大谷翔平、31試合ぶりにスタメンを外れる ロバーツ監督は不調の原因を「主に上腕二頭筋と首、その周辺」と説明し、スイングへの左膝の影響は否定

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
ドジャースの大谷翔平が9月3日(日本時間4日)、本拠地でのカージナルス戦でスタメンを外れた。先発落ちは7月30日のマリナーズ戦以来31試合ぶりで、今季7度目の欠場となる。ロバーツ監督は試合前、不調の原因を「主に上腕二頭筋と首、その周辺」と説明し、左膝がスイングを妨げた兆候は否定した。
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前夜は今季最多の1試合4三振、休養通告に敬礼の絵文字
ロバーツ監督は「今日は休養日。試合終盤で起用できるか状態は確認するが、理想は精神的にも肉体的にも完全な休養日にしたい」と話していた。大谷(32)に代打の出番は回ってこない。三塁側ベンチではパーカー姿で、負傷者リスト入りしている佐々木朗希や通訳のウィル・アイアトンと談笑しながら試合を見守った。
判断の決め手は前夜のカージナルス戦だった。初回に四球で出塁してフレディ・フリーマンの3ランで生還したものの、2回に右ひじ付近をかすめる死球を受け、4回の見逃し三振を皮切りに4打席連続で三振に倒れる。1試合4三振は今季最多。試合も延長10回の末に6-8で落とした。
監督はその晩のうちに、テキストメッセージでスタメン外を伝えている。返ってきたのは敬礼の絵文字ひとつだった。「休みが必要だったことは昨日の試合で明らかだった。彼はとても賢明な人間だから、それが正しい判断だったことも分かっているはず」
「上腕二頭筋と首の間」画像検査では問題が出ていない
監督が挙げた原因は、右上腕二頭筋と首の右側だった。「その辺りが完全に機能している感じではなかった。何かの伝達というか、そういう部分がうまくいっていなかった。何とか腕をちゃんと動かそうとしていたけど、思うようにいかなかったんだと思う」
首の違和感は、今回新たに明らかになった箇所だ。一方、右上腕二頭筋の張りは7月3日のパドレス戦で表面化した症状で、今回が初めてではない。監督は「上腕二頭筋と首の間だ。そこは全部つながっている部分ではあるけど、これまでに受けた画像検査では、そこに問題は出ていない」とも語った。前夜の試合でNHKの解説を務めた伊東勤も、大谷が打席で右腕を気にするしぐさを見せた点に触れ、「痛みがあるのかもしれない」と心配していた。
左膝は「スイングには影響していない」、走塁では兆候
左膝について、ロバーツ監督は打撃への影響を明確に否定した。「膝が彼の邪魔をしているという兆候はなかった」「走る時には、少し気になることがあるのは分かると思う。でも、私が知る限り、スイングには影響していない」。膝は主に投球に関わる問題だという認識も示している。
大谷は6月から左膝に炎症を抱えたまま出場を続けてきた。7月には治療を優先してオールスター戦を辞退し、DHに専念する期間が長引く。投手としての登板は7月3日のパドレス戦が最後で、8月30日に見込まれていた復帰登板も見送られた。
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60打席ノーアーチ、GMは「自分の偉大さの犠牲者」
打撃の数字も落ちる。8月18日のロッキーズ戦で6年連続となる30号を放って以降、前日までの12試合60打席で一本も出ていない。ドジャース移籍後では最も長い。この間は46打数6安打、打率.130にとどまる。
それでも今季通算は打率.279、30本塁打、80打点。投手としても8勝2敗、防御率1.79を残す。ブランドン・ゴームズGMは不振の原因を体の状態に求めず、「それが問題になっているとは感じていない」と述べた。「翔平が少しの間苦しんでいると、我々は彼に対してものすごく厳しくなる」。GMはそう前置きしたうえで、大谷を「自分の偉大さの犠牲者」と表現している。
IL入りは「可能性は低い」、5日の出場は当日判断
負傷者リスト(IL)入りについて、ロバーツ監督は「現時点ではIL入りは低いと考えている。ただ、あり得ないわけではない」と語った。ゴームズGMも「10日間くらい翔平をラインアップから外すというのはできれば避けたい」と慎重だ。一方、地元ラジオ局KLACのデビッド・ヴァセイは「症状は改善していない」と伝え、IL入りを完全には否定できないと指摘した。
試合は先発のタリク・スクーバルが6回途中10安打2失点で粘り、9回1死一、二塁からテオスカー・ヘルナンデスが逆転の2点二塁打。3-2でサヨナラ勝ちし、2試合続いた黒星を止めてカージナルスとの3連戦を1勝2敗で終えた。欠場した大谷も両手を挙げてベンチを飛び出し、歓喜の輪に加わっている。
試合後、監督は日本時間5日の出場について「今日は何もしていない。だから、今はまだ決め切らないようにしておきたい。明日どういう状態で戻ってくるかを見たい」と明言を避けた。ドジャースは83勝57敗でナ・リーグ西地区の首位を走り、レギュラーシーズンは残り22試合。ポストシーズンへ向けて、休ませ方の判断が続く。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]






























































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