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ネビン、西武移籍後初のサヨナラ本塁打 延長10回で決着、豆田がプロ初勝利

ネビン、西武移籍後初のサヨナラ本塁打 延長10回で決着、豆田がプロ初勝利

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埼玉西武ライオンズは7月22日、本拠地ベルーナドームで北海道日本ハムファイターズと対戦し、延長10回にタイラー・ネビン(29)の13号ソロで4-3のサヨナラ勝ちを収めた。自身キャリア初のサヨナラ本塁打だ。10回表を無失点で切り抜けた豆田泰志は、育成4位での入団から6年目にしてプロ初勝利をつかんだ。西武はこれで3連勝となった。

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延長10回、ネビンが移籍後初サヨナラ弾

西武は7月22日、ベルーナドームで日本ハムを4-3で下し、サヨナラ勝ちを飾った。決着をつけたのは延長10回裏1死、ネビンの一振りだった。左中間スタンドに突き刺さる今季13号ソロで、キャリアを通じて初めてのサヨナラ本塁打になったという。

先発した西武の平良海馬は5回3失点、6奪三振とまとめた。日本ハムの伊藤大海も6回3失点と粘り、両先発が試合の骨格を作る。決着は両先発が退いた後の延長戦にもつれ込んだ。

この勝利で西武は3連勝。夏場の重要な一戦をものにした。

3点差を追いついた西武打線、延長戦へ

日本ハムは初回に1点を先制すると、2回にも2点を加えて3-0とリードを広げた。3回、西武は蛭間拓哉の適時三塁打を含む反撃で2点を返し、3-2と1点差まで詰め寄る。4回には先頭のネビンが二塁打で出塁すると、2死から渡部聖弥が中堅手の頭上を越える適時二塁打を放ち、3-3の同点に追いついた。渡部は試合後「打ったのはツーシームです。追加点が欲しい場面で1本打つことができてよかった」と述べている。

以降は両軍とも得点を許さない緊迫した投手戦が続いた。5回を投げた平良が降板した後は、西武の継投陣がリレーする。10回表に6番手として登板したのが豆田だった。二死から四球を1つ許した以外は走者を出さず、無失点で切り抜けている。

その裏、1死一塁の場面で打席に入ったのがネビンだった。日本ハムのマウンドには田中正義。ネビンが振り抜いた打球は左中間へ一直線に伸び、そのままスタンドに吸い込まれた。田中はこの日、今季3敗目を喫している。

育成4位から6年、豆田がつかんだ初白星

豆田は埼玉・浦和実業高から2020年10月の育成ドラフトで4位指名を受け、西武に入団した。育成選手として実戦経験を積み、2023年7月21日に支配下登録を勝ち取ると、背番号は70になる。プロ初登板は同月28日で、以来ブルペンの一員として起用され続けている。

入団6年目を迎えた今季、豆田は通算50試合目の登板で待望の初勝利を手にした。今季はここまで16試合に登板し、防御率2.76、1セーブ4ホールドとブルペン陣の一員として結果を残してきたが、白星だけがなかった。試合後は「素直にうれしい。少しはチームに貢献できるようになったかな」と喜びを語る。長い雌伏の期間は、続く言葉にもにじんだ。「毎日が崖っぷち。悪ければすぐに代えられるので、必死にやっていく」。

10回表の1イニングは、記録の上では白星がついた投球にすぎない。だが、その裏にネビンの一打を呼び込む流れを作ったことは間違いなかった。

38度の猛暑、ネビンが放った一撃

この日のベルーナドーム周辺は最高気温38度台に達する厳しい暑さに見舞われた。ネビンは試合後、「今までのベルーナドームの試合で一番暑い試合だった」と語り、「こんなに暑い中で、皆さんも早く家に帰りたかったと思いますし、自分も早く帰りたかったので、いい球が来たらしっかり打とうと打席に入った」と明かした。仲間から浴びせられた祝福のシャワーにも「うれしかった」と笑顔を見せている。

ネビンは1997年5月29日生まれのアメリカ出身で、父は元大リーガーのフィル・ネビン。2015年のMLBドラフトでロッキーズから指名されてプロ入りし、オリオールズ、タイガース、アスレチックスでプレーした後、2025年1月に西武と契約した。今季は移籍2年目で、この日は4番打者としてクリーンアップを担った。

打撃好調は今に始まったことではない。5月は24試合で打率3割4分1厘、9本塁打、19打点をマークし、チームの首位浮上に貢献。2年連続で月間MVPに選ばれている。

「キャリアの中でも初のサヨナラ本塁打だったので、うれしい」。ネビンはそう言葉を継いだ。日米を通じたキャリアで初めての一発は、猛暑の所沢で生まれた。

2位固守、3位との差を3に拡大

この勝利で西武は今季5度目のサヨナラ勝ちを収め、3連勝とした。今月に入って2度目の3連勝で、貯金は15に広がっている。首位ソフトバンクとのゲーム差は3.5のまま変わらなかったが、3位・日本ハムとの差は3ゲームに広がった。

延長戦を制した1勝は、スコア以上の意味を持つ。控えの投手陣が踏ん張り、移籍組の主砲が結果を出した。夏場の連戦を勝ち越しで乗り切れるかどうかが、西武の今後の順位争いを左右する。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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