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佐々木朗希、ドジャースが後半戦の開幕投手に指名 先発はいつか、18日の敵地ヤンキース戦

佐々木朗希、ドジャースが後半戦の開幕投手に指名 先発はいつか、18日の敵地ヤンキース戦

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ドジャースが、後半戦初戦となる17日開幕(日本時間18日)のヤンキースとの敵地3連戦で、先発マウンドを佐々木朗希(24)に託すと発表した。相手はトミー・ジョン手術から復帰したばかりのエース格ゲリット・コール(35)。前半戦は3勝5敗、防御率5.33に苦しんだ右腕が、名門対決の大役を任される。

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佐々木が初戦、シーハン2戦目、山本は3戦目で今季10勝目狙う

ドジャースは、ヤンキー・スタジアムでの3連戦(現地17〜19日、日本時間18〜20日)の先発投手を発表した。初戦は佐々木、2戦目はエメット・シーハン、3戦目は山本由伸(27)が務める。山本にとっては今季10勝目がかかる登板だ。

大谷翔平(32)の名前は、いずれの試合の予告先発にも入らなかった。左膝の炎症治療を優先し、指名打者に専念する見通しだ。デーブ・ロバーツ監督は、大谷が指名打者としてラインアップに入ると説明する一方、投手としての起用時期は明言していない。

佐々木の対戦相手となるコールは2023年サイ・ヤング賞右腕。日本時間18日午前8時5分に始まる初戦は、両先発の実力からも注目度の高い一戦になる。ヤンキー・スタジアムは右翼のフェンスが近く、本塁打が出やすい球場として知られる。今季は与四球や被本塁打による失点が目立った佐々木にとって、制球力が問われる相性の難しい舞台でもある。

なぜ佐々木が抜擢されたのか、前半戦最後は粘りのQS

球団が佐々木を初戦に指名した理由は、先発投手陣の中で登板間隔が最も空いていたためだ。オールスター期間中の休養を挟んだローテーションを踏まえた、順当な人選といえる。ドジャースは開幕ローテーション入りしていたブレイク・スネルとタイラー・グラスノーが負傷者リスト入り中で、8月の復帰を目指している。手薄な先発陣の中で、佐々木・山本・シーハンの3人が後半戦の入り口を任された。

佐々木は前半戦最後の登板となった現地7月8日(日本時間9日)のロッキーズ戦で、6回78球、4安打3失点、5奪三振1四球のクオリティースタートを記録した。チームは4-3で競り勝ったが、佐々木自身に勝敗はつかなかった。

前半戦は16試合に先発し、3勝5敗、防御率5.33、81回で80奪三振、WHIP1.36という成績に終わった。数字だけを見れば厳しいシーズンだが、6月5日(同6日)のエンゼルス戦では7回2安打無失点、自己最多10奪三振、自己最速となる100.6マイル(約162キロ)を記録し、メジャー移籍後で最も充実した内容を見せている。

佐々木は2022年4月10日、千葉ロッテマリーンズ時代にオリックス戦で完全試合を達成し、”令和の怪物”と呼ばれた右腕だ。2025年にポスティングシステムでドジャース入りし、今季は2年目のメジャーシーズンとなる。移籍後は制球に苦しむ場面もあったが、160キロ台の直球とフォークを武器に、山本由伸らと並ぶ先発ローテーションの一角に定着している。

「満足いくものは一つもない」それでも見えた手応え

防御率5.33という数字について、佐々木自身は現地でこう振り返った。「数字で見たら満足いくものは一つもない」。厳しい前半戦を率直に総括する一方、こう続けた。「開幕から先発ローテーションの穴を空けずに投げ続けている。直球の球速が途中から安定している。そこはいいのかなと思う」。

ロッキーズ戦の四回、走者を背負った場面ではフォークを丁寧に低めへ集め、直球は高めを意識して2者連続で三振に仕留めた。二回に許した2本の被弾は「どちらも失投」と認め、3点のリードを守り切れなかった点を反省点に挙げている。

コールは2025年3月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨シーズンは1試合も登板できなかった。5月22日(同23日)のレイズ戦で569日ぶりに復帰し、6回2安打無失点の快投で復帰登板を印象づけた実績がある。

ロバーツ監督が明かした”謝罪”、評価が一変した6月

6月5日(同6日)のエンゼルス戦後、ロバーツ監督は佐々木の起用や評価をめぐるこれまでの姿勢を自ら振り返った。「ルーキーに不公平だった」とし、「すぐに完璧に適応してくれると期待してしまった」と述べる。そのうえで「これが、私たちが日本の映像で見て、ぜひ獲得したいと思っていた選手だ」と、理想形にたどり着いた姿として評価した。ドジャース番記者のブレイク・ハリス氏も「野球界最高峰の投手の1人」と称賛している。前半戦を通じて安定感を欠いた時期もあったが、直球の球速上昇とフォークの精度が、後半戦の大役につながっている。

2024年のワールドシリーズと同じ顔合わせ、後半戦の行方占う一戦に

ドジャースとヤンキースは、2024年のワールドシリーズで対戦した間柄でもある。第1戦でフレディ・フリーマンがシリーズ史上初の逆転サヨナラ満塁本塁打を放って弾みをつけ、ドジャースが4勝1敗で世界一に輝いた。インターリーグの敵地カードとして組まれた今回の3連戦は、その顔合わせの再現として注目度が高い。

大谷が3連戦を欠く中、佐々木・シーハン・山本の3投手がどう投げるかがシリーズの行方を左右する。佐々木にとっては、前半戦の悔しさを晴らす舞台だ。3連戦を終えた後は、大谷の投手復帰が焦点となるフィリーズとの敵地3連戦(現地20〜22日、日本時間21〜23日)が控えている。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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