龍聖、ロドリゴ・ボガドとの初防衛戦へ計量パス GOATはテレ東で25日16時から生中継

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
キックボクサーの龍聖(25)が、10月25日の『キックボクシングフェス.3 GOAT』でISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級王座の初防衛戦に臨む。24日の前日計量では58.95キロでパスし、挑戦者のロドリゴ・ボガド(26=アルゼンチン)も58.25キロでクリアした。大会は東京・テレビ東京天王洲スタジオで行われ、テレビ東京系全国6局ネットが25日午後4時から5時15分まで生中継する。キックボクシングの全国地上波生中継は16年ぶりとなる。
前日計量は16選手全員が一発クリア
前日計量は10月24日の正午から都内で行われた。全8試合に出る16選手が、全員一回目でパスしている。
メインの第5試合は、ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59.0キロ以下)のタイトルマッチだ。王者の龍聖は58.95キロ、挑戦者のボガドは58.25キロだった。リミットまで50グラムという、ぎりぎりの仕上がりで龍聖は計量台を降りた。
試合は3分3ラウンドで、決着がつかなければ延長1ラウンドを行う。ISKAの世界タイトルマッチはラウンドごとに優劣をつけるラウンドマスト方式で、相手をつかむ行為や引っかける行為は禁止されている。KOで勝てば100万円のボーナスが出る。
計量後のフェイスオフでは、ボガドが龍聖に挑みかかるような視線を向けた。
「キングとしてふさわしい試合をしたい」
会見で龍聖は、地上波の生中継に強い思いを語った。
「明日は16年ぶりにこのキックボクシングが地上波で生中継で帰ってくるっていうことで、そこのメインが僕に任された、このキックボクシングの未来が本当に僕にかかってるって言っても過言ではないと思うんで、明日ふさわしい試合を、キングとしてふさわしい試合をしたいと思います」
勝ち方を聞かれると、テレビを意識した戦い方を準備してきたと明かした。回転技はできないとしたうえで、いつもより前に出て打ち合い、格闘技を知らない人にも伝わる試合にするという。積極的に攻めて、どこかで必ず倒したいと話している。
生中継の意味についても言葉を重ねた。格闘技やキックボクシングにはマイナスの印象が多いとし、「正しい格闘技のあり方に戻したい」と口にした。この試合を、その一歩にしたい考えだ。
一方のボガドは、日本での試合が初めてになる。「あすは世界のレベルを見せる」と強気に話すと、龍聖は「そのまま、その言葉を返したい」と応じた。ボガドは自身の持ち味をタフさと攻撃性だと説明した。龍聖はこれまでアルゼンチンの選手2人に勝っている。ボガドはその2人を友人とも言える存在だとし、「アルゼンチン人にいつも勝てると思わないでほしい」とリベンジを誓った。
生中継は午後4時から、龍聖戦は第5試合
GOATの大会は午後2時開場、午後3時開始の予定で、全8試合が組まれている。チケットは前売りで完売した。
テレビ東京系の生中継は、午後4時から5時15分までの75分間だ。放送するのはISKA世界タイトル3試合で、第3試合の笠原友希対ソヘイユ・ドリディ(世界スーパーライト級王座決定戦)、第4試合のヴァンゲリス・ジョルジス対南原健太(世界ライトクルーザー級タイトルマッチ)、そして第5試合の龍聖対ボガドとなる。龍聖の試合が何時に始まるかは発表されていない。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | キックボクシングフェス.3 GOAT |
| 日時 | 10月25日(日)午後2時開場・午後3時開始(予定) |
| 会場 | テレビ東京天王洲スタジオ |
| 放送 | テレビ東京系全国6局ネット 午後4時〜5時15分 生中継 |
| 龍聖の試合 | 第5試合(開始時刻は未発表) |
放送するのはテレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ北海道、テレビせとうち、TVQ九州放送の6局だ。実況は矢野武、市川勝也、中元翔一の3人で、解説を武尊と中村拓己が務め、竹内櫻がゲストで出演する。
26戦24勝、KNOCK OUTの二冠も持つ王者
龍聖は2001年4月11日生まれ、神奈川県相模原市出身。所属はBRAID/TEAM SUERTEだ。大会公式サイトによると、戦績は26戦24勝2敗となっている。
2019年4月にプロデビューし、2021年10月にKNOCK OUT-BLACKフェザー級の初代王者になった。RIZINや巌流島のリングでも勝ち、2023年3月には現役のラジャダムナン王者だったペットセーンセーブから延長戦でダウンを奪って勝利している。
デビューからの無敗記録は17まで伸びたが、2024年6月に久井大夢に判定で敗れて途切れた。それでも同じ年の12月には、今回守るISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級王座を手にした。2025年3月のONE日本大会ではスリヤンレックに完勝している。
2025年6月の久井との再戦は、延長戦の末の判定負けだった。そこから再び白星を重ねる。10月の第1回GOATではロムイーサンに大差の判定勝ち、12月には玖村修平を右ハイキックでKOした。2026年は4月の沖縄大会でアレン・クラークをKOし、6月に小森玲哉をKOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座を獲得。9月にはゲーオガンワーンを破ってKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座も手にし、二冠王となった。ISKAのベルトと合わせ、現在は3本のベルトを持っている。
挑戦者のボガドは2000年3月14日生まれ。アルゼンチンのDemonios Teamに所属し、戦績は12戦9勝(4KO)3敗だ。ISKAムエタイルールのアルゼンチン・スーパーフェザー級王者でもある。
GOATは地上波で見せる「キックのフェス」
GOATは、キックボクシングのフェスをうたう大会だ。団体の垣根を越えたカードを組み、地上波テレビで放送することを掲げている。主催はGOAT実行委員会。
第1回は2025年10月30日、第2回は2026年5月28日に後楽園ホールで開かれ、いずれもテレビ東京系で放送された。龍聖は第1回大会にも出場し、勝利している。今回は第3回で、初めて生中継で放送される。
9月の会見で龍聖は、「普通に防衛したところで誰も見てくれないし、誰も覚えてくれない」とも話していた。16年ぶりの地上波生中継で、勝ち方まで問われる初防衛戦になる。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]









































































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