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北鎌倉・浄智寺で味わう至福の一杯。「ジョージーズマーケット」の森カフェ体験記

北鎌倉・浄智寺で味わう至福の一杯。「ジョージーズマーケット」の森カフェ体験記

📷写真・📝レビュー提供:Saluya
取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2025 MEDIA DOGS

古都・鎌倉の静寂に包まれた禅寺で、まさかこんなに本格的で心温まるコーヒーが味わえるなんて…。2025年11月下旬、紅葉が見頃を迎えた北鎌倉の浄智寺(じょうちじ)で、私は偶然にも最高のコーヒータイムを体験しました。今回ご紹介するのは、葉山で人気の移動カフェ「ジョージーズマーケット」のキッチンカー。お寺の澄んだ空気の中でいただく一杯は、ただのコーヒーでは終わらない、特別な時間をもたらしてくれました。

喧騒を離れ、禅寺で出会った特別な一杯

秋が深まる11月23日の午後、私は北鎌倉の紅葉を楽しむために浄智寺を訪れました。苔むした美しい石段を登り、歴史を感じさせる鐘楼門をくぐると、その脇に一台のおしゃれなキッチンカーが佇んでいるのが目に留まりました。それが、今回ご紹介する「ジョージーズマーケット」です。

お寺の境内でコーヒー?という意外性に惹かれ、吸い寄せられるように近づいてみました。そこで待っていたのは、静かで穏やかな店主と、丁寧に淹れられるコーヒーの香り。この一杯が、その日の鎌倉散策を忘れられない思い出に変えてくれたのです。

概要:浄智寺と「ジョージーズマーケット」について

静寂と緑に包まれた名刹「浄智寺」

まず、舞台となる浄智寺について少しご紹介します。浄智寺は、JR北鎌倉駅から徒歩約8分の場所にある、臨済宗円覚寺派のお寺です。鎌倉の禅宗寺院の中でも特に格式が高いとされる「鎌倉五山」の第四位に数えられる由緒ある名刹で、1281年に創建されました。深い緑と静寂に包まれた境内は、国の史跡にも指定されており、訪れる人々の心を穏やかにしてくれます。

境内には、鎌倉江の島七福神の一つである布袋尊が祀られており、そのお腹をなでると元気がもらえると言われています。また、フジテレビの人気ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』のロケ地としても知られ、ドラマファンにとっても聖地のような場所です。

葉山発、こだわりの移動カフェ「ジョージーズマーケット」

そんな浄智寺に時折現れるのが、移動カフェ「ジョージーズマーケット(Joege’s Market)」です。もともとは葉山を拠点に活動しており、自家焙煎のスペシャルティコーヒーや、イタリア・エミリアロマーニャ州のローカルフード「ピアディーナ」(薄焼きのパンに具材を挟んだ軽食)などを提供しています。オーナーのジョージさんは、鎌倉の有名レストランで修行を積んだ経歴の持ち主で、その味は折り紙付きです。

特筆すべきは、浄智寺に出店する際に、境内の井戸「甘露の井」の水を汲んでコーヒーを淹れていること。この井戸は、水質に恵まれなかった鎌倉において、美味しい水が湧く貴重な水源として知られています。まさに、その土地の恵みを活かした、ここでしか味わえない一杯なのです。

スポット名ジョージーズマーケット(Joege’s Market) at 浄智寺
所在地神奈川県鎌倉市山ノ内1402 浄智寺 境内
アクセスJR横須賀線「北鎌倉駅」より徒歩約6~8分
営業時間(浄智寺)9:00~16:30
キッチンカー出店日時不定期(主に週末)。最新情報は公式SNSで要確認。
拝観料(浄智寺)大人 300円(イベント開催時など無料の場合あり)
主なメニュー自家焙煎コーヒー、カフェラテ、自家製ドリンク、ピアディーナなど
公式情報Instagram

※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。

体験レビュー:まるで森の中のプライベートカフェ

私が訪れたのは、拝観時間が終わりに近づく16時頃。紅葉した木々が西日に照らされ、境内全体が黄金色に輝いていました。そんな幻想的な雰囲気の中、キッチンカーは静かに営業していました。

