MEDIA DOGS

キタニタツヤ、ヨルシカのサポートを終える 結成当時からベースで参加、ツアー『一人称』まで

キタニタツヤ、ヨルシカのサポートを終える 結成当時からベースで参加、ツアー『一人称』まで

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

ヨルシカが9月17日、公式サイトでキタニタツヤのサポート終了を伝えた。結成当時からベースを弾いてきたキタニは、前日16日のヨルシカ LIVE TOUR 2026「一人称」最終公演でサポートを離れた。n-bunaとsuisは連名で感謝の言葉を寄せている。

↓ 詳細が気になる方は、このまま下へ ↓

公式サイトの告知で伝えられた「サポートを終える」

ヨルシカが9月17日、公式サイトに「サポートミュージシャンに関するお知らせ」と題した告知を出した。結成当時からサポートミュージシャンとして参加してきたキタニタツヤが、前日16日に千秋楽を迎えたヨルシカ LIVE TOUR 2026「一人称」の公演をもって、ヨルシカのサポートを終えたという内容だ。

告知は二段構えになっている。前半はヨルシカ名義の報告で、「これまで長きにわたりヨルシカの音楽を支えていただき本当にありがとうございました」「これからのさらなるご活躍を心より願っています」と感謝を記した。後半にn-bunaとsuisの連名コメントが続く。

ヨルシカの正式メンバーは、作曲とギターを担うn-bunaと、ボーカルのsuisの2人だ。ライブではサポートミュージシャンを加えた編成で演奏してきた。キタニはそのうちベースを担当してきた一人で、公式の告知も「脱退」や「卒業」ではなく、サポートを終える、という言い方で通している。バンドのメンバー構成そのものは、これまでと変わらない。

サポートを終える理由について、告知には書かれていない。時期や事情の説明もなかった。

「これからも良き友人として」 n-bunaとsuisが連名で寄せた言葉

連名コメントは、ツアー最終公演をもってキタニがサポートを抜けると改めて伝えたうえで、共に過ごした時間を語る。「彼とは長い時間を共に歩んできました。ミュージシャン同士としてだけではなく、ヨルシカ二人の良き友人としてもです」

演奏についてはこう続けた。「彼の実は生真面目で誠実な性格から生まれる演奏が、ヨルシカの楽曲に安定と心地良いグルーヴを与えてくれていたのは言うまでもありません」

ここ数年のキタニの忙しさにも触れている。「特にこの数年は彼自身のアーティスト活動が多忙を極める中、むしろどうしてここまで合間を見つけてベースを弾いてくれるのかわからないような具合で、いつも大きな感謝を彼に感じていました」。そのうえで「これまで長い間本当にありがとう」と重ね、「そしてこれからも良き友人として。ヨルシカはキタニタツヤの活動を応援しています」と結んだ。文末には「ヨルシカ n-buna / suis」と署名がある。

別れの告知にしては、湿り気が少ない。感謝と応援だけで組み立てられた短い文章だ。

2017年4月から約9年5か月、音源でもベースを弾いてきた

ヨルシカが活動を始めたのは2017年4月。公式サイトの年表では、同年6月に1stミニアルバム「夏草が邪魔をする」を発売し、7月に新宿BLAZEで1st LIVEを開いた。活動開始の2017年4月から、サポート最終日の2026年9月16日までを数えると、約9年5か月になる。ステージ上の活動の起点を2017年7月の初ライブに置いても、9年2か月ほどだ。

キタニの関わりはライブだけではない。本人の公式サイトの制作実績には、「夏草が邪魔をする」「負け犬にアンコールはいらない」「だから僕は音楽を辞めた」「エルマ」「盗作」、音楽画集「幻燈」と、ヨルシカの主要作品にベースで参加した記載が並ぶ。ライブ「前世」「月光」の映像作品にも名前がある。デビュー作から最新のツアーまで、低音側をほぼ一貫して支えてきた。

両者の関わりは、ヨルシカの作品の外にも広がる。キタニは2022年に「ちはる feat. n-buna from ヨルシカ」、2023年に「ナイトルーティーン feat. suis from ヨルシカ」を発表し、2026年にはsuisのソロ曲「猫日」で作曲と編曲を手がけた。ヨルシカの2人それぞれと、別の名義でも音を交わしてきた。

