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吉田蔵之介、全日本大学駅伝6区で区間新の36分41秒 父はケツメイシ大蔵、埼玉栄から國學院大へ進んだ4年生の経歴

吉田蔵之介、全日本大学駅伝6区で区間新の36分41秒 父はケツメイシ大蔵、埼玉栄から國學院大へ進んだ4年生の経歴

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

第58回全日本大学駅伝が11月1日に行われ、國學院大學4年の吉田蔵之介が6区12.8kmを36分41秒で走り、区間新記録で区間賞に輝いた。父はケツメイシのリーダー大蔵。副将を務める最終学年で、初めて走った全日本に結果を残した。

6区36分41秒、先輩の記録を6秒更新

大会は愛知・熱田神宮西門前から三重・伊勢神宮内宮宇治橋前までの8区間106.8kmで争われた。吉田が任されたのは、津市河芸から津市藤方へ向かう6区。従来の区間記録は國學院大OBで現在は旭化成に所属する山本歩夢の36分47秒で、同じ大学の先輩が持つ数字を6秒上回った。

タスキを受けた時点の順位は2位で、首位の早稲田大学とは2分39秒差。6.3km地点の速報では2分42秒まで開いたものの、後半に詰め返し、2分25秒差で7区の野中恒亨(4年)へつないだ。

差を14秒縮め、2位を守っての中継となった。

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「攻めていけ」と送り出されて

レース後、吉田は「本当に成長した走りができた」と手応えを口にした。これまでは守りの走りになりがちで、監督から攻めの姿勢が足りないと指摘されてきたという。この日は「攻めていけ」と送り出され、「攻める走りができた」と語っている。

背中を押した一人が、記録を塗り替えられた山本だ。吉田は前日に山本からコースの走り方を教わり、自分なら記録を更新できると励まされたと明かした。憧れの先輩と呼ぶ山本への感謝も述べている。

父・大蔵の曲を聴いてレースへ

父は音楽グループ・ケツメイシのリーダー、大蔵。蔵之介の「蔵」は父の名前からとったもので、父が有名人であることは高校時代まで隠していたが、全国高校駅伝のアナウンスで知られるようになったという。

1年生で走った2024年1月の第100回箱根駅伝では、中継の実況で父の名前が紹介され、Xのトレンド上位に一時「ケツメイシ」が入る。大蔵も当日、インスタグラムのストーリーズに箱根駅伝を映すテレビ画面とともに「さぁ始まった!! みんな頑張って」と投稿した。

この中継では、「何万人もの前で歌う父の姿はとてもカッコいい」という吉田の言葉と、レース前には必ず父の曲「覚悟はいいか」を聴いていることも紹介された。大蔵もマラソンを趣味としており、2023年12月5日にはXでつくばマラソン2023での自己ベスト更新を報告し、「今シーズン、サブスリーします」と書いた。サブスリーはフルマラソンの3時間切りを指す。

2025年1月の第101回箱根駅伝では、レース前に電話で楽しんで走るよう助言を受け、残り3km付近では父が手作りのタオルを掲げて応援した。吉田は「うれしかった。元気が出た」と喜んだ。

11月1日の区間新にも、SNSなどでは「ケツメイシの息子くんが区間新出した!蔵之介君強くなったなぁ」「嬉し泣き」「ついに吉田選手のお父さんと呼ばれる日が来た」といった声が上がった。

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埼玉栄高等学校から國學院大へ、箱根は2度出走

吉田は埼玉栄高等学校の出身。在学中に全国高校駅伝を2度走り、いずれも区間1桁の成績を残して國學院大學へ進んだ。大学1年時の報道では身長182cmと紹介されている。

箱根駅伝は1年時の第100回で9区を走り、1時間10分1秒の区間7位。2年時の第101回は10区で1時間9分25秒の区間3位に入った。早稲田大学と同タイムでタスキを受けたこのレースでは、17km過ぎに前へ出て差を広げ、3位でゴールしている。

「来年はうれしい冬の思い出に」。ゴール後にそう話した吉田だったが、何度も故障に苦しみ、3年時は3大駅伝に出走できなかった。前回の箱根駅伝も、当日の変更で走れなかった。

それから迎えた4年生の秋、全日本の初舞台で区間記録を書き換えた。

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卒業後の進路は公表を確認できず

卒業後の進路については、本人や大学、実業団チームからの公表を確認できていない。

次の大きな舞台は、メンバーに入れば学生最後の箱根となる2027年1月の第103回箱根駅伝。前回走れなかった副将が、全日本で見せた攻めの走りをどの区間で出すのか。

[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]

寄稿者

飯田タツヤ
時事ニュースを中心に、社会の動きから芸能・スポーツの話題まで幅広く書いているWebライターの飯田です。ライター歴は6年。心がけているのは、発表や報道で確認できたことと、まだ分かっていないことを分けて書くこと。「何が起きて、暮らしにどう関わるのか」を最初に整理しています。休日はラジオを流しながらの散歩とサウナ。

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