好きすぎて滅!が新語・流行語大賞ノミネート M!LKは2年連続、発表の解説が示した意味と滅ポーズ

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M!LKの楽曲名「好きすぎて滅!」が11月5日、現代用語の基礎知識 選「2026 T&D保険グループ新語・流行語大賞」のノミネート30語に入った。2025年の「ビジュイイじゃん」に続き、M!LKの曲から生まれた言葉が2年連続で候補になった。解説では、感情が大きくなりすぎて自分が消えてしまいそうな状態を指す言葉とされ、滅ポーズの流行にも触れている。トップテンと年間大賞は12月1日に発表される。
「好きすぎて滅!」が30語の候補に入る
第43回となる2026年の新語・流行語大賞は、11月5日にノミネート30語を発表した。主催の自由国民社が公式サイトに載せた一覧で、「好きすぎて滅!」は50音順の11番目にある。同じ一覧には「りくりゅう」「パンチくん」「ボンボンドロップシール(ボンドロ)」「ちいかわ(現象)」などが並ぶ。
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音楽から入った言葉は「好きすぎて滅!」だけではない。サカナクションが2012年に出した「夜の踊り子」と、4人組グループの「モナキ」も候補に入った。
選考委員会は2026年の傾向を、物価高やイラン戦争、異常気象、AI暴走、不正アクセスなど「不安をあおるような言葉が多くみられた」と説明した。そのうえで「ボンドロ」「好きすぎて滅!」「なんとかなれーッ」を、「癒しを与えてくれる言葉であった」と評価している。CMや映画、テレビ番組から生まれた、思わず使いたくなる言葉は少なかったとも分析した。暗い話題の多い一覧で、明るい側の言葉として名前が挙がった1語だ。
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発表の解説が示した意味と滅ポーズ
発表に添えられた解説は、「好きすぎて滅!」を次のように説明している。
「男性ボーカルユニットM!LK(ミルク)の楽曲。感情が大きくなりすぎて自分が消滅してしまいそうな状態になること。題名から派生した「○○すぎて滅」なども大いに話題になり、滅ポーズ(ピースの指を閉じた右手を前方に、同じポーズの左手を額の前におく)も流行した」
解説が挙げた流行は二つある。一つは「○○すぎて滅」という言い回しの広がりで、「好き」の部分をほかの言葉に替え、気持ちが振り切れた様子を表す使い方だ。もう一つが滅ポーズになる。
滅ポーズは、曲のサビで登場する振り付けから広まった。ピースサインの2本の指を閉じた右手を前へ突き出し、同じ形にした左手を額の前に置く。2025年10月31日に公開されたコール講座の動画では、メンバーがこのポーズのこつや、日常会話で「滅」を使うときの例を紹介した。コールは塩﨑太智が監修している。
まねしやすい動きと耳に残るサビの組み合わせが、ダンス動画の投稿を後押しした。「マジ ぎゅんぎゅんぎゅん 好きすぎて滅!」という歌詞と振り付けはリリース直後からTikTokを中心に広がり、ダンス投稿がトレンドになる。
昨年は「ビジュイイじゃん」、2年続けて候補に
M!LKの名前が流行語大賞の候補一覧に載るのは2年連続になる。2025年のノミネート30語には「ビジュイイじゃん」が入った。2025年3月に出した楽曲「イイじゃん」のせりふ部分「今日ビジュイイじゃん」が、TikTokへの動画投稿とともに流行語になったと当時の解説は説明していた。
この「ビジュイイじゃん」は、2025年のトップテンには入らなかった。同年の年間大賞は高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」だった。
「イイじゃん」のヒットで、M!LKは2025年大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」に白組で初出場した。その2カ月前に配信を始めたのが「好きすぎて滅!」で、前の曲の勢いを次の曲がそのまま引き継いだ。
M!LKは2014年11月に結成した5人組で、佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人が活動している。ファンの呼び名は「み!るきーず」。グループはノミネートを受けて11月5日にSNSでコメントを出し、み!るきーずをはじめ「多くの方々に親しんでいただき」ありがとうございますと感謝をつづった。
配信から約1年、曲が残した記録
「好きすぎて滅!」は、2025年10月27日に配信限定で出た。M!LKの結成10周年の年を締めくくる曲として発表され、公式サイトは「あなたが好き過ぎて存在ごと消えちゃいそう!」という思いを歌ったラブソングと紹介している。配信前の10月21日には、TikTokで音源の一部が先に公開された。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年10月27日 | 配信限定でリリース |
| 2026年2月16日付 | オリコン週間ストリーミングランキングで累計1億回を突破 |
| 2026年2月18日 | 両A面シングル「爆裂愛してる |
| 2026年5月 | ミュージックビデオが1億回再生を突破 |
| 2026年6月13日 | MUSIC |
| 2026年9月7日付 | オリコン週間ストリーミングランキングで累計3億回を突破 |
| 2026年11月5日 | 新語・ |
数字の伸びは長く続いた。2026年5月25日に発表された時点で、YouTubeの週間ミュージックビデオランキングでは9週連続、通算11度目の1位を記録した。SNSでの総再生回数は48億回を超えていた。
6月13日のMUSIC AWARDS JAPAN 2026では、この曲が最優秀バイラル楽曲賞と最優秀ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞に選ばれた。カラオケ特別賞の「カラオケ・オブ・ザ・イヤー: J-POP」と、家族が選んだベストソングを表彰するファミリーソング特別賞も受けている。グループとしても最優秀ボーイズアイドルカルチャーアーティスト賞に選ばれた。
バイラルの賞からカラオケ、家族の賞までそろい、聴く層の広さが数字以外の形でも表れた。
ヒットは1曲で終わらなかった。両A面のもう1曲「爆裂愛してる」も伸び、4月27日付のオリコンデイリーストリーミングランキングでは、同じ日に配信が始まった新曲「アイドルパワー」が1位となり、「好きすぎて滅!」「爆裂愛してる」とあわせてM!LKの曲でトップ3を独占した。
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トップテンと年間大賞は12月1日に発表
30語の中から選ぶトップテンと年間大賞は、12月1日午後2時に発表される。同じ時刻から東京・東京會舘で表彰式も開かれる。
公式サイトによると、ノミネート語は『現代用語の基礎知識』に収められた用語をもとに、自由国民社と大賞事務局が選ぶ。その中からトップテンと年間大賞を決めるのが選考委員会になる。
選考委員は、漫画家・コラムニストの辛酸なめ子、お笑い芸人のパトリック・ハーラン、俳優・エッセイストで富山県立高志の国文学館館長の室井滋、漫画家のやくみつる、「現代用語の基礎知識」編集長の大塚陽子の5人だ。この賞は1984年に始まり、その年に世間をにぎわせた言葉と、その言葉に深く関わった人や団体をたたえる。
昨年はノミネートで止まったM!LKにとって、2度目の挑戦になる。曲名がそのまま言葉として使われ、ポーズまで広がった1年が選考委員会にどう評価されるか。結果は12月1日に分かる。
[文/構成 by Webライター 榊原 透]














































































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