バンドのベース周りでは、正式メンバーが脱退することもある。ヨルシカの場合は正式メンバーではなくサポートミュージシャンの参加終了で、意味合いが異なる。

関連記事:ハマ・オカモト、OKAMOTO’Sからの脱退を発表 脱退後も芸名は継続、メンバー4人での協議を経て

半年をかけた6都市12公演、最終日はLaLa arena TOKYO-BAY

サポートの区切りとなったヨルシカ LIVE TOUR 2026「一人称」は、書簡型小説とデジタルアルバム「二人称」に合わせて組まれたコンセプトツアーだった。公式サイトの日程はこうなっている。

日程会場
3月21日・22日ゼビオアリーナ仙台(宮城)
4月18日・19日大阪城ホール(大阪)
5月30日・31日クロコくんホール(旧・日本ガイシホール/愛知)
7月29日・30日横浜アリーナ(神奈川)
8月4日・5日マリンメッセ福岡A館(福岡)
9月15日・16日LaLa arena TOKYO-BAY(千葉)

6都市12公演。3月の仙台から9月の千葉まで、日程はおよそ半年に及ぶ。最終日の9月16日、LaLa arena TOKYO-BAYの公演が、キタニがヨルシカのステージに立った最後の一日になった。公式の告知が出たのは、その翌日だ。

ヨルシカの年表には、2026年2月に書簡型小説「二人称」、3月にデジタルアルバム「二人称」と記されている。ツアーはその2作を受けた企画で、タイトルの「一人称」と作品名の「二人称」が対になる。

キタニタツヤの単独での活動と、ヨルシカの今後

キタニタツヤ(30)は1996年生まれ。2014年ごろからネット上に楽曲を公開し始め、他アーティストへの楽曲提供と並行して2017年からソロ活動を始めた。2020年8月にはアルバム「DEMAGOG」を発表している。

名前が大きく広がったのは2023年だ。7月にリリースしたTVアニメ「呪術廻戦 懐玉・玉折」のオープニング主題歌「青のすみか」は、配信開始から3カ月弱でストリーミング総再生回数1億回を超えた。同年12月には第74回NHK紅白歌合戦に初出場する。翌2024年1月にアルバム「ROUNDABOUT」を出し、4月からはニッポン放送「キタニタツヤのオールナイトニッポンX」が始まった。中島健人とのユニットGEMNでも活動する。

作家としての仕事も幅広い。LiSA、星街すいせい、WEST.らへの楽曲提供に加え、Adoの楽曲では編曲やベース、ギターも担当してきた。ヨルシカのサポートは、こうした本業と並走する形で続いていた。連名コメントの「どうしてここまで合間を見つけてベースを弾いてくれるのかわからない」という一節は、その状況を指している。

本人の公式サイトには9月18日時点で、ヨルシカのサポート終了に関する告知は載っていない。直近の掲載は9月15日の「天才てれびくん grow」テーマソング「リンガ・フランカ」の配信決定だ。本人名義では11月4日にオリジナルアルバム「DEKAI」「PURE」を2枚同時に発売し、12月5日の名古屋公演から2027年1月16日・17日の横浜公演、1月23日・24日の神戸公演まで、3都市5公演のアリーナツアー「DEKAI / PURE」を回る。

ヨルシカ側の後任や、今後のライブ編成については発表されていない。公式サイトのバイオグラフィーに載るサポートメンバーは、9月18日時点でギター、ドラム、ピアノの3人にとどまる。ヨルシカは9月30日にライブ「盗作」のBlu-ray&DVDを発売し、10月9日・10日には全国14都市17館の映画館でプレミアム上映会を開く。10月2日放送開始のTVアニメ「薬屋のひとりごと」第3期では、新曲「雲を抜け風下へ私だけ」がオープニングテーマを務める。新しいライブの日程は、まだ出ていない。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ライフハック/実用

More

グルメ

木のテーブルに並んださつまいもと芋の焼き菓子、キャラメルソース

ファミマのおいも収穫祭、9月22日から旬の芋14商品 本企画初の芋×キャラメル商...

ファミリーマートが2026年9月22日から全国約1万6500店で「ファミマのおいも収穫祭」を開く。紅はるかを使ったパン・スイーツ・アイス・菓子の全14種類の正式名称、税込価格、発売日を一覧で整理した。企画初となる芋×キャラメルの4品や、数量...
More

エンタメ

More

社会/ニュース

More

旅行/スポット

More

ファッション/ビューティー

More
Return Top