ロートベット、ドジャースへ1年で3度目の加入 メッツとのトレードで捕手を緊急補強

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ドジャースは3日(日本時間4日)、メッツとのトレードで捕手ベン・ロートベット(28)を獲得したと発表した。放出したのは右腕チェイス・マクダーモット。正捕手ウィル・スミスが首の負傷で離脱中の上、先発を任されていたダルトン・ラッシングも右肘の違和感で故障者リスト入りし、捕手陣は緊急事態に陥っていた。ロートベットのドジャース入りは、昨年7月のトレード、今年2月のウェーバー獲得に続いて1年で3度目となる。
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捕手2人が同時離脱、トレード期限に緊急補強
ドジャースは8月3日(日本時間4日)、メッツとの間でロートベットの獲得を発表した。トレード期限の直前での成立だった。見返りとして送ったのは、7月31日にドジャースから戦力外指定されたばかりの右腕チェイス・マクダーモットだ。
背景には、正捕手陣を襲った故障の連鎖があった。スミスは首の椎間板炎症で6月から離脱が続き、8月3日時点でも復帰までなお数週間を要する状態だった。スミスに代わって先発マスクを被っていたラッシングも、2日のレッドソックス戦前の練習中に右肘の違和感を訴え、炎症により10日間の故障者リストに登録されている。
ブランドン・ゴメスGMはMLB公式サイトの取材に「ウィルとラッシング、両方が不在になっても対応できると感じられることが最も重要だった」と説明した。デーブ・ロバーツ監督も「今回は単発の事故ではない」と述べ、ダルトンには過去にも同じような症状があったことを明かしている。2人同時の離脱という異例の事態に、即戦力の捕手が急務となった。ドジャースの投手陣を熟知するロートベットへ、白羽の矢が立つ。
1年で3度目、”出戻り”に至った異例の経緯
ロートベットのドジャース加入は、今回が初めてではない。1年の間に3度も同じ球団を出入りする、極めて異例のケースだ。
最初の加入は昨年7月31日。タンパベイ・レイズ、シンシナティ・レッズを交えた3球団トレードで、ドジャースはロートベットのほか右腕ポール・ガーベイス、左腕アダム・サーウィノフスキーを獲得し、見返りに捕手ハンター・フェドゥーシアをレイズへ送っている。レイズでは26試合で打率.095と苦しんでいたが、移籍後は9月にスミスが右手のけがで離脱すると緊急昇格を果たし、シーズン終盤の18試合に出場して打率.224を残した。
シーズン終了後、ドジャースは若手優先の編成方針からロートベットを一度手放す判断を下す。125万ドルで契約更新した直後にウェーバーにかけたところ、11月12日にレッズが獲得した。ところがレッズも2月にウェーバーへ出し、今年2月3日にドジャースが再獲得する巡り合わせとなった。
ただし今度はドジャース側がわずか3日後の2月6日に再びDFA(戦力外指定)とし、リリーフ投手エバン・フィリップスとの再契約に伴う人員整理に充てている。この2度目の放出でメッツが2月15日にウェーバー獲得し、ロートベットは今季をメッツ傘下3Aシラキュースで過ごした。
そして8月3日、3度目のドジャース加入が決まった。3Aでは48試合に出場し、打率.235、6本塁打、26打点という成績を残している。
故障相次いだ昨秋、守備の要としてチームを支える
ロートベットが最初にドジャースへ加わった昨シーズン終盤、チームは故障者に悩まされていた。スミスが右手のけがで戦列を離れると、ロートベットは9月に緊急昇格し、先発捕手として投手陣を支えた。
ポストシーズンでも出番は続く。地区シリーズ進出をかけたワイルドカードシリーズでは2試合とも先発マスクを被り、18イニングを守り抜いてレッズをスイープした。フィリーズとの地区シリーズでも第1戦、第2戦に先発し、7打数3安打の打率.429という結果を残している。その後のリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズはロースター入りにとどまり出場はなかったが、ドジャースはブルージェイズとの第7戦を延長11回の末に制し、ワールドシリーズを連覇した。1998〜2000年のヤンキース3連覇以来、25年ぶりの出来事だった。
守備面での評判は高い。投手との呼吸を合わせる能力に定評があり、山本由伸や大谷翔平ら主力投手陣とも良好な関係を築いていたと伝えられている。打撃面では非力さが課題として残るものの、女房役としての信頼は厚い。
放出したマクダーモット、投手陣にも痛手
今回のトレードでドジャースが手放したマクダーモットは、元々オリオールズ傘下の有望株だった。2024年はマイナーで100イニングを投げ、自責点3.78という成績を残している。
ドジャース加入後の今季は防御率4.10。奪三振率36.4%と高い一方、与四球率も16.9%に達し、制球面の課題が伸び悩みの理由となった。
7月31日に一度戦力外となっていたマクダーモットにとって、今回のトレードは新天地での再起の機会でもある。ドジャースにとっては、故障が相次ぐ捕手陣を優先した人員整理という側面が強い。
焦点はスミスとラッシングの復帰時期
ドジャースにとって当面の焦点は、スミスとラッシングという正副捕手の回復状況だ。スミスは8月3日時点でなお数週間の離脱が見込まれており、ペナントレース終盤にどこまで間に合うかが焦点となる。
ラッシングも10日間の故障者リストからの復帰を目指す。ロバーツ監督が「以前にも同じような症状があった」と明かした通り、再発のリスクは拭えない。
2人がそろって離脱する事態が現実になった以上、ロートベットが担う役割は大きい。過去2度の在籍で投手陣との信頼関係を築いてきただけに、即戦力としての活躍が期待される。1年で3度目という異例の加入劇は、ドジャースの終盤戦を占う試金石になる。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]


































































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