高橋光成、海外FA権を行使へ メジャー最優先もソフトバンクが獲得調査、移籍先の行方と交渉解禁の日程

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西武の高橋光成投手(29)が、今年5月に取得した海外FA権を行使する方針を固めたことが11月1日、分かった。球界関係者の話による報道で、本人と球団の正式な表明はまだない。近日中に意向を明らかにする見通しだ。メジャー移籍を最優先に考える一方、国内ではソフトバンクとDeNAが獲得調査に動いていると報じられた。
FA行使の方針が判明、近日中に意向表明の見通し
報道によると、高橋が海外FA権を行使することが1日、球界関係者の話で分かった。2026年11月2日未明の時点で、本人のコメントや球団の発表は出ていない。正式に決まるのは、本人が球団に意思を伝え、FA宣言選手として公示されてからになる。
FA権を行使するための申請は、日本シリーズが終わった翌日の10月29日に始まった。初日の29日、西武の広池浩司取締役球団本部長は取材に「それは来てません」と答え、この時点で申請の動きはなかった。今季は高橋と外崎修汰内野手の2人が、新たに海外FA権を得ている。
今季の高橋は22試合に登板して9勝6敗、防御率2.54。3年ぶりの2桁勝利には届かなかったが、130イニングを超えて先発ローテーションを守り、チームの2位に貢献した。プロ12年間の通算勝利は82に上る。
昨オフはポスティング不成立、今度はFAで動く
高橋は群馬・前橋育英高等学校から2014年のドラフト1位で西武に入団した。2019年オフ、チームの先輩だった菊池雄星(当時マリナーズ)の米アリゾナ州での自主トレーニングに同行し、同じ年の契約更改で初めてメジャー挑戦の希望を球団に伝えている。昨オフはポスティングシステムで移籍を目指し、メジャー3球団からオファーを受けたと報じられたが、条件が折り合わずに2026年1月、西武への残留を決めた。10月20日の秋季練習初日には、来年2月に30歳になることに触れ、「本当に悩んでいる」と胸の内を明かしていた。
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1年前と今回では、移籍の手続きが大きく変わる。
ポスティングシステムは、所属球団が認めて初めて使える仕組みで、移籍が決まればメジャー球団から西武に譲渡金が支払われる。海外FA権を行使する場合は球団の同意がいらず、高橋は国内外のどの球団とも自由に交渉できる。メジャー球団にとっては、譲渡金を払わずに獲得できる点が昨オフとの違いだ。
1月の契約更改では、推定2億5000万円でサインした。その席で高橋は「ここで諦めたら一番、ださい」と語り、メジャーへの思いが変わっていないことを強調していた。契約年数は公表されていない。
移籍先の行方、メジャー・ソフトバンク・DeNA・西武残留
関係者の話として、高橋は今オフもメジャー移籍を最優先に考えていると報じられた。本人はポスティングで挑んだ昨オフと比べ、「選択肢としては去年よりある」と話している。
ただ、行き先はメジャーだけに限らない。国内移籍について高橋は、どの球団にも行ける権利を持っているので選択肢の一つになると語り、国内球団との交渉の席にも積極的につく考えだという。
国内で名前が挙がるのは2球団だ。報道によると、今季リーグ3連覇を果たしたソフトバンクは3年ぶりのFA補強を検討し、広島の森下暢仁投手とともに高橋をリストアップした。高橋は今季、ソフトバンク戦に7試合登板して4勝2敗、防御率1.69と好成績を残している。ソフトバンクは2023年オフにも、西武から山川穂高をFAで獲得した。
DeNAも、高橋が権利を行使した場合に備えて獲得調査を進める方針だと報じられた。オリックスの宗佑磨内野手、森下とあわせて3人を調査し、29年ぶりのリーグ優勝を狙う。今季のDeNAで開幕から先発ローテーションを守り通したのはエースの東克樹だけで、実績のある右腕が加われば先発陣の層は厚くなる。
各球団の現状を整理すると次のとおりだ。
| 移籍先の候補 | 報じられている状況 | 分かっていないこと |
|---|---|---|
| メジャー | 本人が最優先と報じられた。昨オフは3球団からオファー | どの球団が関心を示すか、 |
| ソフトバンク | 3年ぶりのFA補強を検討し、 | 正式なオファーの有無、 |
| DeNA | 権利行使に備えて獲得調査を進める方針 | 正式なオファーの有無、 |
| 西武(残留) | 残留の可能性も含め、 | 球団が示す条件 |
獲得調査は、あくまで正式なオファーの前の段階になる。移籍先や契約の条件、関心を持つメジャー球団の名前は、いずれも明らかになっていない。
交渉解禁は11月11日、メジャーは労使交渉が壁に
国内の日程ははっきりしている。高橋が西武に意思を伝えればFA宣言選手として11月10日に公示され、翌11日から他球団との交渉が始まる。今季のFA有資格者は国内36人、海外69人の計105人だ。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 10月29日 | FA権行使の申請期間が始まる |
| 11月1日 | 高橋の海外FA権行使の方針が判明 |
| 11月10日 | FA宣言選手の公示 |
| 11月11日 | 他球団との交渉が可能に |
| 12月1日 | メジャーの労使協定が失効 |
一方、メジャー側には不安材料がある。
大リーグ機構と選手会の労使協定は、12月1日(日本時間2日)に期限を迎える。新たな合意に至らず、経営側が選手との契約手続きを止める「ロックアウト」に入れば、その間はFA選手の獲得もトレードもできなくなる。来季に向けた契約交渉は、大幅に遅れる見通しだと報じられた。
前回の協定が切れた2021年12月にもロックアウトが起き、FA市場は翌年3月まで止まった。当時はポスティングでメジャー移籍を目指していた鈴木誠也の交渉も凍結されている。新しい協定がいつまとまるかは、高橋の交渉の進み方にも直結する。
FA宣言選手の公示まで、残りは1週間余り。高橋が自らの言葉で何を語るのかが、移籍先を占う最初の手がかりになる。
[文/構成 by ライター 凪]










































































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