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斉藤優汰、巨人戦で待望のプロ初勝利 5回1失点の好投に新井監督も絶賛

斉藤優汰、巨人戦で待望のプロ初勝利 5回1失点の好投に新井監督も絶賛

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広島東洋カープの斉藤優汰投手(22)が7月22日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、5回3安打1失点でプロ入り初勝利を挙げた。高卒4年目、2022年ドラフト1位の右腕が待望の白星をつかんだ。試合は6-1で広島が勝利し、3連敗を止めた。新井貴浩監督は「ナイスピッチングだった」と称賛した。

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苫小牧中央出身の右腕、5回1失点で白星

広島東洋カープの斉藤優汰投手が7月22日、東京ドームで行われた読売ジャイアンツ戦に先発し、5回を3安打1失点に抑えてプロ入り初勝利を記録した。北海道苫小牧中央高校出身、2022年ドラフト1位で入団した高卒4年目の右腕にとって、待望の白星となった。

試合は広島が主導権を握り、最終的に6-1で勝利。それまでの3連敗を止めた。斉藤は93球を投げて22人の打者と対戦し、四球は4つ与えたが5奪三振で要所を締め、初回に許した1点を最少失点でしのいだ。この試合が自身初の巨人戦登板でもあり、プロ入り通算5試合目の1軍マウンドでの結果だった。

今季3試合目の先発、6月は初勝利ならず

2022年ドラフトで広島が単独1位指名した斉藤は、入団から2年間は1軍のマウンドに立てなかった。1軍デビューは2025年5月2日の中日戦までずれ込み、当時は登板を重ねても白星から遠ざかっていた。

今季は6月16日の交流戦・日本ハム戦(マツダスタジアム)で、今季初先発を任された。5回3安打5奪三振1失点と好投しながら、4回に決められたセーフティースクイズで先制を許して敗戦投手となり、初勝利は持ち越しとなっていた。今回の巨人戦は、その悔しさを晴らす今季3試合目の先発だった。150キロ台の直球を軸に立ち上がりから力強い投球を見せ、東京ドームのマウンドでも同じ強気を貫いた。

同郷コンビの一発が逆転の起点に

初回に先制を許した広島だったが、2回に反撃に転じる。エレフリス・モンテロと持丸泰輝が、巨人先発の西舘勇陽から2者連続本塁打を放ち、試合をひっくり返した。持丸は北海道旭川市出身で旭川大高(旭川大学高等学校)育ち、斉藤と同じ北海道出身。この日はマスクをかぶり、斉藤とバッテリーを組んでいた。

斉藤は3回2死一、二塁、4回1死一、三塁、5回1死一、二塁とたびたびピンチを背負ったが、その都度粘りの投球で得点を許さなかった。広島は6回に勝田の適時打で加点し、8回にはモンテロの適時打を含む3点を追加して突き放した。最終スコアは6-1。西舘は3勝目を逃した。

新井監督「ここからがスタート」

新井貴浩監督は試合後、斉藤の投球を「もう、ナイスピッチングだと思います。勝負どころで気持ちの強さが腕の振り、ボールの強さに出ていたと思います」と評価した。たびたび訪れたピンチをしのいだ内容については「若さが出ていましたよね。打者に向かっていく姿が見えましたので」と続けた。

就任1年目でチームを率いる新井監督は、斉藤のここまでの歩みにも触れ「4年目ですけどね、コツコツ頑張っていて、こうやって1軍の舞台で勝負できるところまで来ています」と労った。その上で「まだまだここからがスタート。すばらしいピッチャーになる素質を持った選手なのでね。頑張ってもらいたい」と、今後への期待をにじませた。

斉藤本人は「期待してもらっている中で結果が出ていなかった。まずは1勝できてよかった」と安堵の表情を見せた。ウィニングボールの行方を問われると「お母さんにあげます」と答え、家族への感謝を口にした。バッテリーを組んだ持丸も「2人で勝てたのはすごくうれしい。投げていたのが斉藤だったからより気合が入った」と喜びを語り、直球について「真っすぐに強さがあった」と手応えを明かした。

ラジオ解説者の野村弘樹氏もこの日の投球を高く買った1人だ。「風格がありますね。ボールを受け取ってから、自分の間で投げられる」と間合いの良さを挙げ、「自分のリズムで足を上げて投げられる。ものすごい武器だと思います」と分析した。牽制や投球位置の工夫といった駆け引きは「これから勉強していくこと」とした上で、そうした部分を磨けば「毎年二桁勝てるピッチャーになっていくと思います」と先を見据え、「持ってるものは素晴らしいですよ」と評した。

前半戦ラストスパート、次の登板に注目

この試合の時点で、セ・リーグは阪神が首位、1.0差で巨人が2位につける混戦だった。広島は5位に沈み、首位との差は12.5に開いていた。前半戦の残りが少ない中での3連敗ストップだけに、新井監督が一問一答で口にした「前半戦、最後3試合なので1戦1戦大事に」との言葉には切実さがにじむ。

斉藤にとっても、今回の勝利が単発で終わるかどうかが今後の焦点となる。四球の多さという課題を残しながらも粘りの投球を見せた今回の内容は、次回登板以降の起用にもつながりそうだ。高卒4年目でつかんだ初白星は、通算5試合目の1軍登板という道のりの末にたどり着いたものだった。それだけに新井監督が繰り返した「ここからがスタート」という言葉には重みがある。次の登板でどこまで安定感を示せるか、苫小牧中央出身の右腕の今後に注目が集まる。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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