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ぬりぼうとは何者か 元吉本芸人からYouTube「ぬりぼう&さわきん」、BreakingDownの戦績、会社設立と歌手デビュー、現在の活動までの経歴

ぬりぼうとは何者か 元吉本芸人からYouTube「ぬりぼう&さわきん」、BreakingDownの戦績、会社設立と歌手デビュー、現在の活動までの経歴

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

ぬりぼうは、吉本興業の芸人を4年間務めたあとユーチューバーに転じた34歳だ。朝倉未来が手がける1分間の格闘技イベント「BreakingDown」でオーディションの一言から人気が出て、2023年からの5試合で2勝3敗を残した。2023年には株式会社Mr.STICKを立ち上げて代表になり、2024年には歌手としてもデビューしている。11月5日に元「あいのり」のでっぱりんが交際を報告し、名前が広く検索されている。

ぬりぼうのプロフィール

関連記事:でっぱりん、インスタで「ぬりぼうと正式に付き合いました」 お相手は元芸人で現在はユーチューバー

公表されている情報から、基本的なプロフィールを表にまとめた。

項目内容
名前ぬりぼう
生年月日1991年12月24日、34歳
出身東京都
経歴元吉本興業の芸人、NSC東京16期
活動ユーチューバー、歌手、会社代表
YouTubeぬりぼう&さわきんチャンネル
会社株式会社Mr.STICK
格闘技BreakingDown、5戦2勝3敗
リングネームBDを彩る太陽

格闘技は、朝倉未来・海の兄弟が所属するジム、トライフォース赤坂に入門して練習を積んだ。BreakingDownのオーディションをきっかけに、朝倉未来の事務所「MA PROMOTIONS」にインフルエンサー・タレントとして所属した。

吉本の芸人時代

出発点はお笑いだった。2010年に吉本興業の養成所「NSC」の東京校へ16期生として入り、卒業後は吉本興業所属の芸人として4年間舞台に立ったと、本人が代表を務める会社の発表で紹介されている。

ただ、芸人としては芽が出なかった。若手のライブはチケットを自分で売る仕組みで、原宿の竹下通りで通行人に声をかけても買ってもらえない。顔を近づけられて「買わねえよ!」と返されたり、目の前でチケットを地面にたたきつけられたりしたこともあったと、2023年6月に公開されたインタビューで明かしている。ウーバーイーツのアルバイトをしていた頃は、1日の収入が800円ということもあったと振り返っている。

同じインタビューでは「芸人時代の自分に言いたいですよ。頑張ってれば報われるぞって」と語っている。

YouTube「ぬりぼう&さわきん」

芸人を離れたあとの活動の場はYouTubeだった。2018年にチャンネル「ぬりぼう&さわきんチャンネル」を開設し、街で歌いながら声をかける「歌ナンパ」や、英語で話しかける「英語ナンパ」の動画で見られるようになる。チャンネル登録者は、11月6日時点で13万人だ。

だが、本人の話では、転身してすぐに道が開けたわけではない。BreakingDownに応募する前の時期について、ユーチューバーとしてもうまくいかず、行き詰まっていたと語っている。

歌のうまさは、動画の外でも知られるようになった。2023年3月2日に放送されたABEMAの恋愛バラエティー「ヒロミ・指原の恋のお世話始めました」に出演し、清水翔太の「花束のかわりにメロディーを」を歌うと、MCの指原莉乃が「うまい」と反応した。のちの歌手デビューにつながる持ち味だ。

BreakingDownで名前が広がる

応募は締め切り当日だった

行き詰まっていた時期に目に入ったのが、BreakingDownの参加者募集の告知だった。気づいた日がちょうど締め切りで、応募は書面ではなく動画。キックボクシングは1年ほど続けていたものの、本格的なスパーリングの経験はなかった。急いでシャドーボクシングと自己PRを撮って送ったといい、本人は「藁にもすがる思いだった」と語る。狙いは試合に出ることより、オーディションで「バズる」ことだった。

オーディションの一言で最速の「ひな壇」入り

2022年に撮影されたBreakingDown7のオーディションで、ぬりぼうは強気な態度を見せながら、試合には出たくないとおびえるキャラクターで笑いを取った。そこで出たのが「昇った太陽、2度と沈まなくなりますよ」という決めぜりふだ。本人は、太陽が沈んだまま昇らない、つまりBreakingDownに暗黒をもたらすという意味で言ったつもりだったが、「なんか逆の意味になっちゃってました」と明かしている。

瓜田純士から「お前ひな壇クオリティだよ。座っちゃえよ」と声がかかり、オーディション参加者として最も早くひな壇の席についた。その後のごうけつとのスパーリングでは、逃げ回った末に転んで頭を打ち、「救急車呼んでください」と口にした。こうした姿が朝倉未来の目にとまり、事務所への所属が決まる。

5試合の戦績

BreakingDown(以下BD)では、2024年6月までに次の5試合を戦った。

大会日付、相手、結果
BD72023年2月19日、本多スイミングスクール、判定勝ち
BD7.52023年3月31日、松葉大輝、判定負け
BD82023年5月21日、清水良太郎、KO勝ち
BD92023年8月26日、城田純、延長判定負け
BD12.52024年6月28日、ダモ好き、判定負け

デビュー戦は2023年2月19日、千葉・幕張メッセでのBD7の第1試合だった。相手は現役芸人の本多スイミングスクールで、朝倉からは試合前に「負けたら解約」と告げられていた。ヒザ蹴りで押し返して判定3-0で勝つと、声をあげて泣いた。解説席の朝倉は「ぬりぼう思ったより強かった。ヒザが良かったですね」と評する一方、練習不足には、あきれ顔も見せた。

