大相撲有明場所のチケット一般発売、2027年4月15日に有明アリーナ 大の里・豊昇龍ら出場予定

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
2027年4月15日(木)、大相撲の春巡業「令和9年春巡業 大相撲有明場所」が東京都江東区の有明アリーナで開かれる。チケットは吉本興業のFANYチケットで2026年10月20日午後3時に一般発売が始まり、10月21日時点で全席種が先着で販売中だ。横綱の大の里と豊昇龍、大関の琴桜、霧島、安青錦らが出場を予定している。
4月15日、有明アリーナで9時開場・14時30分打ち出し
吉本興業が10月20日に開催を発表した。正式名称は「令和9年春巡業 大相撲有明場所」で、会場は東京2020オリンピックでバレーボール会場として使われた有明アリーナ(江東区有明1丁目)。最寄りはゆりかもめの新豊洲駅と有明テニスの森駅で、どちらも徒歩約8分となる。
FANYチケットの公演ページによると、当日は午前9時に開場し、同時に公開稽古が始まる。序二段・三段目・幕下の取組、相撲甚句、初切(しょっきり)、櫓太鼓打分、髪結い実演、横綱綱締め実演と続き、幕内と横綱の土俵入りのあとに幕内の取組、弓取式で締めくくる。打ち出し(終了)は午後2時30分の予定だ。進行は一部変わる場合があると案内している。
本場所と違い、巡業は朝から昼過ぎまでの興行で、取組の合間に普段は見られない場面が入る。初切は相撲の禁じ手をコミカルに見せる出し物で、髪結い実演では床山が力士の大銀杏を結う様子を土俵上で見せる。綱締め実演は、横綱の綱を付き人たちが締めていく手順を客席に披露するものだ。
FANYで先着販売中、チケットぴあは10月24日から
FANYチケットの一般発売は10月20日午後3時に始まった。受付期間は2027年4月14日午後11時59分までの先着順で、予定枚数に達した時点で終わる。1回の申し込みで買えるのは1公演・10枚まで。座席番号はシステムが自動で決め、購入後の変更やキャンセルはできない。報道によると、チケットぴあでも10月24日に一般発売が始まる予定だ。
席種と前売価格は次のとおり(FANYチケットの公演ページ、10月21日時点)。
| 席種 | 前売価格 |
|---|---|
| タマリSS席(正面・向正面・東・西) | 1万6000円 |
| タマリS席(正面・向正面・東・西) | 1万4000円 |
| タマリA席(正面・向正面) | 1万2000円 |
| ペアマス席(正面・向正面) | 1万円 |
| 1F雛壇イス席(正面・向正面・東・西) | 9000円 |
| 2Fスタンドイス席 | 5000円 |
| 3Fスタンドイス席 | 4000円 |
| 4Fスタンドイス席 | 3000円 |
| お土産券(弁当・お茶・相撲グッズ2種) | 4000円 |
最も高いタマリSS席と最も安い4Fスタンドイス席の差は1万3000円。4階席でも3000円で横綱の土俵入りを見られる計算だ。ペアマス席の1万円が1人分か2人1組の価格かは、10月21日時点の公演ページには書かれていない。
お土産券は入場券とは別売りで、単独では入場できない。数に限りがあり、なくなった時点で販売を終える。前売券が完売した場合、当日券は出ないことがあるという。
家族で行く場合は年齢の決まりに注意が要る。タマリ席とマス席は未就学児が入場できず、タマリ席・マス席を含む1階席は幼児も含めて全員に座席が必要で、膝の上での観戦はできない。一方、2〜4階席は3歳以下が無料で、膝の上で見られる(席が必要なら有料)。2〜4階の券では1階に入れない。会場は土足厳禁でスリッパの持参が必要となり、アルコールの持ち込みも禁止だ。当日はキッチンカーや相撲グッズの販売も予定している。
1万5000人規模の巡業、立浪親方「たぶん初めて」
