『高校生家族』香取慎吾らが青稜高等学校の全校集会に登場 映画は2027年1月8日公開

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
映画『高校生家族』の全校集会イベントが11月5日、東京都品川区の青稜高等学校で開かれ、主演の香取慎吾(49)、仲里依紗、齋藤潤、永尾柚乃が体育館に集まった中高生約300人の前に登場した。キャスト陣は生徒から事前に寄せられた悩みに答え、香取は「失敗は大切なこと」と励ました。映画は2027年1月8日に全国公開される。
青稜中学校・高等学校の体育館に家谷家の4人
イベントの名前は「全校集会イベント」。会場は青稜中学校・高等学校の体育館で、同校に通う中学生と高校生が集まった。参加した生徒の数は約300人とする報道が多く、約350人と伝えた報道もある。
登壇したのは、劇中の家谷(いえたに)家を演じる4人だった。父・一郎役の香取、母・静香役の仲、息子の光太郎役の齋藤、娘の春香役の永尾。キャスト陣は生徒たちの間を通ってステージへ向かい、手を振りながら歩いたという。
壇上に立った香取は「この星にやってきた」と名乗る自己紹介で会場を沸かせ、公開が近いことに触れて、映画が盛り上がるかどうかは生徒たちにかかっていると呼びかけた。生徒たちの様子には、パワーに満ちあふれていていいと声をかけている。
最後のフォトセッションには、家谷家の飼い猫・ゴメス役を務めた猫の大福も加わった。香取の掛け声に合わせ、全員で「青春」「最高」とコールを交わしてイベントを締めくくった。
「総理大臣から高校生」香取慎吾の驚き
香取が演じる家谷一郎は、高校生活に憧れ続けてきた父親だ。息子の光太郎が高校に入るのに合わせ、自分も高校生になる。香取は前日の11月4日に放送されたフジテレビ系のドラマ「ポリティカルパン」に、内閣総理大臣役でサプライズ出演したばかりだった。
そのため高校生役について聞かれると、「まさか高校生を演じる時がくるとは」と驚き、「総理大臣から高校生」と役の振り幅を口にした。驚きながらも、うれしいと笑顔で付け加えている。
ほかの3人も、それぞれの立場から高校生役を語った。高校生のころから芸能の仕事をしていた仲は、撮影を通じて高校生活の楽しさを思い返したといい、生徒たちに学校生活を楽しんでほしいと伝えた。
齋藤は2026年3月まで高校生だった。撮影でいろいろな制服を着られたのがうれしかったと話し、青稜の生徒の制服もすてきだとほめている。すると香取は、息子役の齋藤を指して「うちの息子」はかっこいいだろうと自慢した。
永尾は現在小学4年生。高校に通ったことはないため、撮影で高校生がどんなものかを知り、青春を感じたという。小学校では家庭科クラブに入っていると明かした永尾を、香取は娘役として「天才」と持ち上げた。
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撮影中に青春を感じた瞬間を問われると、香取はクラスメート役の若い俳優たちが、以前の作品で一緒だった仲間とハイタッチをしながら再会を喜んでいた様子を挙げ、若いっていいなと感じたと語った。齋藤も、何度も共演した顔ぶれがクラスメートだったので撮影現場はにぎやかだったと明かしている。仲は、みんなで一緒に下校するシーンを挙げた。仕事をしていた高校時代は、友達と一緒に帰る経験があまりなかったからだという。
生徒の相談に答えたキャスト陣
イベントの後半は、生徒から事前に集めた質問や相談に、キャスト陣が答えるコーナーだった。
人前で緊張してしまう悩みへの答え
最初の相談は、部活で人前に立つと緊張して失敗してしまう、というものだった。永尾は「言霊」を挙げ、自分は緊張していない、楽しいと思えば楽しめると答えている。齋藤もこれにうなずいた。
香取の答えはこうだった。緊張することは悪いことではなく、自分もたくさん緊張してきた。成功よりも失敗のほうが自分の中に残るので、「失敗は大切なこと」だと話し、たくさん緊張して、前を向き、上を向いて頑張ってほしいとエールを送った。
気になる子への話しかけ方と台本の覚え方
気になる子に話しかける方法を尋ねる恋愛相談には、齋藤が手紙を書くことを勧めた。これに香取が、話しかけたいだけなのに重いとツッコミを入れ、会場から笑いが起きた。仲は、天気や気温のような誰とでも話せる話題から入る方法を勧めている。
暗記が苦手だという相談では、4人がそれぞれの台本の覚え方を明かした。永尾は寝る前に台本を読み、起きてからもう一度読む。齋藤は料理や洗い物をしながら声に出して覚えるといい、仲はお風呂の時間に、スマートフォンに保存した台本の画面を見て覚えている。