1か月余りあとのBD7.5では、起業家を目指す人たちのYouTube番組「Nontitle」で共演した松葉大輝と対戦した。開始直後の飛び蹴りから攻め続けて優位に進めたものの、終了間際にストレートを受けてダウンし、判定0-3で初黒星。リング上で自ら土下座した。ジャッジを務めた元格闘家の大沢ケンジは「すごく気持ちが見えた」と評している。

BD8の清水良太郎戦は、1分間で3度のダウンが飛び交う打ち合いになった。最後は右のカウンターで倒してKO勝ち。試合後には「KOってこんな気持ちいいんですか」と話し、5月に入ってから1回しか練習できなかったという裏話も打ち明けた。トライフォース赤坂では朝倉に誘われてプロ選手の練習にも加わり、スパーリングで打ちのめされては、トイレで泣いていたという。

BD9では、俳優・城田優の兄の城田純と東京・アリーナ立川立飛で対戦した。右ハイキックでダウンを奪われ、右フックで奪い返す打ち合いでも決着がつかず、延長の判定1-4で敗れる。BD12.5では約10か月ぶりの試合に臨み、ダモ好きに判定0-3で敗れた。

2023年12月7日の「Breaking Down Award 2023」では、オーディションでの「昇った太陽2度と沈まなくなりますよ」がBEST PHRASE賞に選ばれた。「選ばれると思っていなかったので、もう光栄ですね」と喜び、壇上では「ごうけつさん、今から7キロ落とせます?」の方が候補になると思っていたと話して会場を笑わせた。1年を問われると、街で声をかけられることが増えたとして「全てが変わって光栄です」と答えている。

会社の代表と歌手デビュー

Nontitleから生まれたMr.STICK

格闘技と並行して、ビジネスの場にも出た。朝倉未来とヒカルが出演する企業リアリティーショー「Nontitle Season2」に朝倉の推薦で出演し、プレゼンも成功させた。これをきっかけに、2023年6月に株式会社Mr.STICKを東京都中央区で立ち上げている。

会社が掲げるコンセプトは「立ち上がれ漢!」。男性向けに、機能性ボクサーパンツと活力サプリメント「STANDBOOSTER」を販売する。2023年8月26日のBD9では、ぬりぼう自身が出場する大会に同社がシルバースポンサーとして名を連ねた。大会前の協賛発表に寄せたメッセージでは「社長ぬりぼうもよろしくお願いします!」と呼びかけている。選手と協賛企業の社長を同じ大会で兼ねたことになる。

幼い頃からの夢だった歌手へ

2024年4月、会社は歌手デビューを発表した。島谷ひとみが代表を務めるアーティストオフィス、株式会社Eye-Landとの業務提携によるプロジェクトだ。本人は「幼い頃から歌う事が大好きで、歌手になるという事は幼い頃からの夢でした」とコメントし、音楽で人に勇気や希望を届けたいと抱負を語った。デビューまでの様子は、Mr.STICKの公式YouTubeチャンネルで公開するとしていた。

同年6月21日には、1stデジタルシングル「もう一度あなたに会いたい」を7月8日に全世界で配信すると発表。名義は「NURIBOU」で、アーティストのシンギーがサウンドプロデュースと作詞・作曲を手がけたバラードだ。

「ブレイキングダウンでグローブ握って、アーティストでマイク握って皆様に感動と勇気を与えれるよう頑張ります!」

デビューにあたって、ぬりぼうはそうコメントを寄せた。発表では、大型フェスへの出演と11月のワンマンライブも予定に挙げていた。

現在の活動

これまでに公表された肩書きを並べると、ユーチューバー、BreakingDownの出場経験者、Mr.STICKの代表、そして歌手だ。会社は2025年1月25日のBD14.5でもシルバースポンサーにつき、「全力でブレイキングダウンを応援したいと思います!」とメッセージを寄せている。

発信の場は、YouTubeの「ぬりぼう&さわきんチャンネル」と、Mr.STICKの公式チャンネルでもある「ぬりぼう 〜Mr.STICK〜」(登録者は11月6日時点で1.31万人)、インスタグラムが中心だ。2023年の授賞式後には、次の1年の目標を「やっぱりぬりぼうオモロいよな」と思ってもらえるよう食らいついていくことだと語り、夢をかなえる秘訣には「1歩踏み出す勇気」を挙げた。

ぬりぼうの経歴年表

年出来事
2010年NSC東京16期生、卒業後は芸人4年
2018年YouTubeチャンネルを開設
2022年BD7オーディション、朝倉未来の事務所へ
2023年BD7で初勝利、BD8でKO勝ち、Mr.STICK設立、BEST PHRASE賞
2024年歌手デビュー発表、1stシングル配信、BD12.5出場
2025年Mr.STICKがBD14.5協賛
2026年11月、交際を報告

芸人として4年、ユーチューバーとして8年。竹下通りでチケットを売り歩いた元芸人は、締め切り当日の応募動画をきっかけに、格闘技、会社経営、歌へと活動の場を広げてきた。

[文/構成 by ライター ミヅキ]

寄稿者

ミヅキ
Xで今どんな話題が盛り上がっているかを追いかけるのが日課のWebライター、ミヅキです。SNS発のニュースやネットの反応、思わぬ形でバズった出来事を中心に担当しています。紹介する投稿は本人や公式のものかを確かめてから扱い、反応を大げさに盛らないのが自分ルール。トレンド欄を眺めながら飲むカフェラテが一日の始まりです。

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