豊昇龍の師匠、立浪親方(元小結・旭豊)が10月20日に江東区役所を訪れた。報道によると、立浪親方は「1万5000人のスケールでやるのは、たぶん初めてだと思う。凄いこと。楽しみにしている」と語った。
巡業の会場は市町村の体育館が多い。客席の作りについても立浪親方は「他の体育館と違って椅子が見やすくなっている」と話し、国技館のように段差がある点を挙げた。
有明アリーナは2019年12月に完成した東京都の施設で、仮設席を含めて約1万5000人が入る。東京2020大会ではオリンピックのバレーボール、パラリンピックの車いすバスケットボールの会場となり、大会後はコンサートやスポーツの興行に使われてきた。
比べると、規模の違いが見えてくる。2026年の春巡業は、3月29日の伊勢神宮奉納大相撲のあと、3月30日の大阪府寝屋川市から4月26日の埼玉県入間市まで、奉納相撲を除いて25会場を回った。奉納相撲を除く都内の会場は東京武道館(足立場所)、大田区総合体育館(城南大田場所)、府中市立総合体育館(府中場所)で、いずれも体育館や武道館だった。神戸場所のGLION ARENA KOBE、横浜場所のぴあアリーナMMのように、アリーナを使った会場もあった。吉本興業は2024年12月に沖縄アリーナで開かれた冬巡業の沖縄場所にも主催者として加わっており、大型アリーナでの巡業に関わるのは初めてではない。沖縄場所は約5年ぶりの沖縄巡業で、通常の巡業とは違うトーナメント形式で優勝力士を決めた。
江東区の大久保朋果区長は「運河のすぐそばにあって、ロケーションも素敵だし、最新の設備を入れて、映像だったり、スポーツを楽しむためのアリーナ。そこで相撲をやるというのは、どういう世界になるか私も楽しみ」と期待を語った。
大の里は秋場所で1年ぶり優勝、豊昇龍は九州場所から復帰へ
出場予定の力士の地位は、2026年秋場所(9月場所)の番付による。11月8日に福岡国際センターで初日を迎える九州場所の番付は、まだ発表されていない。
東横綱の大の里(二所ノ関部屋)は秋場所千秋楽の9月27日、3敗同士で並んだ大関・安青錦との直接対決を制し、12勝3敗で6度目の優勝を飾った。2025年秋場所以来、1年ぶりの賜杯となった。
一方の西横綱・豊昇龍(立浪部屋)は名古屋場所中に古傷の右膝を悪化させ、7月下旬に手術を受けた。秋場所は全休し、休場は3場所続いた。秋巡業には10月10日の長野県松本市から合流しており、立浪親方は「今回の巡業から出ていて、九州(場所)から復活します」と明言している。
大関陣は、秋場所で11勝4敗だった安青錦のほか、9勝6敗の琴桜、8勝7敗の霧島がそろう。開催は半年近く先だ。FANYチケットは出演者が変わる可能性があると明記し、変更を理由にした払い戻しはしないとしている。
翌16日は柏場所、関東の春巡業が続く
有明場所の翌日、2027年4月16日(金)には千葉県柏市の柏市中央体育館で「大相撲柏場所」が開かれる。柏市は豊昇龍が日本体育大学柏高等学校(入学時の校名は柏日体高等学校)で高校時代を過ごした町で、2日続けて首都圏で巡業の土俵が設けられる。
関連記事:大相撲春巡業、2027年4月16日に柏市中央体育館で開催 日体大柏出身の横綱豊昇龍の出場に期待
公演に関する問い合わせ先は株式会社LIVEFORWARD、チケットの申し込みはFANYチケット問合せダイヤル(0570-550-100、午前10時〜午後7時、年中無休)が受け付ける。車いす席を使う場合は、購入前にFANYチケット予約専用ダイヤル(0570-041-356、午前10時〜午後6時)へ問い合わせるよう案内している。
五輪のバレーボールで沸いた湾岸のアリーナに、2027年の春、土俵が築かれる。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]









































































コメントはこちら