開放感あふれる、ミニマルなカフェ空間

カフェスペースは、キャンプ用の椅子が二脚と、その間に置かれた小さなテーブルのみ。このシンプルさが、逆に周りの自然と一体になれる心地よさを生み出していました。目の前にはお寺の建物と木々が広がり、上を見上げればどこまでも高い空。まるで森の中に作られた、自分だけの特等席のようです。

メニューを見ると、コーヒーやカフェラテの他に、ハーブティーやレモネードといったドリンク、そして軽食のピアディーナもありました。お昼時に訪れて、サンドイッチ感覚でピアディーナをいただくのも、ピクニック気分で楽しそうですね。

コーヒー豆の種類も選べるようです。

心に染み渡る、丁寧な一杯

私は、冷えた体を温めるためにホットコーヒーを注文。物静かな店主が、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れてくれます。その所作を眺めているだけでも、心が落ち着いていくのを感じました。

手渡されたカップから立ち上る、豊かで香ばしいアロマ。一口飲むと、雑味のないクリアな味わいと、深いコクが口の中に広がります。これが「甘露の井」の水の力なのでしょうか。角がなく、まろやかで、すーっと体に染み渡っていくような優しい味わいです。紅葉を眺め、鳥のさえずりを聞きながらいただくコーヒーは、まさに格別でした。

メリット・デメリット:体験して感じたこと

実際に体験してみて感じた、良かった点と少し気になった点を正直にレビューします。

良かった点

  • 唯一無二のロケーション:歴史ある禅寺の境内でコーヒーを飲むという非日常的な体験は、何物にも代えがたい魅力です。
  • ストーリー性のあるコーヒー:浄智寺の井戸水で淹れたコーヒーという物語が、味わいを一層特別なものにしてくれます。
  • 本格的な味わい:移動販売とは思えない、自家焙煎の豆を使った本格的で丁寧な一杯が楽しめます。
  • 静かで落ち着いた時間:都会のカフェの喧騒とは無縁。自然の音に耳を傾けながら、心からリラックスできます。

気になった点

  • 席数が少ない:キャンプ用の椅子が2脚だけなので、混雑時やグループでの利用は難しいかもしれません。譲り合いの心が必要ですね。
  • 出店が不定期:「行けば必ず会える」わけではないのがキッチンカーの宿命。訪問前に必ず公式SNSで出店情報を確認する必要があります。
  • 天候に左右される:屋外なので、雨や風が強い日は利用が難しいかもしれません。

世間の反応:SNSでも話題の「お寺コーヒー」

SNSを調べてみると、やはりこの特別な体験に感動している人が多いようです。

「2025年最後の連休も浄智寺にて出店しています。」

「浄智寺で汲み上げた井戸水で摘出する珈琲」

公式Instagramでは、浄智寺での出店が告知されており、ファンがそれを目当てに訪れている様子がうかがえます。また、「井戸水で淹れたコーヒー」という点も、訪れる人にとって大きな魅力となっているようです。葉山での出店も含め、その味と雰囲気に惹かれたリピーターが多い印象です。

一方で、浄智寺自体も「SNS映え」するスポットとして人気があります。特に苔むした石段や、秋の紅葉、雨の日のしっとりとした雰囲気は写真好きの心をくすぐるようです。美しい境内の写真を撮った後、このキッチンカーで一休み、という流れは最高の鎌倉散策コースと言えるでしょう。

鎌倉散策に、新たな楽しみを

これから訪れるあなたへ

「ジョージーズマーケット」でのコーヒータイムは、単に飲み物を飲む以上の価値がある体験でした。それは、歴史ある場所の空気と、自然の音と、作り手のこだわりが一体となった、五感で味わう時間です。

もしあなたが北鎌倉を訪れるなら、ぜひ浄智寺まで足を延ばしてみてください。そして、もし幸運にもこのキッチンカーに出会えたなら、迷わず一杯のコーヒーを注文することをおすすめします。きっと、あなたの鎌倉の思い出に、温かく、味わい深い1ページを加えてくれるはずです。

※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
海外旅行が好きで、韓国はソウルや仁川を中心に何度もリピート中。現地のグルメ・カフェ・コスメの記事をまとめています。ガイドブックには載っていない「その場で困ること」を知っているので、そこが抜けていない記事になるよう心がけています。

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