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フレミング邸の殺人事件、発売日が11月3日に決定 1959年のイングランドを舞台にした法医学推理アドベンチャーの内容を整理

フレミング邸の殺人事件、発売日が11月3日に決定 1959年のイングランドを舞台にした法医学推理アドベンチャーの内容を整理

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韓国発のインディー開発チームSUPERTHUMbは9月3日、ミステリーアドベンチャー「フレミング邸の殺人事件」の発売日を11月3日20時に決定したと発表した。舞台は霧に包まれた1959年のイングランド、プレイヤーは調査官となって謎の死が相次ぐ邸宅を調べ、死亡診断書を自らの手で完成させていく。価格は9月3日時点で非公開だが、無料の体験版はすでにSteamで配信中だ。

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SUPERTHUMbが正式に発売日を発表

発表は9月3日、Steamの公式ストアページで行われた。開発と発売を手がけるのは、韓国発のインディーチームSUPERTHUMb。対応プラットフォームはPC(Steam)で、対応言語は日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)の5言語に及ぶ。日本語版はインターフェースと字幕がフルローカライズされる(音声によるフルボイス対応は、日本語を含む対応5言語のいずれにも用意されていない)。ジャンルはポイント&クリック形式のアドベンチャーで、Steamのタグには「ミステリー」「探偵」「調査」「犯罪」などが並ぶ(本作は公式に「法医学ミステリー・アドベンチャー」と紹介されている)。

物語の舞台となるのは、ロンドン郊外に建つ大邸宅「フレミング邸」。1959年、この屋敷で原因不明の死が相次ぐ。プレイヤーは事件を割り当てられた調査官となり、現場を検証し、遺体の状態を記録し、関係者から話を聞きながら死因を突き止めていく。事故か自殺か、殺人かを見極める判断の根拠は、プレイヤー自身がまとめる公的文書に刻まれる。

BIC2025から1年、発売までの歩み

本作が国際的な場で初めて実機出展されたのは2025年8月、韓国・釜山で開催された国際的なインディーゲーム見本市「BIC(Busan Indie Connect Festival)2025」(本作の存在自体は同年6月のティザートレーラー公開や7月のSUPERTHUMb公式Xでの出展告知を通じ、BIC2025に先立ってすでに公表されていた)。当時の想定は2026年第1四半期の発売で、2025年11月20日には無料の体験版がSteamで配信され、プロローグと第1話を先行プレイできるようになった。

2026年6月12日には内容を更新したデモ版が公開され、チュートリアルと第1話を収録した状態でSteam Next Festに出展されるなど、発売日決定までの3カ月弱で着実に歩みを重ねた。

SUPERTHUMbにとって、本作は2025年8月の披露から約1年をかけて発表を重ねてきたタイトルだ。同チームは2018年、スマートフォン向けタイトル「アニマルスパ」をリリースした経歴を持つ。謎解きにじっくり取り組ませるゲーム性は、放置系の癒し要素が中心だった前作とは一線を画す、本作で新たに確立された特徴だ。

血液分析から死亡診断書まで

ゲームの核となるのは、現場から得た手がかりを公的文書へ落とし込む作業だ。プレイヤーは現場の気になる箇所をクリックして情報を集め、証拠品や単語をリストに登録していく。次に関係者への聞き込みで人物を特定し、検死結果を聴取したうえで、採取した血液を分析する。現場の状況を時系列で組み立て直し、矛盾がないかを一つずつ確かめていく作業も欠かせない。ここまでに積み上がった情報が、最終的に死亡診断書や救急活動記録といった書類の各項目に反映され、事故か自殺か殺人かを判断する根拠になる。

判断の助けとなるのが、ゲーム内に用意された医学辞典だ。見慣れない医学用語や所見が出てくるたびに辞典を参照し、報告書の記述を一つひとつ裏付けていく。派手な戦闘やアクションはない。地道な観察と記録の積み重ねが、そのまま謎解きになる仕組みだ。作中で完成させる死亡診断書や医療チャートは、実物さながらの書式で再現されているという。

手描きのビジュアルは、1960年代のヨーロッパで描かれた犯罪・ミステリー漫画から着想を得た。太い輪郭線でグラデーションを抑える「リーニュ・クレール」と呼ばれる画法を採用し、霧深い英国の空気を表現する。音楽も往年の探偵ドラマを思わせる仕上がりだ。閉ざされた屋敷に人々が集い、次々と死が重なるという構図は、アガサ・クリスティーの作品を思わせる本格ミステリーの系譜に立つ。

価格は非公開、体験版は無料配信中

価格については、9月3日時点でSteamストアページに表示がなく、SUPERTHUMbからも金額の発表はなかった。予約購入者向けの特典についても、現時点で確認できる発表はなし。

一方で、プロローグと第1話を収録した無料の体験版はすでにSteamで公開されている。購入を迷う場合は、まず体験版で「死亡診断書を書く」という独特の操作感を確かめられる。

発売まで2カ月、フル日本語対応で

発売日の正式決定(9月3日)から本編リリース(11月3日20時)までは、2カ月ほどの期間しかない。対応プラットフォームは現時点でPCのみだが、SUPERTHUMbは追加の対応プラットフォームを今後発表するとしている。

体験版は、多数のインディー新作が出品するSteam恒例の企画「Steam Next Fest」に合わせて更新が重ねられてきた経緯を持つ。海外のインディー発ミステリーが、インターフェースから字幕まで含めたフルの日本語対応で届く例はまだ多くない(なお本作に音声によるフルボイス対応は、日本語を含めどの言語にも用意されていない)。11月3日20時、フレミング邸の扉が開く。死亡診断書という一枚の書類を仕上げる作業の先に、どんな真相が待っているのか。

[文/構成 by ゲーム担当ライター ミナセ]

寄稿者

ミナセ
40代のおっさんWEBライター。歴は10年以上。月間100万PVのゲーム攻略サイト運営経験あり。学生時代は、放課後に一刻も早く帰ってゲームを起動することだけを考えていたゲーマー。FFやドラクエを中心に、ストーリーと成長体験のある作品に強く惹かれる。今も生活の中にゲームは欠かせず、話題作から定番まで幅広くプレイ。

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