MLBオールスター、村上宗隆が日本人内野手初の球宴出場 ア・リーグ完封勝利で大谷翔平は左膝欠場

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MLBオールスターゲームが現地時間7月14日、フィラデルフィアで開催された。ア・リーグがナ・リーグを4-0で完封し、13年ぶり10度目の無失点勝利となった。追加招集されたホワイトソックスの村上宗隆が、日本人内野手として初めて球宴のグラウンドに立つ。ファン投票最多票の大谷翔平は、左膝の炎症で欠場した。
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ア・リーグが4-0完封、13年ぶり10度目の無失点リレー
第96回オールスターゲームは、フィラデルフィア・フィリーズの本拠地シチズンズ・バンク・パークが舞台となった。ア・リーグは初回、二死満塁の好機をつくる。6番のコディ・ベリンジャー(31)が中前へ2点タイムリーを運び、続く7番ベン・ライスも適時打で加勢した。ヤンキースの2人が並んで先制し、序盤から主導権を握る。
その後もア・リーグの投手陣がナ・リーグ打線を封じ込める。11人の継投で3安打に抑え、奪三振は15を数えた。8回にはホワイトソックスのミゲル・バルガスがダメ押しのソロ本塁打を放つ。この完封決着は13年ぶりで、史上10度目となった。試合時間は2時間45分。4万3916人が見守ったスタンドを背に、アメリカン・リーグは2年ぶりの白星を手にした。
MVPには先制打のベリンジャーが選ばれた。1安打2打点の働きで、3度目の球宴で初の栄誉を手にする。試合直後のインタビューには2人の愛娘とともに現れ、「前の選手が良い仕事して塁に出てくれた。満塁でシンプルなアプローチをして思い切り振りました」と振り返った。無失点リレーを演じた投手陣については「圧巻でした」と称えた。
村上宗隆、追加招集で日本人内野手初の球宴出場
村上はファン投票でも選手間投票でもMLB推薦でも、当初の顔ぶれに名前がなかった。そこへ追加招集の連絡が届く。ホワイトソックス1年目の26歳が、球宴のメンバーへ滑り込んだ。
日本人野手が移籍1年目でオールスターに選ばれるのは、2001年のイチロー、2003年の松井秀喜、2008年の福留孝介に続いて4人目となる。ただ、この3人はいずれも外野手だった。内野を守る日本人選手が球宴入りするのは、村上が初めてだ。
村上は2025年オフ、2年3400万ドルでヤクルトからホワイトソックスへ移籍した。2022年にはセ・リーグで三冠王に輝き、日本球界を代表する左のスラッガーとして鳴らしてきた。メジャー1年目の前半戦は20本塁打、42打点。打率は2割3分台だった。オールスターに先立って行われた本塁打競争にも出場する。日本人選手の本塁打競争参加は、2021年の大谷翔平に次いで2人目となった。1次ラウンドは20スイングで9本を放つ。準決勝進出は、あと1本のところで逃している。
剛腕ミラーの160キロ超に空振り三振、球宴初打席
村上に出番が回ってきたのは、7回の守備からだった。7番・一塁で途中出場し、9回に先頭打者として初打席を迎える。相手はパドレスの守護神メイソン・ミラー。自己最速168キロを誇る27歳の右腕だ。この場面でも160キロを超える直球だけで攻めてきた。
初球は約161キロのフォーシームにバットが空を切る。2球目も捉えられず、高めに浮いた3球目は見送った。追い込まれてからの4球目、約163キロの剛速球に振り遅れ、空振り三振に倒れる。フルスイングで対抗した村上だったが、初安打はお預けとなった。
試合後、村上は初打席を前向きに受け止める。「楽しかった」と話し、160キロ超の直球との対戦を「この期間に、あの素晴らしい球を見られた」と収穫に挙げた。ドジャースの山本由伸も選出されていたが、登板間隔を考慮し、予告どおりマウンドには上がらなかった。
「痺れた」「さすがミラー」SNSに広がった反響
100マイルを超える直球に、臆せず振り抜いた新人スラッガー。この真っ向勝負に、SNSでは称賛が相次いだ。「痺れた」「見応えあった!」との投稿が並び、剛腕をたたえる「さすがミラー」の書き込みも目立つ。村上の全力スイングを「全力勝負よかったよ」と評価するファンも見られた。
三振という結果ながら、球宴の大舞台で見せた真っ向勝負は、村上のメジャー1年目を印象づける一打席となった。レッドカーペットには白のジャケットとダメージジーンズで登場し、本塁打競争から初の球宴まで、村上には濃密な数日が続いた。剛速球に届かなくても、この経験は後半戦へ向けた財産として残る。
大谷翔平は左膝の治療へ、後半戦へ立て直し
球宴の主役と目された大谷翔平(32)は、今回グラウンドに立てなかった。ドジャースは7月10日、左膝の炎症を理由に欠場を発表する。指名打者での先発が決まっていただけに、本人も「申し訳ない」とファンへの思いを口にした。
大谷は6月に行われた野手対象のファン1次投票で、初めて全体最多票を集めていた。6年連続6度目の選出になる。選ばれながら出場を辞退するのは、自身初めてだ。左膝の違和感は6月12日の試合で表面化し、その後も断続的に大谷を悩ませてきた。
球団は前半戦最終戦となる7月12日の後に、左膝の水を抜く治療を施す予定だ。大谷自身は前半戦最後の3連戦に指名打者として出場する見通しで、投打二刀流での巻き返しは後半戦へ持ち越された。今季もチームの主軸として打線を引っ張ってきただけに、王者ドジャースにとって大谷の復調は後半戦の浮沈を左右する。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]































































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