前日に予定された記念セレモニーは台風の影響で中止になったが、2026年3月28日には相模大野で「リベンジ」を兼ねたトークライブが開かれ、相模原市名誉観光親善大使への就任が発表された。大使の任期は2026年4月1日から始まっている。
同じ2024年には、市内で初の大型野外フェスとなる主催フェス「THIS FES」も始まった。3年目の「[Alexandros] presents THIS FES ’26 in Sagamihara」は10月31日と11月1日、相模原ギオンフィールドで開かれる。
母校の体育館で後輩たちに語りかけた2週間あまり後、4人は再び相模原のステージに立つ。
[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]














































































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