キオクシアHDのストップ安にX・掲示板で反応続々 特許侵害評決受け日経平均も急落

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7月17日、半導体大手のキオクシアホールディングスの株価が値幅制限の下限まで急落し、ストップ安となった。米国の特許侵害訴訟で子会社に約370億円の賠償評決が出たことが材料の一つだ。X(旧Twitter)や株式掲示板には驚きの投稿が相次ぎ、この日の日経平均株価も大きく値を下げた。
1万円安の5万2110円でストップ安
17日午前、東京株式市場でフラッシュメモリー大手のキオクシアホールディングスの株価が急落した。前日比1万円(16.10%)安の5万2110円まで下落し、値幅制限の下限に達した。6月22日に付けた上場来高値11万2700円から、すでに半値以下に沈む。
急落材料の一つが、米国での特許侵害訴訟だ。連結子会社のキオクシアと米Kioxia Americaが米衛星通信会社ビアサットから起こされていた訴訟で、テキサス州ウェーコの連邦地裁の陪審が16日(現地時間)、約2億2900万ドル(約370億円)の賠償を命じる評決を下した。ビアサットが起こした複数の特許訴訟の一つで、今回はキオクシア側の敗訴が決まった。
争点は消費電力抑制の特許、賠償は約370億円
争点となったのは、フラッシュメモリーの消費電力を抑え、信頼性や寿命を高める技術に関するビアサットの特許(米国特許第8,615,700号)だ。陪審は、キオクシアの製品がこの特許を侵害していると判断した。ビアサットは同様の訴訟をウエスタンデジタルにも起こしている。
キオクシアは東芝の半導体事業を源流とし、2024年12月に東証プライム市場に上場した。生成AI向けデータセンターの需要拡大を追い風に株価は上場来大きく上昇し、6月には時価総額が一時60兆円近くまで膨らんで東証プライム首位に立っていた。だが17日は一時30兆円を割り込み、順位も5位まで後退した。1カ月足らずで評価額の半分近くを失った計算になる。
キオクシア「到底容認できない」、控訴も視野
キオクシアHDは評決を受け、「Viasat社の主張及び陪審の判断は到底容認できるものではない」とコメントした。評決後の申し立てに加え、必要に応じて控訴するなど、取り得るあらゆる法的手段を講じる方針も示している。
評決後の申し立てや控訴審を経て、実際の賠償額が確定するまでにはなお時間がかかる見通しだ。
Xでも掲示板でも驚きの投稿が相次ぐ
急落を受け、Xでは驚きの投稿が広がった。投資関連アカウント「にこそく」は「半額です! 6月22日:高値112,700円 7月17日:安値52,110円」と投稿し、1700件を超える「いいね」を集めた。別の投資系アカウントも「キオクシア ストップ安で104億円売った人は今辞表を書いてるかもしれん」と投稿し、3700件を超える反応を集めている。
キオクシア株の掲示板にも、急落を巡る投稿が相次いだ。6月の急騰局面で新規に買った個人投資家からは、含み損を訴える書き込みが目立つ。
日経平均も週間最大の下げ幅に
17日の日経平均株価は、前日比2694.42円安の6万4141.12円で取引を終えた。日中には一時4130円を超える下げ幅を記録し、週間の下落幅も4416円と過去最大を更新している。前日の米半導体株安の流れを引き継ぎ、AI・半導体関連や金融株に幅広く売りが出たところに、キオクシアの急落が重なった。
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一方、キオクシアHDの時価総額28兆〜30兆円規模に対し、賠償額370億円自体は相対的に小さいとして、業績への影響は限定的だとみる向きもある。控訴審の行方とあわせ、株価の値動きは当面続きそうだ。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]































































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