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へずまりゅう氏、自分を訴えた有名人は米山隆一氏とXで公表 400万円の請求に「やりすぎです」 封筒は東京地裁の知的財産権部から

へずまりゅう氏、自分を訴えた有名人は米山隆一氏とXで公表 400万円の請求に「やりすぎです」 封筒は東京地裁の知的財産権部から

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

奈良市議のへずまりゅう氏(35)は11月4日、自身のXで「米山隆一さんに訴えられました」と書き、自分を訴えた”超有名人”が元新潟県知事で前衆院議員の米山隆一氏(59)だと明かした。本人によると請求額は400万円で、「400万円請求はやりすぎです」とつづった。2日に投稿した封筒の写真では、東京地方裁判所で知的財産権事件を担当する「民事第40部」に印が付いていた。訴えの中身は、どちらも説明していない。

へずまりゅう氏「米山隆一さんに訴えられました」と実名を公表

へずまりゅう氏が相手の名前を出したのは、4日の12時38分だった。「もう話します。」と書き出し、「米山隆一さんに訴えられました。」「400万円請求はやりすぎです。」と続ける。最後の1行は「留年して暇でお金もないのでしょう。」だった。投稿は4日14時の時点で約94万回表示されている。

その後の返信では、「とは言え自分の方がお金ないですよ。」「米山さん元県知事ですよね?」とも書き込んだ。

400万円は、へずまりゅう氏が明かした請求額だ。裁判所が認めた金額ではなく、支払いが決まったわけでもない。米山氏が訴えたという点も、へずまりゅう氏の説明によるもので、裁判所の記録や米山氏側の発信では確かめられていない。4日午後の時点で、米山氏のX(@RyuichiYoneyama)にこの件の投稿は見当たらず、報道機関の記事も見つからなかった。

「留年」が何を指すのかについて、へずまりゅう氏は説明していない。米山氏は2026年2月の衆院選で落選し、今は国会議員ではない。

封筒は東京地裁の中目黒庁舎から 「民事第40部」は知財の担当部

最初の報告は2日の18時1分だった。へずまりゅう氏は「超有名人から訴えられました。」と書き、「名前を見てビックリしたし400万円請求され絶望しています。」と続けた。それほど貯金がないことにも触れ、妻から理由を問われて長時間説教されたと明かしたうえで、最後は「戦います。」と結んだ。

添えた写真は、へずまりゅう氏が封筒を手にした自撮りだ。差出人の欄には「東京地方裁判所 中目黒庁舎〈ビジネス・コート〉」の名前と目黒区中目黒二丁目の住所が印刷され、「民事第29部」「民事第40部」「民事第46部」「民事第47部」と4つ並んだ欄のうち、「民事第40部」に印が付いていた。封筒には赤い「特別送達」の印と、「就業場所」の書き込みもある。特別送達は、裁判所が訴状などの書類を相手に届けるときに使う郵便の方法だ。

裁判所のウェブサイトでは、東京地裁の民事第29・40・46・47部は「知的財産権部」として、知的財産権事件などを専門に担当すると案内されている。知的財産権は、著作権や特許、商標といった権利を指す。

ただ、訴えの中身が何なのかは、へずまりゅう氏も米山氏も説明していない。どの投稿や行為が問題になっているのかも、4日午後の時点では分かっていない。

2日は「超有名人」、4日に実名 投稿の流れ

2日の最初の投稿から4日の昼まで、相手の名前は伏せられたままだった。4分後の18時5分には「あれほど有名な人から訴えられるだなんて逆に光栄とまで思えてしまいます。」と投稿。19時17分には「1回目裁判まで時間がありません。」と書き、「相手側が公表すれば分かるかと。」と、自分からは名前を出さない姿勢を見せていた。

最初の投稿は4日14時の時点で約1500万回表示され、いいねは約7万件に上った。相手は誰なのか、ネット上で相手探しが広がるなかで、へずまりゅう氏は自ら名前を明かした。

日時出来事
2026年2月8日米山氏が衆院選新潟4区で落選
2026年2月8日夜へずまりゅう氏がXで米山氏の落選確実を投稿
11月2日18時1分超有名人から訴えられたとXで報告
11月2日18時5分逆に光栄とまで思えると投稿
11月2日19時17分1回目の裁判まで時間がないと投稿
11月4日12時38分米山隆一氏に訴えられたと実名を公表

元新潟県知事で弁護士の米山氏、元迷惑系YouTuberのへずまりゅう氏

米山氏は東京大学医学部を卒業した医師で、1997年に司法試験に合格し、弁護士としても活動してきた。2016年の新潟県知事選で初当選し、2018年に任期の途中で辞職した。2021年の衆院選では新潟5区から無所属で立ち、当選した。2024年の衆院選は立憲民主党から新潟4区で立ち、再選された。2026年2月8日投開票の衆院選は中道改革連合から新潟4区で立候補し、自民党の鷲尾英一郎氏に敗れて比例での復活もならなかった。

へずまりゅう氏は、迷惑行為の動画で知られた元迷惑系YouTuberだ。2025年7月の奈良市議選に無所属で立候補し、現行の定数で過去最多となる55人が争った選挙で当選した。議員になってからも、Xでの発信が続く。

へずまりゅう氏は2月の衆院選の夜にも、Xで米山氏に触れていた。2月8日21時23分、「【衆院選 新潟4区】」と題して「遂に米山隆一、落選確実。」と投稿し、「SNSで国民が若者に向け選挙に行くよう発信した結果です。」と書き添えていた。この投稿と今回の訴えに関係があるのかどうかは、どちらの説明からも分からない。

奈良市議の柿本元気氏との裁判は第1回が12月15日 米山氏との裁判は日程不明

へずまりゅう氏は、別の裁判では訴える側に立っている。同じ奈良市議の柿本元気氏は10月30日、自身のXで「へずまりゅうから訴えられました」と明かした。柿本氏によると、訴えの対象は柿本氏のXとnoteでの投稿9件で、請求額は50万円。第1回口頭弁論は12月15日に奈良地方裁判所で開かれる予定で、柿本氏は弁護士を付けずに争う構えを示している。

米山氏との裁判は東京地裁、柿本氏との裁判は奈良地裁で、別々の裁判だ。米山氏との裁判の第1回の日程を、へずまりゅう氏は明かしていない。

400万円という請求の理由がどこにあるのか、米山氏側が説明するかどうかで見え方は変わる。へずまりゅう氏は「戦います」と書いており、争う姿勢は崩していない。

関連記事:柿本元気氏の経歴とは 大阪教育大学卒、26歳で奈良市議に初当選し4期 現在は立憲民主党 へずまりゅう氏に提訴されたと報告

関連記事:米山隆一氏、選挙中のSNS投稿で騒動連発 衆院選2026にXで話題になった出来事を時系列で

[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]

寄稿者

飯田タツヤ
時事ニュースを中心に、社会の動きから芸能・スポーツの話題まで幅広く書いているWebライターの飯田です。ライター歴は6年。心がけているのは、発表や報道で確認できたことと、まだ分かっていないことを分けて書くこと。「何が起きて、暮らしにどう関わるのか」を最初に整理しています。休日はラジオを流しながらの散歩とサウナ。

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