松井裕樹、オプトアウトせずパドレス残留へ 来季年俸は650万ドル、来季後に2度目の契約破棄権も

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パドレスの松井裕樹(31)が、今オフに持っていた契約破棄(オプトアウト)の権利を使わず、チームに残ることになった。米国時間11月1日に報じられた。来季2027年の年俸は650万ドル(約10億円)で、残り2年の総額は1350万ドル(約21億円)。来季終了後にも、もう一度契約を破棄できる権利を持つ。
松井裕樹がオプトアウトを使わずパドレス残留へ
松井は2023年オフ、楽天から海外FA権を使ってパドレスへ移籍し、2024年から5年総額2800万ドルの契約を結んだ。この契約には、2026年と2027年のシーズン終了後に、残りの年数を破棄できる権利が付いていた。
報道によると、松井は球団と話し合ったうえで、1度目の権利を使わないと決めた。これで2027年もパドレスでプレーし、メジャー4年目のシーズンを迎える。日本時間2日の時点で、球団からの正式発表や本人のコメントは確認できていない。
オプトアウトは、契約の途中で選手が残りの年数を打ち切れる仕組みだ。権利を使えばフリーエージェント(FA)になり、他の29球団とも自由に交渉できる。より良い条件を求めて市場に出る道があった一方、松井は保証された2年分の年俸を手元に残す方を選んだ。
残り2年で総額1350万ドル 年俸の推移
5年契約の年俸は年ごとに上がる設計だ。米国の契約情報サイトがまとめた内訳は次のとおり。
| シーズン | 基本年俸 | メモ |
|---|---|---|
| 2024年 | 325万ドル | メジャー1年目 |
| 2025年 | 550万ドル | |
| 2026年 | 575万ドル | シーズン後に1度目の破棄権 |
| 2027年 | 650万ドル | シーズン後に2度目の破棄権 |
| 2028年 | 700万ドル | 契約最終年 |
5年の合計で2800万ドルとなる。残った2027年と2028年の2年分だけで1350万ドル、契約全体のほぼ半分にあたる金額だ。
来季が終わった時点で、松井は再び同じ判断を迫られる。権利を使えば最終年の700万ドルを手放してFAになり、使わなければ2028年までパドレスに残る。来季の投球内容が、その判断材料になるだろう。
開幕は負傷者リスト、それでも自己最多の64回・防御率1.83
2026年は出だしからつまずいた。春季キャンプで左内転筋を痛め、選ばれていたWBC日本代表を辞退。開幕を負傷者リストで迎え、メジャーに戻ったのは5月5日だった。
ところが、復帰後は安定した投球を続ける。8月から9月にかけて11試合連続で無失点を記録し、シーズン全体では54試合に登板して64回を投げた。投球回はメジャー自己最多だ。5勝1敗1セーブ11ホールド、防御率1.83の成績を残し、チームのワイルドカード獲得に貢献した。
ポストシーズンでも失点を許さなかった。5試合で4回2/3を投げて自責点0、ブルワーズとの地区シリーズ第3戦では勝利投手になっている。メジャー3年間の通算は179試合、190回で12勝4敗、防御率3.17となった。
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「お買い得」の評価と、事前に出ていた残留予測
残留の見方は、シーズン中から米国で出ていた。9月の時点で、米ESPNのジェフ・パッサン記者が、松井は権利を使わずパドレスに残ると予測。米誌スポーツ・イラストレイテッドも、残り2年1350万ドルの契約について、今季の内容を踏まえてパドレスにとって「間違いなくお買い得」と伝えていた。
本人が残留の理由を語ったという報道は、現時点で見当たらない。伝えられている事実は、球団との話し合いを経て決めたこと、そして負傷明けのシーズンでメジャー自己最多の64回を投げ、防御率1点台で終えたことの2点だ。
来季のパドレス救援陣と松井の立ち位置
パドレスのブルペンでは、左腕のアドリアン・モレホンがFAになり、チームを離れる可能性があると報じられた。左の救援投手として松井にかかる期待は大きくなりそうだ。ただ、来季の具体的な役割はまだ明らかになっていない。
松井は1995年10月30日生まれ、神奈川県出身。桐光学園高等学校2年の夏の甲子園で1試合22奪三振を記録し、2013年のドラフト1位で楽天に入団した。楽天では抑えとして長くチームを支え、海外FA権を手にして海を渡った。
故障で出遅れた3年目に、メジャー自己最多の投球回と防御率1点台を並べた。31歳で迎える来季も、サンディエゴで腕を振る。
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[文/構成 by ライター 凪]










































































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