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青森山田、延長サヨナラで2年ぶり13度目の甲子園出場 弘前学院聖愛の連覇を阻む

青森山田、延長サヨナラで2年ぶり13度目の甲子園出場 弘前学院聖愛の連覇を阻む

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高校野球青森大会決勝が7月22日、弘前市で行われ、青森山田が延長10回タイブレークの末、5-4で弘前学院聖愛に競り勝った。一死満塁から3番・田中煌士(3年)の一打でサヨナラ勝ちを収め、2年ぶり13度目の夏の甲子園出場を決めた。前年の青森大会を制した弘前学院聖愛は、県大会連覇を逃した。

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延長10回タイブレーク、田中煌士の一打でサヨナラ

高校野球青森大会決勝が7月22日午前10時、弘前市で行われた。青森山田と、前年夏の青森大会優勝校・弘前学院聖愛による一戦は、延長10回タイブレークにもつれる大接戦となった。

両校が夏の大会決勝で相まみえるのはこれで3度目で、過去の対戦成績は1勝1敗の五分。青森山田にとっては、前年夏の準決勝で聖愛に2-3の僅差で敗れたリベンジの一戦でもあった。試合前、青森山田の兜森崇朗監督は聖愛について「本大会に入ってから調子を上げている印象」と警戒感を示し、聖愛の原田一範監督も青森山田を「本当にしぶとく、くらいついて、まとまりのあるチーム」と評していた。

決勝までの道のりも対照的だった。青森山田は準決勝で八戸工大一を9-0の8回コールドで下して快勝し、優勝した2024年以来2年ぶりの決勝進出。一方の聖愛は準決勝で強豪・八戸学院光星に8-5の逆転勝ちを収め、際どい戦いを勝ち抜いての3年連続決勝進出だった。

両者無得点のまま迎えた10回、一死満塁の好機で打席に立った3番・田中煌士(3年)が値千金の一打を放ち、5-4のサヨナラ勝ちを決めた。青森山田はこれで2年ぶり13度目の夏の甲子園出場を決めた。

聖愛が4点先行も、7回に青森山田が同点弾

試合は序盤から弘前学院聖愛のペースで進んだ。2回に葛西龍平の適時二塁打と工藤楓の遊ゴロの間の1点で2点を先制すると、3回には田崎光太郎の適時打でさらに1点を追加。6回には青森山田が相手の送球ミスに乗じて1点を返したが、7回表に弘前学院聖愛の三上瑠久が適時打を放ち、4-1とリードを広げた。

しかし青森山田も黙っていなかった。7回裏、2死二塁から3連打を浴びせて一挙3点を奪い、4-4の同点に追いつく。試合はそのまま延長戦に突入し、10回タイブレークの末に青森山田が押し切った。

エース対決、川久保昂直が好リリーフ

投手戦としても見どころの多い一戦だった。青森山田は2年生左腕の船橋雄星が先発したが、3回途中で2番手の川久保昂直(3年)にスイッチ。川久保は4回・5回を無安打に抑えて流れを引き寄せた。

一方の弘前学院聖愛は、先発のエース・水木海志(3年)が10回まで一人でマウンドを守り抜いた。150球を超える球数を投げ込みながらも気持ちのこもった投球を続けたが、最後は一死満塁からサヨナラ打を浴び、力尽きる形となった。

郡司主将「役割を意識してプレーできた」

青森山田の郡司宙弥主将は「一人ひとりが自分の役割を意識してプレーできた」と接戦を制した戦いぶりを振り返った。その上で「甲子園での成績は最高ベスト4なので、超えられるように頑張りたい」と、夏の大会に向けて意気込みを語っている。

サッカーの強豪校として全国的に知られる青森山田だが、野球部も1954年創部の歴史を持つ。2024年夏の甲子園ではベスト4まで勝ち上がっており、春夏通算では今回で16回目となる甲子園出場を誇る古豪でもある。

聖愛は連覇ならず、青森山田は夏へ

前年の青森大会を制した弘前学院聖愛は、今大会をノーシードから勝ち上がっただけに、県大会連覇の夢を決勝で絶たれたのは悔やまれる結果となった。前年の県王者がノーシードからここまで勝ち進んだこと自体、聖愛の地力の高さを示す結果だったといえる。なお聖愛は前年夏の甲子園本大会では2回戦で敗退しており、今夏こそはとの思いも強かったはずだ。

青森山田にとっては2024年夏以来となる甲子園の舞台。今年のチームは3年生11人・2年生10人の計21人で構成され、付属の青森山田中学出身者を中心に、北海道や秋田、千葉など県外出身の選手も名を連ねる。2024年夏のベスト4進出を機に、有望な選手が集まる好循環も生まれているという。

第108回全国高校野球選手権大会は8月5日に阪神甲子園球場で開幕予定で、組み合わせ抽選会は8月1日に行われる。自己最高のベスト4を超える結果を目指し、青森山田は夏の甲子園に臨むことになる。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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