香取の方法は、撮影当日にぎりぎりまで粘って覚えることだった。どうしてできるのかと聞かれることもあるが、「できなかったらここにいない」と言い切った。
定年を迎える先生への贈り物
好きな先生が来年定年退職するので、感謝を伝える方法を知りたい、という相談もあった。香取は、その先生が歌を好きだと生徒から聞き出すと、歌を作ってプレゼントすることを提案した。相談した生徒がピアノを弾けると分かると、歌詞も自分で考えればいいと後押しし、生徒は「作ります」と応えている。
結びのあいさつで、香取は作品を笑顔になれる映画だと紹介した。考えさせられるような要素や伏線の回収はなく、「ただ笑える映画」だと強調し、家族や友達と一緒に映画館へ来てほしいと呼びかけた。
1938年創立、品川区二葉の青稜中学校・高等学校
会場となった青稜中学校・高等学校は、東京都品川区二葉1丁目にある私立の中学校・高等学校だ。最寄りは東急大井町線の下神明駅で、駅から徒歩1分。JR京浜東北線とりんかい線の大井町駅からも歩いて7分ほどで着く。
始まりは1938年(昭和13年)にさかのぼる。創立者の青田瀧藏が、女子の商業教育を充実させようと、現在の品川区二葉町に青蘭商業女学校を開いた。戦後の学制改革で青蘭学院中学校・高等学校となり、1995年(平成7年)に今の青稜中学校・青稜高等学校へ校名を改めている。
共学化もこの時期に進んだ。1995年に中学校が男女共学となり、1997年(平成9年)には高等学校の特別進学コースも男女共学になった。商業科の募集を1994年(平成6年)に止め、普通科だけの学校へ移った経緯もある。
2026年は創立から88年にあたる。学校が定める創立記念日は11月17日で、イベントの12日後に控える。校長の青田泰明は公式サイトのあいさつで、時代に合わせて変わり続けてきた学校の歩みを紹介し、建学の精神「社会に貢献できる人間の育成」を掲げている。イベントの終盤には、齋藤が校内で目にした相田みつをの言葉に触れ、生徒たちに今できることへ向かって動いてほしいと語った。
原作は「週刊少年ジャンプ」の同名漫画
原作は、仲間りょうが2020年から2023年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載した同名の漫画だ。家族全員が同じ高校の同じクラスに通うことになった家谷家の学園生活を描くコメディーで、単行本は集英社のジャンプコミックスから出ている。
監督はドラマ「おっさんずラブ」シリーズや映画『Gメン』を手がけた瑠東東一郎、脚本は劇団ヨーロッパ企画の上田誠が担当した。主題歌はゆずが書き下ろした「これも青春だ」。配給は東映が担う。
| 役名 | 演じる俳優 | 公式サイトの設定 |
|---|---|---|
| 父・家谷一郎(45) | 香取慎吾 | 1年3組、 |
| 母・家谷静香(42) | 仲里依紗 | 1年3組、 |
| 兄・家谷光太郎(15) | 齋藤潤 | 1年3組、 |
| 妹・家谷春香(8) | 永尾柚乃 | 1年3組、 |
| ペット・家谷ゴメス | 大福 | 1年3組、 |
家谷家の5人のほかにも、水沢林太郎、影山優佳、木村柾哉(INI)、本田望結、竹中直人、安達祐実、柳沢慎吾、尾上松也、井ノ原快彦らが出演する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原作 | 仲間りょう『高校生家族』 |
| 監督 | 瑠東東一郎 |
| 脚本 | 上田誠 |
| 主題歌 | ゆず「これも青春だ」 |
| 配給 | 東映 |
| 公開日 | 2027年1月8日 |
公式サイトのキャストコメントで、香取は一郎の「父さん中卒でな」というせりふに触れ、自身も中卒で、仕事ばかりしてきたので高校生への憧れがずっとあったと明かしている。だから一郎の気持ちが本当によく分かるという。
映画『高校生家族』は2027年1月8日(金)に全国で公開される。年明けの公開に向け、香取は青稜の生徒たちに「みんなの力が必要」だと協力を求めた。体育館で相談に答えた4人の家族が、今度はスクリーンで同じクラスの高校生として並ぶ。
[文/構成 by Webライター 和泉ユウスケ]














































































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